女性的な男性と聞くとみなさんはどの様な男性を思い浮かべますか? テレビで連日のように目にするオネエタレントでしょうか? 女装を好む細身な男性?
この世には見た目ではわからないけれど女性的な男性が存在します。今回は、そんな男性と関係を持ったことのある私がよくある質問に答えます。
女性的な男性とは個人による定義の差が大きいとは思うのですが、私は「女性になってみたい・なりたい」と感じている男性のことだと思うようにしています。
考え方や趣味を「男」と「女」で分けたりするのは、ジェンダーフリーが叫ばれる時代には似つかわしくないと思うので、女性になりたい願望があるかどうかで判断しているわけです。
女性を見て「キレイだな」と思うだけでなく、自分もそうなってみたいと感じている男性は意外といるものなのです。
お付き合いしている男性を「女性的だな」と感じていたポイントはいくつかあります。まず1つ目は、平均的な男性よりも美容に詳しいということです。
自分の肌質を知っていて最適なスキンケアを実践していたり、ムダ毛への抵抗が強く脱毛サロンに通っていたりします。
次に仕草や歩き方です。
肩を揺らしながら歩く「オラオラ系な男性」とは全く違う歩き方をしていて、上品でおっとりしていることが多いようです。
仕草も穏やかで、雑な印象を与えることは稀です。一緒に食事をしていても、食べ方がキレイだったり食器をきちんと両手で持っていたりするので、どこへ食事に行っても恥ずかしくありません。
非常にワイルドで堂々としていて積極的な男性が好きな方は、女性的な男性とお付き合いをしていて嫌になることもあるかもしれませんが、私は女性的な男性の、そんな一面も魅力だと感じているので嫌になることはありませんでした。
男性にはやはり男性らしくいて欲しい! という考えの方が、女性的な男性とお付き合いを続けて良好な関係を保つには、お互いの努力が必要かもしれません。
もちろん男性として見ることが出来ていましたし、男性として好きでした。たとえ、女性的な男性であっても目に入る体も耳に入る声も完全に男性ですし、24時間女性になりたいと強く願っているわけではないことがほとんどでしょう。
性行為においても男性に求められることはきちんとこなしていたので、男性としてみるための努力は必要ありませんでした。
女性的な男性とお付き合いをしていても、たまに男性らしくして欲しい時や、男性的な一面をみてみたい時があります。
そんな時は素直に言っていました。
「あなたの女性的な部分も好きだけど、男性的な部分も欲しい」と分かりやすく伝えることでお互いストレスを感じることも減りますし、自分が欲求不満に陥ることも防げます。
その要望にどの程度答えてくれるかは人によると思いますが、大切な彼女の要望ですから応えてあげたいという男性がほとんどではないでしょうか。
女性的な男性を見破ることが出来るかどうかについては、ある程度は見破れるというのが私の答えです。
前述した通り、仕草や歩き方が穏やかであることや、スキンケアのおかげで肌がキレイだったりするので、よく見ると女性的な男性かも? と気付くことは不可能ではないはずです。
女性的な男性と関係を持ったことのある私が、よくある質問に答えてきました。
「男性の草食化」や「ジェンダーフリー男子」という言葉が生まれていることを考慮すると、美容に目覚めたり、いわゆる「男性らしさ」を苦手に感じる男性というのは増えてきているのかもしれません。
Written by 愛