交際中や結婚当初は優しくて家事に協力的だったという夫も、時間が経つにつれそうではなくなるケースが多く見られます。
日頃から夫への不満でイライラを募らせていませんか? そのような状態は健康と家庭環境に悪影響をもたらします。今回は、多くの妻が悩む「夫の直してほしい部分」と「改善につながる上手な説得方法」についてご紹介します。
妻が抱える夫に対しての悩みにはどのようなものがあるのでしょうか?
昨今は女性の社会進出が一般的なことから、多くの妻が働きに出ていることでしょう。それなのに女性ばかりに家事を押し付けられては、文句が出るのも当然ですよね。
また、夫も仕事で疲れているのは分かりますが、すぐに部屋でゴロゴロして何もしてくれないようではイライラもしてしまいます。
家事をしないどころか子どもの面倒すら見ない夫となると、妻の負担は大きなものになってしまいます。仕事と家事を両立する日々で体調を崩さないためにも、きちんと夫を説得しなければなりません。
夫が文句ばかりで口うるさい、という悩みも多く見られます。
夫からの文句が多い家庭は、とてもじゃないですが安らげる場所とは言いがたいですよね。とくに家事に関する文句などは、仕事をしている女性にとってさらに疲れを倍増させる原因に。
お互い結ばれる前は他人だったのですから、気にかかることや直してほしい点があるのは仕方ないですが、一方的に妻だけがストレスを抱えるというのはよくありません。
また、長年文句を言われ続けたことによって「口うるさいのに慣れてしまった」という妻もいます。こうなると夫の方も「話が通じない」となおさらイライラしやすくなり、家庭崩壊を招きかねません。
貯金できない夫は先行き不安になってしまいますよね。結婚後は何かとお金がかかりますし、子どもを授かったとしたらその子の年齢が上がると共にかかる費用も大きくなっていきます。
夫が趣味に使うお金や、お酒・ギャンブルなどにどのくらい浪費しているかを把握することはもちろん、場合によっては収入源となる仕事先も見直す必要があるでしょう。
もし自身が働きに出ていないのであれば、共働きの生活を選ぶ覚悟も要ります。
多くの妻は、片付けができない、衣類は脱ぎっぱなしなど、夫のズボラな部分が気になってしまいます。
自身がきれい好きであるとなおのこと目に付きやすいものです。子どもの手本となるべき夫がズボラでは、子どもも同じようになってしまうかも……と心配になることでしょう。
子どもがズボラ夫の言動に影響されないよう、悪い部分を直してもらうよう説得していくべきです。
すでに、夫に悪い部分を直してもらおうと説得を試みた方も多いのではないでしょうか?
しかし、やり方によってはイラつかせてしまったり、悲しい気分にさせてしまったりして、結果的に夫のやる気を削ぐ原因になることも……。
そこで、ここからは夫を説得する際に気を付けるポイントをご紹介していきます。
命令のような言い方をしてしまうと、夫は妻が抱えている不安や悩みといった気持ちを素直に受け止めることができなくなってしまいます。まるで上司から説教されているような気分にもなり、夫側もストレスを溜め込んでしまうのです。
夫婦は男女互いに対等な存在です。“説得”ではなく優しく“お願い”するのがベターです。
察してほしい……というような回りくどい言い方では、何を改善すべきなのか夫には伝わりません。男性は本質的に察する能力が低い傾向にあるため、遠回しにアピールしてもあまり効果はないでしょう。
例えば家事を頼みたい時には、「疲れた」「わたしも休みたいな」などとつぶやくのではなく、「〇〇をやってほしいの」と具体的な内容を伝えるようにしましょう。
夫がなかなか説得を受け入れてくれないという場合、説得のタイミングが間違っているかもしれません。
男性は基本的に複数のことを同時に行うのが苦手です。LINE(ライン)を返信している、運転に集中している、テレビに夢中になっているなどのタイミングでは、あまり相手の話に耳を傾けないケースが多く見られます。
夫が落ち着いて話を聞いてくれるタイミングを見計らって頼み事をするようにしましょう。
夫は、妻から依頼されたことに対してメリットがないと、あまり気が乗らないと感じてしまいます。
どうして夫だけにメリットが必要なのかおかしな話ですが、これも不満点を直してもらうためと割り切り、どんなことでもいいので夫にとってメリットになることをプラスしてあげましょう。
例えば、家事を一個やらなくてもOKにする提案や、お小遣いをちょっと多くするなどの交換条件を提示して、こちらの悩みを解消するべく「交渉」するのがおすすめです。
今回ご紹介した「夫に直してほしい部分」は、多くの妻が共感できる内容だったのではないでしょうか?
さまざまな悩みや不満でイライラを募らせて家庭が壊れてしまう前に、まずは夫に直してもらう努力をしましょう。
ただ、男性の社会にもいろいろあります。妻としては「どうしてこんなことも直らないの?」と思ってしまうことがあっても、夫も家庭の外で多くのストレスを抱えてきているかもしれません。
まずは夫の気持ちを察したり、考えに寄り添うことを忘れないようにしてくださいね。そのうえで、今回ご紹介した方法で気になる点を説得していきましょう。
Written by 早紀