我が強い、どうにも扱いにくいと感じる人物、あなたの周りにもいませんか?
謙遜や控えめさが美徳とされる日本において、我が強いタイプというのはどうしても敬遠されがちなものです。だからといって、我が強い人全てを避けて生きていくわけにはいかないのもまた事実。
今回は、そんな“我が強い人”の特徴を詳しくご紹介していきます。
我が強い人の特徴としてまず挙げられるのが、“自分は常に正しいと確信している”という点です。とはいえ、この確信というのは、ほとんどの場合“我が強い人”本人の思い込み。
そもそも通常の判断ができる一般的な成人であれば、自分とは別の考え方にも耳を傾ける姿勢を見せるもの。
その姿勢を持たない“我が強い人”に遭遇した周囲の第三者は、本人の強い自己主張に気圧されて、呆れつつも渋々同調するしかないのです。
“自分の非を決して認めない”というのも我が強い人に共通する特徴の一つです。
我が強い人は、自分のことを唯一無二の完璧な人間だと感じています。そんな完璧であるはずの自分が間違いを犯してしまった――その事実は、我の強い人にとって到底受け入れることのできないものなのです。
自分のミスや過ちに気付いた時、我の強い人が取る行動はいくつかのパターンに分かれます。
・他人や環境に責任転嫁をする。
・無言を貫く。
・自分こそが被害者というスタンスを貫く。
あくまでも自分に非はない――それが“我が強い人”の考え方なのです。
人の輪の中心にいたい。いつでも主役でいたい――それも我が強い人に共通する思考の特徴です。
我が強い人は「どんな場所でも周りの人たちからの注目を集める魅力溢れる自分」という強固な自己イメージを持っている為に、誰からも相手にされないような環境は我慢なりません。
周囲からの扱われ方に何かしら不満を抱けば、これみよがしのおおげさな自慢話でマウントを取りにかかることも。
これも“自分は周囲から特別な扱いを受けるだけの価値ある存在だ”という強い自己肯定感あってのことなのでしょう。
我が強い人によく見られる特徴として“空気を読まない”というものも挙げられます。
人は誰でも、無意識ながら絶え間なく周囲を観察しては自分の取るべき行動を見極めています。
――本当は恋人とデートの予定があったけれど、体調の悪い同僚の仕事を代わりに引き受けて残業する。
――仲間で集まろうと計画を立てる時、どうしても自分だけ都合がつかない場合には、「自分のことは気にしないで」と自分以外のメンバーで計画を進めるように申し出る。
このような極めて一般的に感じられる振る舞いも、我が強い人にとっては理解不能なもの。
“自分を良く見せたい”という魂胆がない限り、他人のおかれた状況や環境に対して一切の配慮を見せないのが“我が強い人”なのです。
いかがでしたか?
我が強い人が身近にいると、我慢したり自分を殺さなけらばならない場面が増える為、どうしても精神的に消耗させられてしまいます。
そんな“我が強い人”から自分自身を守るには、出会ってからできるだけ早い段階で相手の本質を見極め、さり気なく距離を取ることが大切です。
ぜひ今回の記事を参考に、我が強い人をスムーズに見極め、あなたの心の平穏を保っていってくださいね。
Written by 安藤うめ