「まだあまり親密でない好きな人ともっと仲良くなりたい」「初対面のあの人に親しみを持ってもらうには?」などなど、誰しも好きな人には親しくなりたいもの。でもその方法がわからない! と悩んでいませんか? 当記事では、初対面の人が相手でも、親近感を抱いてもらいやすいコツを紹介します。好きな人に親しみを持ってもらうためのヒントとして活用してみてくださいね。
まず、人が誰かに親近感を抱くタイミングってどんな時なのかを考えてみましょう。これには、大きく分けると2つのポイントがあります。
まずは「共通点」。人は自分と似ていると感じる相手に対して好意を抱きやすいので、共通点があるというだけでぐっと親しみを感じてもらいやすくなります。
共通する項目はわりと何でも良くて、趣味や特技、今ハマっているものなどはもちろん、出身地や職種などでも会話のフックになりやすいです。
初めて会った人に対して「この人とは感じがいい」「なんだか仲良くなれなさそう……」などの感想を持つこと、ありますよね。これは無意識に服装や表情、話し方などから相手の人となりを勝手にイメージし、自分と親しくなれそうかどうかを判断しているのです。
つまり相手に与える「イメージ」をうまく利用すれば、初対面の相手であっても親しみを持ってもらうことは十分可能ということですね。
では実際に、好きな人や初対面の人に親しみを持ってもらうためのコツを紹介します。
まずは上述の「イメージ」を活用する方法です。笑顔の人と怒り顔の人、どちらが話しかけたくなるか、親近感を抱きやすいかは一目瞭然ですよね。
誰かに親しみを持ってもらうには、常に笑顔で話しかけやすいオーラを纏うことを意識しましょう。
そうすると周りが「この人は話しかけやすい人だ」と判断してくれます。うまくいけば、向こうから率先して会話してくれることだってあるでしょう。
「笑顔」は人間関係において、非常に手軽に実践でき、かつ強力な武器になります。鏡の前で、話しかけやすい笑顔の研究をしてみましょう。
あまりよく知らない相手との会話は、どんなにコミュニケーション能力に長けた人であっても多少負担になります。けれどそこに何かしらの共通点を見つけると、途端に会話が楽しくなったりするもの。
そこでまずは、会話のなかでお互いの共通点探しをすることをおすすめします。
好きな食べ物や趣味、最近見た映画など、何でも良いです。もし共通点が見つかったら、そこをフックに会話を掘り下げていきましょう。
会話自体も楽しめますし、話しているうちに自然と仲良くなれるはずですよ。
どんなに共通点探しをしても、何も見つからない! 困った! という時は、あきらめるしかないのでしょうか? いえ、そんなことはありません。
ポイントは、「相手に関心を示すこと」です。
例えば「私はうどん派だけど彼はそば派」だったとして、「へー私たち合いませんね……」ではそれ以上関係はよくなりません。ですがここで、「そばのどんなところが好き?」「私も無性にそばを食べたくなる時があるけど、あなたはうどんを食べたくなる時はない?」「どんなそばが好き?」「おすすめのおそば屋さんを教えて」などなど、相手の好きなものをより掘り下げる会話を進めてみたらどうでしょうか。
人は自分の好きなもの、興味のあるものについては饒舌になりがちですので、きっと彼は気持ちよく話してくれるはずです。そうすれば共通点は見つからなくても、「この人と話していると楽しい」という方向性での親しみをもってもらうことは可能ですし、「今度一緒におすすめのそば屋に行きましょう」といったふうに、話を発展させることもできるでしょう。
「ザイアンスの法則」とは、繰り返し見たり触れたりといった接触を繰り返すことで相手に対する警戒心が薄れ、逆に好意を持ちやすくなるという心理的効果です。「最初は怖い顔だと思ったけど、何度も見ているうちに親しみを感じるようになった」みたいなアレですね。
これを活用し、できるだけ好きな人の視界に入る、あいさつなどで言葉を交わす、といった機会を増やしましょう。話しかけるのは難しいという人でも、視界に入るだけなら簡単ですよね。
こうした心理的効果を利用して、好きな人に親しみをもってもらうこともできます。
好きな人や初対面の人と仲良くなりたい、親しみをもってもらいたいけど、どうしたらいいのかわからない。そんな時は、「自分だったら、どんな人に親近感を抱くか?」を考えてみると良いかもしれません。
いつも怖い顔をして無口な人、こちらの話に一切興味を示してくれない人…… そんな人とは、ちょっと仲良くなれそうもないですよね。
そう考えるのは、誰だって同じです。なら、「そうじゃない人」を目指せばOK!
最初はちょっぴり勇気が必要かもしれませんが、好きな人と親しくなるためなら、きっと頑張れるはずです。今日は昨日よりも少しだけ、「親しみやすい人」になれるよう意識してみませんか。
Written by 七尾なお