子供っぽいといえば、今の時代のオトナは、昔のオトナに比べて子供っぽくなりました。たとえば、昔はオトナでミッキーマウスのTシャツを着ている人なんてほとんどいなかったのです。
いるとすればヴィンテージもののミッキーのTシャツを着ている人ぐらいじゃなかったかなあ。今はいい歳したオトナが堂々とミッキーのTシャツを着ています。とてもいい時代になったなあと思います。
が、いろんな意味で、彼氏が子供っぽくてイヤだと思っている女子もいるそうなので、今回は、彼氏が子供っぽい……ぶっちゃけ私は幸せになれますか? というタイトルでコラムを書きたいと思います。
さて、あなたは幸せになれるのでしょうか?
まず、彼氏の子供っぽさを「少年性」ととらえたとき、その少年性は何歳になっても大事にした方がいいものです。彼女であるあなたも、彼自身も、彼の少年性を何歳になっても大事にした方がいいです。
なぜなら、少年性はイマジネーションとクリエイティビティを多分に含んでいるからです。大抵の男子は、やがて「おじさん」になります。ここでいうおじさんとは、想像力と創造性がもぎとられた存在のことを指します。
想像力がないオトナの男……イヤでしょう?
創造する力のないオトナの男……他人が敷いたレールの上を、いつクビになるのかビクビクしながら歩くだけのおじさん……彼にそんな人になってほしいですか?
彼のもっている子供っぽさが少年性を帯びている場合、彼女であるあなたも、彼自身も、その少年性はホントに大事にした方がいいです。ちなみに、40歳50歳と歳を重ねるなかでキラリと光るいい仕事をする男性がいますよね?
そういう人は、その人格のベースに少年性をもっていることが多いです。つまり、イマジネーションとクリエイティビティをもっているから、彼はキラリと光るいい仕事ができたのです。
問題は、女子であるあなたから彼を見たとき、マジでガキっぽい子供っぽさをもっている場合でしょう。
彼に誰かを紹介するとモジモジしちゃって、うつむいてろくに挨拶もしないとか。お店に入ると店員さんに「コーヒー」とかと単語しか言わないとか。コーヒーをください、と「ください」が言えないお子ちゃまとか。
そういう彼には、ご苦労だとは思うけど、「人前ではこうふるまうものよ」などと、彼女であるあなたが手取り足取り教えてあげるしかないです。
それが面倒に思えるのであれば、別れるしかないです。マジでガキっぽい子供っぽさをもっていないオトナな男子なんて、この世にいっぱいいるのだから。
というわけで、彼の子供っぽさが少年性を帯びている場合に限って、あなたは幸せになることができます。
少年性を帯びている子供っぽさをもっている彼氏って、貴重ですよ。大抵の男子は、25歳も過ぎれば、おじさんの世界にまっしぐらだからです。なぜなら、お金を稼いでいる彼の先輩男性たちの多くが少年性を捨て、おじさん化しちゃっているからです。
でも、稀に少年っぽさをもっているおじさんがいるんですね。数でいえば3%くらいでしょうか。大企業にもいます。公務員の中にもいます。もちろん大学教授や作家など、イマジネーションとクリエイティビティが必要とされる職業の中にもいます。
そういう人は、ホント、キラリと光る仕事をしています。そのような人は仕事ができるから、付き合うとあなたは幸せになれます。彼の少年性を大事にしてあげてください。
Written by ひとみしょう