付き合っている人に、元彼の話ってしますか? というのも、付き合ったばかりのうちに、元彼の話はしてはいけない。
それが一般的な恋愛の常識とされていることが多いものです。でも、付き合いが長くなってくれば、元彼の話が話題に出ることもあるのでは……?
今回は、付き合っている人に元彼の話をするのは、正解か不正解か考えてみました。
基本的に元々好きだった人の話をされて、いい気持ちのする人は少数でしょう。あなただって、彼氏の元彼女の話をされては、嫉妬してしまいませんか?
「なんで、私にそんな話をするの?」「あまり聞きたくないんだけど……」そう思ってしまうのも無理はないでしょう。ここまでは、いいと思います。
問題は、「どういう気持ちで元彼をしてしまうのか」、ということではないでしょうか。元彼の話をしてしまうのは、人によって理由が異なるかもしれません。
例えば、元彼に未練がある場合。今の彼は好きだけど、元彼と結婚の話をしていた。彼からの告白で付き合ってみたけど、元彼の存在が忘れられず、彼と思うように関係を築けない。
そうした状態だと、うっかり元彼との話をこぼしてしまう瞬間があるのでは。自分でもいけないと思いつつも、でも、嘘もつけない……。相手に判断を委ねるように、吐露してしまうのでしょうね。
この状況下だと、あなたはちょっとズルい女性だと思います。彼の気持ちを利用しつつ、心の整理をつけようとしているからです。本来なら、元彼との気持ちを整理した上で、今の彼と関係を持つべきですね。でないと、今の彼を傷付けることになりますし、自分本位な付き合いになってしまいます。
幸せな恋ができる人は、相手のことを考えられる人です。ということは、元彼の話をするのはあまり適切ではないのかもしれません。
もう1つの理由として、元彼の話を通じて、自分を知ってもらいたいからでは?
例えば恋愛経験が浅く、男性とどう付き合ったらいいのか分からない場合。彼に元彼の話をして、どう関係を図ったらいいのか、ということは十分あり得る話だと思います。
はたまた女性によっては、元彼が問題のある人で、今までいい恋愛をしてこなかった。その不安から、彼に元彼の話をして、どう恋愛をしたらいいのか、話し合うこともあるでしょうか。
いずれの場合も、元彼の話をするのは悪いことではないと思います。ただし、話し過ぎてしまうと、彼の嫉妬やイライラに繋がってしまいます。
あくまでも、大好きだけど付き合いに不安がある。嫌われたくないスタンスで話ができると、彼はあなたの気持ちに寄り添ってくれるでしょう。
付き合いが長くなってくるほど、お互いのことが分かってくるもの。そうした中で、元彼の話が話題に出ることもあるでしょう。
その場合も、相手に知ってほしい思いから話をする。元彼のことはもう過去の話、といったスタンスを持てるといいと思います。
それこそ、「本当に結婚したいと思ったのは〇〇だけ」「結婚するから、包み隠さず話をするんだよ」といったように、あくまでも彼が一番という気持ちを大事にしてください。
彼に元彼の話をする場面が出てきたら、こんな意識を持って考えられるといいのかもしれません。
Written by 柚木深つばさ