「生きる意味ってなんだろう」こんなことを考えたことはありませんか?
人間関係や仕事に疲れてしまった時、「生きる意味」そのものにまで疑問を感じてしまう人も決して少なくないはずです。自分の存在意義、生きる意味について悩み始めると、心が追い込まれるような感覚に陥ります。
本記事では、生きる意味を見失ってしまう理由とその対処法をご紹介します。また、生きる意味や生きる勇気を与えてくれる映画、本、名言も紹介していきますので、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。
生きる意味を見失ってしまう理由は人によって様々です。ここでは生きる意味を見失ってしまった人たちの理由を見てみましょう。
最愛の人が浮気・不倫をした時の絶望感はかなりのものです。信頼していた人が、実は裏で自分を裏切っていた。恋愛や夫婦間でよくある話ですが、当事者には非常に重い精神的ダメージがのしかかります。
「最愛の人を失った今、自分にはもう生きる意味がない……。」このように考えてしまう人は多いでしょう。
誰だって仕事がうまくいかない時もあります。何度やってもうまくいかないと「自分なんて……」とネガティブ思考になることが。そうなると仕事へのモチベーションも低下していき、余計に仕事がうまくいかなくなります。
仕事にやりがいを見い出せなくなると、次第に働く意味、生きる意味がわからなくなってしまい、最後には生きることをやめてしまう人もいます。
気がつくと、自分の周りには友達が居ない……。連絡を取れる人は全て会社関係の人。
自分には気軽に話ができる友達が居ないと気がついた時に人は孤独を感じ、「自分は今まで何をやっていたのだろう? これからも孤独な生活をずっと送るのだろうか」と思い、自分の生きる意味を考えてしまいます。
生きる意味を見失ってしまった時、一体どうすればいいのでしょうか。対処法についていくつか紹介していきます。
自分がどうすれば生きる意味を見いだせるのかいくら考えても答えはでません。考えれば考えるほどマイナスなことばかり浮かんでくるものです。
考えても答えがでない問いを一生懸命考えるより、目の前の“今”をもっと考えてみませんか? 人生は長いですが、いつか終わりがきます。
その人生の中で人はさまざまなことを考え、悩み、答えを自分なりに出しています。今は生きる意味がわからなくとも、そのうちボンヤリと生きる意味が見えてくるかもしれません。
自分の置かれている環境や自分のステータスに納得がいかない。「あの人は充実した人生を送っているのに自分は程遠い」と感じてしまう。
今の自分があるのは、今まで自分で考えて行動してきた結果です。過去の自分は変えることができないし、もちろん他人も変えることもできません。
ただ、これからの自分は変えることができます。今の自分に満足できないとしても、それはこれからの生き方や考え方次第で何度も変えるチャンスが巡ってきます。
今の自分が最終到達地点だと考えてしまうのはもったいないです。
生きる意味を見失った時は、自分よりももっと大変な思いをしている人たちを知ってみるのもいい方法です。自分が辛い時や絶望している時は、同じように絶望で悲しんでいる人の気持ちを理解しにくい。
ですが、同じ境遇や気持ちになると共感できるものです。自分の周りにそういう人がいないのであれば、歴史上の人物でもいいですし、ノンフィクションの映画でもいいです。
とにかく、「苦しんでいるのは自分だけじゃない」ということを知っておいてください。
生きる意味を見失った時は、“生きる意味を教えてくれる映画”を見てみましょう。
これから紹介する映画は友達や恋人と見るのには適していないので、必ず一人で見ましょう。
人生のもどかしさ、夫婦のすれ違い、友人の裏切り、子供への愛情。人間なら誰しも感じる心の葛藤や生きる厳しさをリアルに描いた実話に基づくヒューマンドラマ。
この映画がおすすめな人は仕事や事業で失敗してしまい、生きる意味を見失った人です。主人公がひたむきに努力する姿には、ビジネスに成功を与えるヒントや、生きる意味について考えさせられます。
首から下が麻痺してしまい、不自由な生活をしている大富豪の老人と、スラム街出身の黒人が主人公。他人と自分の違い、お金や地位、人種。人は他人のステータスをつい見てしまいがちですが、この映画はそんなの関係なしに、“他人と心を通わす大切さ”を教えてくれます。
