付き合って1年。3歳年上で営業マンの彼は「好きだよ」も「可愛いね」も言ってくれません。
付き合う前は「可愛いね」って言ってくれていたのに、なぜ付き合ってから甘い言葉を言わなくなってしまったのでしょうか?
甘い言葉がないから彼の愛情がないとは思いませんが、寂しいです。
このことは直接彼に聞いていいものなのでしょうか?
(22歳/女性/看護師)
ご質問誠に有難う御座います。
今回のお悩みは、いわゆる「釣った魚に餌をやらない」問題でしょう。男性は多かれ少なかれ間違いなくこの傾向が御座います。
もちろん付き合った後も甘い言葉をかけてくれる男性もおりますが、それは程度の問題。付き合う前と同じだけの餌をあげる男性は存在しないと言っても過言ではありません。
ご質問者様は社会人ということですが、もしも仕事をどれだけサボっても給料が全く下がらず、なおかつクビになることもなく、社内での評価も悪くもならないとしたら、ご質問者様は仕事を頑張るでしょうか?
この問題は共産主義の崩壊の原因でした。
ソ連を中心にした共産主義は「頑張っても頑張らなくても給料が変わらない」という仕組みであったため、労働者は仕事を真剣に行いませんでした。そのせいで資本主義勢力に経済で敗北し、共産主義は崩壊したと言えるでしょう。
このことからも分かるように人間は頑張っても頑張らなくても結果が変わらない場合、努力をしない生き物で御座います。
例えば、女性を口説く際は甘い言葉を言うか言わないかで結果が大きく変わるでしょう。ですので男性は口説く際には手八丁口八丁で女性に労力を払うのです。しかし、付き合った後はどうでしょうか?
よく言われている話として、男性は体目当てだからその後は労力を払わないというものが御座いますが、それも確かにまた正しいでしょう。
ですが、それ以上に問題な点として、女性がそのことを言わないということがあげられるかも知れません。
今回の問題を男性の目線で考えてみましょう。
男性は付き合うまで女性に対して甘い言葉をたくさんかけていました。そして見事に女性とお付き合いをすることになります。
男性も付き合っていた当初は、女性に対して労力を払っていたことでしょう。しかし慣れもあり徐々に女性への労力が少なくなっていくのは間違いありません。
もしもここで女性がそのことを指摘したり、男性に対して冷たく接すれば、男性は「自分が労力を払うことで好意を得ることが出来る」ということを理解できるでしょう。
しかし、今回のご質問者様のように何も言わないと「言わなくても好意を確保することが出来る」と男性は勘違いしてしまうのです。
労力を払っても払わなくても女性の好意を得ることができる。男性がそう考えたら女性に対して労力を払うことはありません。これはご質問者様の仰る通り「愛情」の問題ではないのです。例えば、何か物を買うとき、わざわざ定価以上の金額を支払う方はおりません。
1000円払ってでも欲しいと思っていても、その商品が100円で売っていれば100円しか出さないように、男性も「彼女のために労力を払う気」があったとしても、払わないでも得られている限りその労力を支払おうとは思わないのです。
それならばご質問者様がすべき行動は何でしょうか?
もしも彼女から「寂しい」と言われて「面倒だ」とか「迷惑だ」と感じるような彼氏であったのなら、そんな彼氏は振ってしまった方が良いでしょう。
Written by ラブホスタッフ 上野