仕事で失敗続きだったり、思うようにいかないことばかりだったりすると「今の仕事、向いてないのかな」と悩みますよね。この先の人生、自分で歩む道を冷静に判断するためにも、今の仕事が向いているかどうかを判断することは、とても大切です。そこでここでは、今の仕事が合っているのか確認する方法についてご紹介します。
仕事が合っているのか確認するためには、適性を知る前に、まずは自分の気持ちを確かめましょう。今の仕事には「やりたい」と思える何かがありますか。
意欲がわかない、意味なくこなしているなど、なんのやりがいも感じられないなら、やめどきかもしれません。
仕事をしていて「楽しい」と感じられる瞬間はありますか。たとえつらいことの連続であっても、成し遂げたときの達成感や充実感があれば、今の仕事は向いています。しかし、なにをしても、ひとつも「楽しい」と思えないのであれば、今の仕事が向いていないのかもしれません。
自分の実力を十分に発揮できない環境では、いい仕事はできません。なかなか昇進できないとか、苦手なことばかりをしなけれないけないなど、いつももどかしい気持ちがあるなら、環境を変えるべきでしょう。
一生懸命仕事をしているのに、給料がそれに見合わなければ、不当な賃金で働かされている可能性があります。
あまりにも給料が少ないと、やる気がなくなってしまいますよね。同じ職種の賃金相場よりも明らかに低いのであれば、職場を変えたほうがいいでしょう。
仕事に追われて、プライベートを犠牲にしていませんか。そもそも仕事は、プライベートを充実させるためのものです。仕事が人生の中心になっていると、仕事をしている間はよくても、退職したときに「なんのために生きているのか」と自問自答することになるでしょう。
プライベートを犠牲にしなければいけないほど拘束されているなら、今の仕事が合っていないということです。
他にどうしてもやってみたいことがあるのに、我慢してまで今の仕事を続けているなら、転職を考えたほうがいいかもしれません。やってみたいことがあるせいで今の仕事に集中できなくなり、パフォーマンスが落ちる可能性もあります。
なにもないのに涙がこぼれてくるとか、なんとなくだるいなど体調不良が続いているなら、心が疲れているサイン。このまま仕事を続けると、心の病気になってしまう可能性があり、危険です。
休職や転職など、環境を変えるためにできることを考える必要があるでしょう。
人間関係は、仕事内容と同じくらい大切です。人間関係に振り回されると、自分の能力が十分に発揮できず、成果を残すことができません。
能力を発揮するには、チームワークや仲間のサポートが不可欠です。人間関係があまりにひどければ、環境を変えることを考えましょう。
中途採用の面接では、これまでの実績を必ず聞かれます。今の会社を辞めて転職しようと思ったとき、今の会社でなんの実績も残していなければ、再就職は難しいでしょう。
国家資格や、即戦力となるような資格を持っていないのであれば、考え直しましょう。
少し前までは、女性の寿退社は憧れの的でした。しかし今となっては羨まれることはなく、それどころか「もったいないな」と思われてしまうでしょう。
寿退社は、女性のキャリアをぷっつり途切れさせてしまいます。出産や子育てが落ち着いてから復帰しようと思っても、よっぽど資格を持っているなどしない限り、就職は難しいのです。
せっかく仕事を持っているなら、結婚することになっても辞めずに続けましょう。
転職すると大抵の場合、給料は下がります。しかも、若いうちはキャリアがないこともあり、転職後も最低ラインからのスタートとなることが多いです。給料だけが転職の理由なら、よく考えたほうがいいでしょう。
「ただなんとなく辞めたい」というのは、誰にでもあることです。
辞めたい理由がはっきりせず、「人間関係も嫌だし、給料も安いし、いつも退屈だし……」と、辞めたい理由がぼんやりとしたものであるなら、もう少し頑張って続けてみましょう。
退職したあとに何をするか決まっていないときは、仕事が嫌だと思っていても、辞めずに留まりましょう。本当に仕事が嫌なら、次の就職先を先に決めて、転職することがベスト。衝動的に仕事を辞めると、後悔します。
仕事が嫌になることは、誰にでもあります。しかし、仕事が嫌だからと言って衝動的になるのはよくありません。
そのようなときは、仕事が合っているかどうかを確認し、次の仕事を決めるなどきちんと準備してから、円満に退職しましょう。
Written by さあや