恋人に尽くしたいと行動する人はモテやすいですが、一方で都合のよい存在として扱われてしまうことがあります。都合がよいと思われないためにはどう振る舞えばよいのでしょうか。尽くすタイプの特徴や相性のよいタイプとともに、見ていきましょう。
あなたが持ちうるかぎりの全力を使って恋人の要望や期待に応えることを、「尽くす」と言います。大好きな恋人に対して「何かしてあげたい」と思うことはよくありますが、たいていは尽くすまではいきません。
恋人に尽くすタイプとは、尽くした結果自分がどうなるのかをまったく考えず、相手の希望を叶えることだけを重視している人を指しています。悪いことではありませんが、度を越えてしまうと都合よく思われてしまう可能性があります。
尽くすタイプが重いのではなく、自分が恋人に尽くしたから相手にも同じように尽くすことを求めるタイプの場合に、恋人が重く感じる可能性があります。
恋人が何かをしてくれたら同じように返したいと思うものです。しかし相手の行動が度を越えて尽くしているものだとしたら、同じように相手に尽くすことが苦痛になってしまいます。
自発的に恋人に尽くすことに、それほど問題はありません。ただ相手に同じだけ求めてしまうと、恋人は重く感じてしまいがちです。
尽くすタイプと判断される女性はとにかく男性に合わせる人や、男性のために何でもやってあげようとする人です。ときには恋人でもしないようなことをしたり、必要ないことまで手を出したりしてしまうことがあります。
「彼のためならなんでもできる」と考えている女性は、このタイプである可能性が高くなります。なんでもできるが自分自身のことは後回しで恋人が第一、という尽くす行動に繋がりやすいためです。
尽くすタイプの女性は恋人の生活のことまで心配して、家事や身の回りのことまで口を出すだけではなく、実際に自分の力でなんとかしてあげようと考え、行動してしまいがちです。
恋人の家に行って家事をしたり、身の回りを整えたりしてはいないでしょうか。料理や洗濯、部屋の掃除などを恋人であるあなたが率先して行っているとしたら、それは恋人に尽くしていることになるでしょう。
本当は自分の考えは違うのに、恋人の男性が言うことなら素直に聞いてしまう、行動まで男性に合わせて変わってしまうということがあります。
自分とは考え方の違う恋人に、多少歩み寄ったり合わせようとするのは自然です。しかし、何事にも限度があります。恋人の言うことに逆らって嫌われたくない、喧嘩したくないからとついつい相手の言いなりになってしまうようなら、尽くすタイプだと言えるでしょう。
恋人が金銭的に苦しいからと常に食事やデート代をおごってあげたり、必要だと言われるとお金を渡したりしていると、本人は自覚していなくても尽くす女だと見なされている可能性が高くなります。
本来なら一方的に貸しをつくる関係は不公平感が強いのですが、尽くすタイプの女性の場合そんなことは気にせずに、どこまでも相手を支えようとしてしまいます。
都合のよいタイプだと見られないためには、相手に何かをしてあげたらいけないのかというと、そんなことはありません。大切なことは「あなたが無理しないでしてあげられる範囲か」どうか、「度を越していないか」どうかです。
他人から見て尽くし過ぎだと言われることも、あなたにとっては自然に感じている場合があります。自分の行動をできるだけ客観的に見て、尽くしている範囲に入るかどうかを考えてみましょう。
恋人には恋人の生活があり、本人の考え方によって生活しています。あなたが家事を全てしようとしたり、身の回りの世話を焼き過ぎたりしてしまうと、相手はその楽さに気がついてだんだん自分では何もしないタイプになってしまう可能性があるでしょう。
恋人が忙しいときに世話を焼いてあげる、というのはよいでしょう。ただなんでもない普通のときまで全てに口を出し手を出そうとしてしまうと、都合のよい人と認定されやすい行動になるでしょう。
恋人のために行動するのはしばらくやめにして、ときには自分自身や自分の周りの人のために使う時間を持つようにしましょう。
常に恋人のために動いていると、恋人にとってあなたのその行動は「いつものこと」になってしまいます。あなたが何かをしてくれたとしても、いつものことだからと感謝も薄くなってしまいます。ときには何もせず、あなたの余裕があるときに動くようにするとよいでしょう。
相手に好かれたいからと恋人の好みに合わせようと頑張るのではなく、自分の考えや好みを残すことが大切です。ときには、恋人とは違う自分自身の意見を述べることも必要でしょう。
なんでもかんでも恋人の言うことを聞き、合わせるということはイエスマンになるということです。自分の好みに合わせてくれる、言うことを聞いてくれる人間は都合のよい人間になってしまいます。
相手の好みだけでなく自分の好みも大切にし、意見をちゃんと言いましょう。
誘われたら全てOKするのではなく、ときには断って自分自身の時間を大切にしたり、無理しなければできないことには勇気を持って断りましょう。
相手の言うことを全て聞いていると、相手はそれが当然だと思ってしまいます。そのうち、あなたの意見を聞かずに物事を進めてしまうようになる可能性があるでしょう。
そうならないよう、ときには断ることが大切です。あなたにはあなたの時間や都合があることを相手に伝えていきましょう。
どうしても相手に尽くしてしまうような女性には、尽くしてもある程度平気なタイプの男性がおすすめです。
おすすめな男性のタイプは、仕事に熱中しがちな男性や、彼女に対して尽くしがちなタイプです。世話を焼いても仕事に熱中するタイプならむしろ助かると感じてくれる可能性が高いでしょう。
また、お互い尽くすタイプなら尽くされることが重くなりにくく、付き合いやすい関係になります。
尽くすタイプの女性は、加減を間違うと男性にとって都合のよい女にされてしまいがちです。ただ相性の良い男性相手なら、多少尽くしてもそれほど問題なく上手く付き合える可能性があります。
一方で相性の良くない男性が相手であった場合は、尽くすことを重たがられたりいいように扱われたりすることがあるでしょう。
ふだんから忙しくしていて日常生活にあまり構う余裕のない仕事人間タイプの男性や、恋愛に情熱的なタイプ、そして尽くすタイプ同士の男性は相性が良いでしょう。これらのタイプは女性が尽くしても重く感じにくく、むしろ尽くしてもらうことに満足する傾向にあります。
判断が難しいタイプとして、俺様タイプがあります。尽くすタイプと相性はよいですが、一方で俺様タイプの要求がエスカレートする可能性を秘めています。
いわゆる草食系男子と呼ばれるタイプの男性はそもそも恋愛に対してあまり積極的ではないため、女性が尽くしても満足できる反応を返してくれにくく、相性が良くないでしょう。
草食系男子は、尽くす女性のように恋愛にのめりこむタイプではありません。むしろ真逆のタイプであり、尽くすタイプの女性にとっては尽くしがいのない相手になります。
恋人に何かしてあげたいと思うのは普通の心境です。しかしその加減を間違ってしまうと、尽くし過ぎで重いと思われたり、都合のよい存在のように扱われたりしてしまいます。
自分がそうかもしれないと心当たりがある方は、尽くし過ぎないために「手助けにとどめる」ことを心掛けましょう。相手も大人であるため、あなたが全てをやる必要はないでしょう。
Written by KOIGAKU