人付き合いに疲れた、他人を信用できない。人間社会に苦しみ、生きる意味を見いだせない、そんな人にこの映画はおすすめです。
とある“ポジティブ思考について”のセミナーに参加し、物事に対して全て「イエス!」と答えることができるようになった男の恋と仕事の話です。
生きる意味を見失っている人は、自然とネガティブな思考になりがちですが、この映画を見ると自然とポジティブな思考にさせられます。
そしてこの映画の肝は、“物事に対して自分の意思を伝える時、心から思ったことを言いたい! ”と思わせてくれるところです。
「我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)」という「応援することが仕事」の彼らが、熱く真っ直ぐな言葉で生きる勇気を与えてくれます。
「毎日なんとなく生きてしまって、生きる意味が見いだせない……。」そんな人にはおすすめの1冊になっています。
人に嫌われたくないから心の声を出せないでいる。現代社会に生きる自分たちが本当に言いたいことは何なのか?「嫌われる勇気」はアドラーの心理学を元に、自分の心の声を出しやすくする方法が対話形式でまとめられています。
会社や友達との人間関係で失敗したり、うまくいっていない人には本当におすすめです。人に嫌われる勇気を持ってみましょう。そうすれば、今よりもっと生きやすい世界が待っているはず。
「あきらめるな!」「とにかくあきらめるな!」「絶対に、絶対にあきらめるな!」「どんな時もネバーギブアップ!」そんなメッセージの込められた1冊です。
どんなに今の自分が情けなくて、弱くて、前を向いて歩けなくても、この本を読めば生きるために前へ進んで行こうという気持ちにさせてくれます。
過去や後ろを振り返ってクヨクヨするよりも、前を向いて歩こうとする力が生きる意味に繋がっていくのです。
生きる意味がわからなくなった時は、元気がでる言葉や偉人が残した名言を聞いてみましょう。とてもシンプルで当たり前の言葉ですが、生きる意味を見失っている人の心には深く突き刺さるものがあるはず。
■瀬戸内寂聴
“一日一日を大切に過ごしてください。 そして、 「今日はいい事がある。いい事がやってくる」 「今日はやりたい事が最後までできるんだ」 この事を思って生活してみてください。”
“生きるということは、 死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、 与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることです。”
■マザー・テレサ
“わたしたちは、成功するためにここにいるのではありません。誠実であるためにここにいるのです。”
■クリス・コルファー
“何度も何度も傷つけられたら、相手を紙やすりだと思えばいい。多少、擦り傷は受けれど、自分はピカピカになり、相手は使い物にならなくなる。”
■バーナード・ショー
“正直が一番だと子どもたちに教える前に、正直な世界を築く必要があると思う。”
■著:趙昌仁「カシコギ」
“あなたが死にたいと思った今日は、昨日死んでいったものが、あれほど生きたいと願った明日。”
■ジョン・レノン
“ぼくが5歳の時、母はこう言っていた。「幸せこそ人生に必要なこと」。
学校へ行くと、将来の夢を尋ねられる。ぼくは「Happy」と書いた。みんなはちゃんと質問の意味を理解しろという。だから、彼らに教えてあげたんだ。
「君たちは人生をわかってない」”
「生きる意味」って何でしょう。考えてみると、今生きていることが当たり前過ぎて、目の前の幸せに気づかず、自分を見失ってしまう人は多いでしょう。
人生のどこかでつまづいてしまうと、気分が落ち込み、悲観的な思いになったり……。
深く考え込んでいても、答えはなかなか見つかりません。考え過ぎてしまうと、心の病気(うつ)を発症させてしまうこともあります。心の病気が原因で生きる意味を失う人もいますから、心当たりのある人は、カウンセリングを受けてみるのもいいでしょう。
「生きる意味がわからない」そういう時は、“今”を生きていることを実感しましょう。
今を生きていれば、いつしか生きる意味になりうる転機が訪れることもあります。人によって生きる意味は違いますから、「自分にとって生きる意味とは?」を模索するのも人生のテーマではないでしょうか。
Written by Cleva