回避依存症という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 現代の若い男性に多いといわれている回避依存症。回避依存症とはどんなものなのでしょうか?
また、回避依存症に潜む男性心理とはどんなものなのでしょうか? 奥底に潜む男性心理にとことん迫ってみたいと思います。
回避依存症とはあまり耳慣れない言葉かもしれません。一体どんな依存症なのでしょうか。
アルコール依存症はお酒に依存している症状、恋愛依存症は恋をすること愛することに依存している症状ですが、回避依存症は回避すること、つまりやらなければならないことから逃げることに依存していると言われています。
追いつめられるとつい逃げ出したくなってしまう、やらなければならないことからつい逃げだしてしまうという症状があります。
逃げて済むなら逃げたいけど、理性がある人は逃げたらダメだと分かっているから逃げないのです。でも回避依存症の人は、逃げたらダメだと分かっているけど逃げてしまう。ちょっと面倒な症状を抱えた人なのです。
回避依存症の男性は次のような特徴があります。あなたの彼は大丈夫でしょうか?
①束縛されることを異常に嫌う
毎日連絡をしてきたり、誰とどこに行くのか探りを入れられたりすることが苦手です。いつも自由で気ままでいたいので、特定の恋人ができてその人から束縛されると逃げたくてたまらなくなってしまうようです。
②突然連絡が取れなくなる
頻繁に連絡を取り合っていたのに、急に何も連絡が来なくなったら回避依存症の可能性があります。あなたが彼のテリトリーの中に入り込みすぎてしまった可能性があります。このまましつこく連絡を続けていても進展する可能性はないと思っていいでしょう。
③浮気する
特定の恋人がいるのに、色々な女性と連絡を取り合ったり浮気をしてしまうのは回避依存症の症状の1つです。一人の女性だけに縛られるのが嫌で、自由を奪われることをとても嫌います。
恋人のことは好きで、浮気をしてはいけないということは頭では分かっているけれど精神的に苦痛を感じて違う女性と浮気をしてしまうのです。
④自分に自信がある
誰とでも上手く付き合っていけて、周りから人気のあるモテるタイプの男性が回避依存症だったということは珍しくありません。特定の人と深い関係になるのを極端に嫌い、色んな人と幅広く浅く付き合いを持つことを好みます。
自分に自信がありナルシスト傾向にあるケースも多いもの。回避依存症の男性はその時々を楽しく過ごせればいいやと楽観的な考えを持つ人が多いようです。
回避依存症の男性は、なぜ回避依存症になってしまったのでしょうか。それは小さい頃のトラウマが原因のことがとても多いようです。
親子の関係が上手くいっておらず、支配関係だったり信頼関係が上手くいっていなかったりすると起こることが多いと言われています。子供は母親と1対1で初めの人間関係を学びます。
母親が不在の場合でも、祖母や父親などがその役割をしてくれれば問題ありません。
ですが、一人の人と深い信頼関係を結んだことがない人は回避依存症になりやすい傾向にあるようです。その為、大人になっても特定の誰かが自分のテリトリーに入ってくるようなことがあれば警戒して逃げたくなるのです。誰も信頼できないと感じていると考えると少し寂しい気もしますね。
いかがでしたでしょうか。あなたの周りにも回避依存症の男性はいますか?
もし回避依存症の男性と深い信頼関係を築きたいと思ったら時間がかかることを覚悟しておきましょう。
相手が回避してきたらそれを受け入れる覚悟も必要です。「なんでそんなことをするの?」と問い詰めるのは逆効果です。
「回避しても大丈夫、私はそばにいるよ」という広い心で接してあげてください。
Written by miichikin