男が出す脈ありサインを見抜く方法とは【ひとみしょうの男ってやつは……】

彼からそっけないLINE(ライン)の返事しか来ない――これは脈ありか脈なしか、といえば、脈ありです。LINEの返信が速い男は脈ありか脈なしかといえば、脈ありです。反対に、LINEの返信が遅い男は脈ありか脈なしかといえば、これも脈ありです。

……というような具合で、男の脈ありサインには一定の法則がないんですよね。あれもこれもそれも全部脈ありです。

なのでまずは、「男の脈ありサインを見極めよう」と思うこと自体を止めた方がいいと言えます。なぜなら見極めようがないから。見極めるにはある一定の基準が必要だけれど、男の脈ありサインにはそれがないのだから、見極めようがないですよね。

ではどうすればいいのでしょうか、というのが今回のテーマです。

男に断る理由はない。あるとすれば「忙しい」だけ

男って、恋愛における決定権は女性が持っていると思っています。中高生くらいから現在に至るまで、ずっとそう思っています。

中高生の頃に例えば、「○○ちゃん、明日俺と目を合わせてくれるかなあ」と思っていました。「目を合わせてあげよう」なんて思っていないんですよね。「お姫様は目を合わせてくれるかなあ」と思ってきました。同様に「手を繋いでくれるかなあ=手を繋ぐと拒否られないかなあ」と思ってきたし、「一線を越えさせてくれるかなあ」と思ってきました。社会人になっても同じです。

このように「下(男)から上(女)を仰ぎ見る」男にとって、恋愛とは「女性に選ばれることで進展すること」です。「俺が全責任を負って、俺の主体性だけで恋愛を進展させよう」と思っている男なんて、ごくごく一握りです。そしてそういう男に見初められた女性は、そもそもこの文章を読んでいないはずです。読む必要がないから。

女性に選ばれることを夢見ている、つまり女性が自分のことを選ぶのを待っている男というのは、「女性に声をかけられること=最高のこと」と思っています。だから女性から声を掛けてデートに誘っても断らないのです。つまり、多くの男は断らないのです。ホントは。

がしかし断る男もいて、そういう男は決まって「仕事が忙しい」と言います。

男に断る理由はない。あるとすれば「忙しい」だけ

「脈」の判断基準は、「仕事が忙しい=脈なし」だけです

この「仕事が忙しい」を、女性は「脈なし」と判断してもOKです。

仕事が忙しいと言っている男って、本音では「仕事が暇になれば、彼女とデートしたいな」と思っています。でも、残念なことに彼の実態は「女性の予定に合わせることができない=女子の心を満足させることができない」男です。

なぜなら、女性が男を誘うなんてある意味では「余程のこと」なわけですよね。勇気もいるし、タイミングも読まないといけないし、あれやこれやを忖度した上で誘うわけですよね。そういう女性の大変さを知りもしないで「俺、仕事が忙しいから」なんて言う男は、付き合ってもあなたの心身を満足させてくれない可能性が高いので、「仕事が忙しい」と言う男は、色んな意味でもう脈なしと判断してもいいと思います。

もっとも「いつになれば仕事が落ち着くから、そしたらデートしよう」などと「代替え案」を提案してくる男はまだ見どころがあるので、多少温かい目で見てあげてもいいかも。ですが、それもなく断るような男は「いなかったこと」にしちゃうといいです。そういう男と付き合って苦労するのは、決まって女性なのだから。

「脈」の判断基準は、「仕事が忙しい=脈なし」だけです

誘う・誘わないは勇気の問題ではなく、好奇心の問題だ

男は中高生くらいから、「女性に選ばれることを夢見てきた」と書きました。それに加え、最近では「下手に女性を誘ったらセクハラと言われかねない」という男の懸念もあります。セクハラと同じキツイ言葉に「キモイ」もありますよね。「あの男、わたしのことを誘ってきてさあ、マジでキモイんだから」と、時に女性は言いますよね。男は「あの女、俺のことを誘ってきてさあ、マジでキモイんだから」とは言わないんですが。

そんなこんなで、男の脈ありサインを忖度することを交際への足掛かりにしようと思っても、男の実態上、無理です。仕事が忙しいと言ってあなたの誘いを断らない男は「全員脈あり」と思っておくというのが、男性心理から見た「正解」です。

と書くと、「わたしから誘う勇気がない」という女性がいますが、誘うか誘わないかというのは、勇気じゃないんですよね。「この人ともっと仲良くなりたい」とか「この人のことをもっと知りたい」という好奇心の問題であって、勇気の問題ではありません。

誘う・誘わないは勇気の問題ではなく、好奇心の問題だ

だから、「男から誘うべし」という考え方は的外れだし、場合によっては男性差別になるのでした。中高生くらいから「待ち」の姿勢しか持てなかった男たちは、今更主体的に恋愛ができない――この事実を知った女性から順番に幸せになっているように見えます。

Written by ひとみしょう

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