回避依存症の彼の本命になる方法とは?【ひとみしょうの男ってじつは】

回避依存症とは、他人と深い関係になることを避けるクセなのだそうです。なぜ他人と深い関係になることを避けようとするのか?

なんらか、他人に見られたくない過去(見られたら恥ずかしいと本人が思っている過去)をもっているからです。

たとえば、受験に失敗したとか、就活に失敗した、元恋人とトラブルのようなものがあってそれを隠したい、親との関係がうまくいっていないなどの(本人が考えている)「恥ずかしい自分」を相手に見せたくない(隠したい!)から、他人と深い関係になることを避けようとするのです。

今回は、回避依存症の彼の本命になる方法について、一緒に見ていきたいと思います。

彼は絶望している

彼は絶望している

回避依存症の人は、たとえば浮気癖があるとか、DV男に豹変するとか、デートをドタキャンするなどの特徴があるとされています。なぜ彼はそのような傾向にあるのかといえば、実は自分の人生に絶望しているからです。

このような人は冒頭に書いたように、他人に知られたくない過去をもっています。それは端的にいえば挫折経験です。受験に失敗して意に沿わない大学時代を過ごした、それゆえ意に沿わない仕事にしか就けなかった。あるいは親とうまくいっていないなど。

そういう過去をもっていると、「どうせ俺なんか生きていてもいいことない」と思いがちです。あるいは「他の<みんな>はいい生活してるのに、なぜ<俺だけ>こんな理不尽な目に遭わなくてはならないのか」と思っています。彼は、自分の人生を憎み、絶望しているのです。

だから彼は、自分のみならず他人に対してもウソをつきます。自他を粗末に、かつ、刹那的に扱います。だから浮気するし、暴力をふるうし、デートをドタキャンするのです。

他人の絶望を消すことは可能か?

他人の絶望を消すことは可能か?

他人の絶望を消すことは可能か、という問題は、つまり、回避依存症の彼の本命になることは可能か、ということです。

たとえば新海誠監督の作品でいうと、他人の絶望を消すことは不可能だということを描いているのは『秒速5センチメートル』。この結末は、絶望を消せるのは自分だけであって、他人に絶望を消すことはできないと解釈できます。

他方、他人の絶望を消すことができると解釈できるのは、『君の名は。』や『天気の子』です。男女の主人公が、互いの魂を深く震わすなんらかのきっかけがあれば、他人の絶望を他人が消すことができると解釈できるのです。

おわりに

おわりに

魂の震えとしか言えないほどの相手に対する深い理解や思いやりがあれば、回避依存症の彼の懐に入っていける、つまり本命の彼氏になることができる。これを本項の結論としたいと思います。

もちろん、実際にはそう簡単な話ではないでしょう。上っ面だけの交際ではなく、魂が震えるような関わりをしなくてはならないのだから。それにあなたが魂の震えを感じても、彼が同じように感じるとは限らないわけだし。

でも、回避依存症の彼のことが本当に好きなのであれば、毒を食らわば皿までですよ。とことん彼を愛する! 彼の存在まるごとを受け止めてあげる! これしかないように思います。

彼は、自分の存在まるごとを理屈抜きに受け止めてくれる人に出会ってこなかったから、回避依存症になっているのです。彼が真に求めている相手とは、浮気相手でも暴力をふるえる相手でも、自分が恣意的に支配できる女子でもなく、自分の全存在をぎゅっと、あたたかなその両腕で抱きしめてくれる相手なのです。

Written by ひとみしょう

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