職場や友人関係で「人付き合いに疲れた……」と感じてしまう時はありませんか? そんなあなたは周りを気遣う頑張り屋さんなのです。人間関係は簡単には変えられませんが、考え方や行動を少し変えてみるだけでストレスが軽くなりますよ。
今回は、人付き合いに疲れたときの4つの対処法をご紹介します。
まずは、どうして人付き合いに疲れてしまうのか、その理由を知ることが大切です。自分に当てはまるかチェックしてみてくださいね。
自分に対する周囲の評価が気になる人は疲れやすい傾向にあります。相手によく思われたいという気持ちが強いと、本来の自分の気持ちを飲み込み、行動を制限してしまいます。
よく思われたい、嫌われたくないという気持ちは決して悪いことではありません。しかし、相手の反応を気にしすぎると、言いたいことが言えなくなりストレスになってしまいます。
人はそれぞれ価値観が違うので、いくら愛想良く振る舞っても、得られる評価はバラバラです。みんなに良い顔をするのは難しく、あれこれ頭で対応を考えているうちに、人付き合い自体に疲れてしまうというわけなのです。
周囲に柔軟に対応できる人は、人付き合いに疲れやすい傾向にあります。それは相手の感情や意見に振り回されしまうから。優しいタイプが多いので、おそらく我慢して合わせているという感覚はないでしょう。
けれど、知らず知らずのうちに自分の感情を制御してしまい、不満や不安が積み重なってしまいます。「疲れた……」と感じたときは我慢が限界のとき。上手く相手に合わせられる人ほど、人付き合いに疲れやすいのです。
気遣いができる人も、人付き合いに疲れやすいでしょう。
常に相手の顔色を窺ったり周囲に気を配ったりしていてはストレスで疲れてしまいます。特に職場など、一日のうち長い時間を過ごすところでは、気持ち良く仕事をするために周囲を気遣う必要があるかもしれません。
しかし、緊張状態は長くは続きません。疲れを感じた時は心を休めるサインなのですよ。
人付き合いに疲れた、人付き合いが面倒、と心の中で思っていても、社会で生きていくためには良好な人間関係が欠かせません。本来の自分の気持ちを大切にしながら、ストレスなく付き合っていきたいですね。
ここからは、人付き合いに疲れたときの4つの対処法を紹介します。
自分の感情を抑えてしまう人は、その気持ちや意見を伝えていきましょう。「私はこう思う」「私はこうしたい」などの意見を述べることは、ワガママではないのです。
まずは伝えてみるという行動が大切です。たとえその場では受け入れられなくても、我慢しないことで心のモヤモヤは晴れるはず。
最初は勇気がいることですが、「その考えいいね」と賛同してくれる人がきっと現れます。相手が自分の考えに賛同してくれるってとても嬉しいことです。勇気を持って一歩踏み出して、相手に伝えてみてください。
全員から良く思われることを諦めましょう。評価されたい、または嫌われたくないという気持ちが強いと自分の意見や感情を抑えてしまいがちです。
いくら評価される行動や好かれる努力をしたとしても、思い通りにいかないことはたくさんあります。こんなに頑張ったのに、いやもっと頑張らないと、と思い詰める人もいるかもしれません。頑張ったのに報われなかったら辛いですから。
そんなときは、周囲から評価されることを目標にするのではなく、自分が嬉しいと感じることを一番に考え方を変えてみてください。その結果が、より自分自身の成長に繋がりますよ。
苦手な人とは距離をおきましょう。無理をして関係を続ける必要はありません。
職場の人間関係の場合は少し難しいですが、付き合いを減らすことは可能です。例えば、業務外の誘いは断る、グループや派閥には関わらないなど。必要以上に近づかないことで、ストレスを軽減できます。
友人であってもストレスに感じる相手なら、関係性を見直す必要があります。もしかしたら、相手に合わせ過ぎてあなただけが我慢しているのかもしれません。気持ちを伝えて解決しないようであれば、思い切って距離をおくのもひとつの手です。
このときに理由もなく突然態度が変わると驚かれてしまうかもしれないので、新しい趣味や勉強を始めて忙しいなど言い訳を作っておくのがおすすめです。
一人でのんびりする時間を作りましょう。人付き合いに疲れてしまう頑張り屋さんは、常に周囲を気遣ったり相手の話に合わせたりして、自分のことは後回しにしてしまいます。
疲れを感じたときは、スマホの通知をオフにして、自分のやりたいことだけをやるご褒美タイムを自分にあげましょう。
何にもせずにボーッとしたり、一人旅に出掛けたり、手の込んだ料理やお菓子作りに挑戦してみたり。誰にも気を遣わず自分だけの時間を充実させれば、身も心もリフレッシュできますよ。
自分を変えることは勇気がいりますが、できることからチャレンジしてみてください。ストレスから解放され、新しい自分に出会えるはずです。
Written by はまあや