自分では会話を楽しんでいるつもりでも、実は相手は疲れている!? 弾んでいると思っていた会話は、もしかすると、あなたの空回りかもしれません。あなたは、人を疲れさせる会話をしていませんか。相手をうんざりさせてしまう会話をしている人には、ある共通点があります。そこで、人を疲れさせる会話の特徴と、会話上手になるためのコツをご紹介します。
話が長いのは、几帳面な人に多い特徴です。「きちんと説明しなきゃ伝わらない」と、細かなことまであれこれとしゃべり、結局長くなってしまうのです。本人は、相手にわかりやすい会話を心がけているつもりでも、あまりに話が長ければ、うんざりさせてしまいます。
初対面では、誰もが人に気を使って会話をしますよね。「失礼のないように」と、言葉選びや内容がいつもより丁寧になってしまうのは、ある程度仕方のないことです。
しかし、あまりにも話の内容が固ければ、なんの面白みもなく、相手にも気を使わせることになり、疲れさせてしまいます。
本題の前フリが長く、いつまでも核心にたどり着かない会話は、人を疲れさせ、イラつかせます。話の前フリが長くても楽しめる会話ができる人は、めったにいません。
どんな会話でも、ユーモアは大事です。しかし、あまりに笑いを取ることばかりに走れば台無し。ギャクやボケをかましすぎれば、人を疲れさせてしまうでしょう。特に、自虐ネタはNG。周りが反応に困ってしまうことが多く、その場をしらけさせてしまいます。
ポジティブであることはいいことです。しかし、それを他人に押し付けるのはよくありません。あまりに情熱的だと、「見ていて疲れる人」になってしまう可能性もあります。
また、「頑張れ!」「大丈夫」などの言葉は、時に人を追い詰めることがあるので、気をつけましょう。
すぐに会話の主導権を握りたがる人っていますよね。相手に話すすきを与えないほどであれば、会話は弾みません。このような人は、時に頼もしい存在となってくれますが、いつでも会話を先導しようとしていれば、人を疲れさせてしまいます。
せっかく褒めてくれたのに「いえ、私なんて……」、「そんな、大したことないんです」など、なににつけても謙遜ばかりしている人は、人を疲れさせます。謙遜する気持ちは大事ですが、度が過ぎれば、相手の意見を否定していることになり、かえって失礼です。
婚活パーティーや合コンでは、恥ずかしくて口数が減ってしまう人が多いものです。初対面の人が多い場では、ある程度しょうがないことですが、あまりにも口数が少なければ、相手に気を使わせてしまうことになります。
また、せっかく異性と話すチャンスがあるのに押し黙っていれば、無駄にしてしまうことになるでしょう。相手の印象にも残らず、お付き合いにも繋がりません。
会話をする上で、言葉使いは大切です。言葉づかいが汚かったり、若者言葉ばかりだったりする人は、相手をイラつかせ、疲れさせます。
言葉には人間性が現れます。正しい日本語が使えないとか、下品な言葉ばかり使う人は、周りから避けられるようにもなるでしょう。
自分の凄さをそれとなくアピールしてくる人は、人を疲れさせます。「すごいね~」と言ってほしそうに話を振ってくる人も、会話を盛り下げてしまいます。
自慢話をする人は、「『かまってちゃん』なのかな」とか、「承認欲求強そう」など、特に初対面の人には特に悪印象を与えます。「めんどくさい人」というレッテルを貼られることも多く、会話で人を疲れさせてしまいます。
会話上手と聞くと、「自分の話で相手を楽しませなければいけない」と思いこんでいる人が多いと思います。しかし実は、会話上手な人は、断然「聞き上手」です。相手にたくさん話しをさせ、そこにうまく相槌を入れるのが、一番会話が盛り上がります。
また、聞き上手な人は、話の芯を捉えることも上手なので、返答が的確で無駄がありません。スマートでスムーズな会話は、相手を楽しませ、話を弾ませます。
もの知りな人との会話は、誰もが楽しめます。しかし、ものを知らない人との会話は奥行きがなく、その場で笑いは起きたとしても、それほど楽しめないものです。
会話上手な人とは、人の言うことにスムーズに答えられる人です。どんな会話を投げかけられても、ポン! と軽快に返すことができれば、自分も、相手も楽しむことができます。
ニュースやトレンドなど、いつも新しいものや流行っているものにアンテナを張り、自分の中の情報をアップデートすることを心がけてみましょう。特に、話術に自信のない人こそ、これだけでも会話上手になることができるので、試してみてください。
人を疲れさせる会話は、いい出会いにも繋がりません。もし、ここでご紹介した特徴の中に自分に当てはまるものがあれば、見直してみましょう。
Written by さあや