仕事中に「ここ一番の集中力があったらいいのに……」と思うことはありませんか? 集中力がコントロールできれば、毎日早く仕事が終わり、自分の時間を充実させることができます。
そこで今回は、集中力を高めるコツをいくつかお伝えしたいと思います。
まず一日のタスクを紙に書き出してみましょう。そして、それを早く終わりそうな順に番号をつけてください。
それを1番から順に終わらせていきましょう。「終わったー!」という達成感を持つことで、次のタスクへの意欲が再びわいてきます。これを繰り返していけば、次々とタスクを完了させることができるでしょう。
ただ、このやり方は最後に一番やっかいな仕事が残ることになり、集中力がもたなくなる可能性も考えられます。その時には、甘い食べ物や飲み物を少し摂りましょう。脳に栄養を与えてあげることで、最後のふんばりがきくようになります。
集中力を高めるために有効なのが、アロマオイルです。
数あるアロマオイルの中でも、ローズマリーやペパーミントがオススメ。これらの香りはスッとした清涼感があるので、脳がクリアになります。香りは脳の働きに直結すると言われているので、ぜひ試してみてほしい方法です。
自宅であれば、アロマポットやディフューザーを使って部屋全体を香らせるのもいいですし、職場などで使う場合は、ティッシュペーパーに数滴たらし、その香りをかぐだけも効果的です。
毎日使うのを習慣にすれば、香りをかいだ瞬間に集中モードに入ることができるでしょう。
どうにも集中できない、能率が上がらないという場合は、勇気をもって一旦休憩をしましょう。
理想的なのは、15分。30分以上休んでしまうと脳が深い休息モードになってしまうので、30分を上限に積極的に休むようにしてみてください。
このときに少し仮眠をとるのもいいでしょう。ベッドに横になるのではなく、座ったままクッションにもたれるなどして休みましょう。眠らなくても15分程度目をつむって視覚から入る情報をなくすことで脳を休ませることができます。
目覚めたら、スッキリして再び作業に集中できるようになるでしょう。
集中する方法としてよく紹介される「声に出す」という方法は、頭の中を整理する効果があります。
本来やるべきことと、それとは関係のないことが頭の中に混在していると集中しづらくなるので、それを統一するために自分の声を使うのが効果的なのです。
「〇〇をやる!」と声に出して何度か言ってみてください。声に出しづらい環境であれば紙に書き出してもいいでしょう。
少なくとも、声に出している時は頭の中で考えていることが一つに集約されるので、それをきっかけに作業にとりかかれば集中しやすくなります。
今、リモートワークを推奨する職場が増えています。部屋で一人で作業をしていると、どうしても仕事と関係ないことをしてしまいがちです。それをたしなめる人もいないので、一旦関心が逸れてしまうと再び集中するのは至難の業。
そこで、あえて人の目がある場所で作業をするという方法があります。カフェなど他の人がいるところで作業をしてみましょう。
こうした場所では人の目があるので、スマホでゲームをしてばかりもいられないでしょう。また、外出する際に仕事に使うアイテムだけを持っていけば、気が逸れることもなく作業に集中できますよ。
寝不足が集中力低下の原因になっているとしたら、睡眠の質を上げるだけで集中力がアップする場合があります。
睡眠時間は一日7時間程度が理想とされています。睡眠時間も大事ですが、集中力の向上には、毎日の睡眠の質を上げられるかどうかが大きなカギとなります。
私たちが眠っている間に成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンには、記憶力や集中力を高める機能が備わっているので、ぐっすり眠ることで集中力がリフレッシュされるのです。
質の良い睡眠をとるには、朝起きたら朝日を浴びること、日中身体を動かすこと、お酒を飲みすぎないことなどが挙げられます。夜更しはせずに、朝型の生活に切り替えるだけでも、集中力は高まるとも言われているのです。
集中力を高めて作業効率を上げるためには、作業を行う環境を整えるのはもちろんのこと、睡眠時間の確保や適度な運動をするなど、健康管理にも気を付ける必要があります。
集中力を高める方法はたくさんあるので、いろいろ試して自分にあったやり方を見つけ、作業効率をアップさせましょう。そして、仕事以外の時間で充実した人生を送れるように工夫を重ねていくことが大切です。
時間は誰にでも平等にあります。使い方次第で人生が変わりますよ。
Written by 紅 たき