先日、奥手の男子が「超嬉しいです! 初めて女子とキスしました!」とLINE(ライン)を送ってきました。こちらはもう40歳を超えているので、「へえ、キスでそこまで喜ぶ男子もいるんだ」と、すごく客観的なことを思いましたが、思い返せば自分も最初のキスって嬉しかったかもしれないです。誰といつしたキスが最初だったのか、もう忘れましたが。
さて今回は、本命の彼氏に優しいキスをしてもらう方法があるとするならば、それはどのような方法なのかについて一緒に見ていきたいと思います。
冒頭に書いた奥手君のように、キス初心者というか恋愛初心者の彼氏であれば、「キスというもの」を彼はしたいと思っているのだから、女子が何もしなくったって、それなりに優しいキスをしてくれるはずです。
優しいキスじゃなくて激しいキスでもいいじゃないですか。それが嫌なら「もっと優しくして」と彼に言うといいです。彼は何も悪気があって激しいキスをしているわけではないのだから。
女子が言う優しいキスって、少女漫画にありがちなやつですよね。かっこいい男子にしかるべきシチュエーションで優しく、でもちょっとだけ強引な感じで迫ってこられて、顎をぐいっと引き寄せられて、唇をぐっと噛んでというか唇で挟んで。優しく唇と唇を重ね合わせて……みたいな。で、女子の気持ちが高まってきたら少し激しくされたりするやつですかね?そういうキスを本命の彼氏にしてもらおうと思えば、女子が「痛くしないで」とか「もっと優しくして」とリクエストすれば、きっと彼はやってくれます。なぜならキスは「こうしてほしい」という相手のリクエストを理解し、それを実践することが誰だってできるからです。
彼氏が優しいキスをしてくれないと彼女が嘆くのは、彼女が彼にリクエストをしないからです。
恥ずかしいからリクエストできないというのは「なし」です。これを「あり」にしちゃうから、「優しいキスをしてくれる彼氏が欲しいのですが」みたいな恋愛相談がこっちに来るんですよね。
みなさん、彼氏にしてもらいたいことはもっと積極的に言うべきなんですよ。「忖度」とか「空気を読む」とか、そんなの全く必要ないのです。
冒頭に「本命の彼氏に優しいキスをしてもらう方法があるとするならば」とも書きました。「あるとするならば」というのは、一般的には「実はない」からです。
男子は女子よりキスを粗末に扱う――これは恋愛市場における一つの真実です。
付き合いが長くなると、男子は情熱的なキスをしたがりますよね。嫌でもこれは認めないと話が前に進まないことです。でですね、それでも優しいキスをあなたがお望みなら、あなたが彼の顎をぐいっと引き寄せて優しいキスをするんです。
これは彼はものすごく喜びます。そしてあなたがする優しいキスに呼応して、彼もあなたに優しいキスをしてきます。
男子の性質として、女子にキスを迫られたらものすごくドキッとする、というものがあります。彼が優しいキスをしてくれないとお嘆きの女子は、この方法を使うしかないです。
「してくれない」ではなくて「あなたが優しいキスのきっかけを作り、彼氏を優しいキスへと導く」ことが大切。
優しいキス、優しいキスと書いていたら、DREAMS COME TRUEの「やさしいキスをして」が聴きたくなりましたので、このへんでお終いにしたいと思います。
Written by ひとみしょう