人間を大別すると、以下の2タイプに分かれます。感情豊かなタイプと、理性的なタイプ。あなたはどっちタイプでしょうか?
私たち女性の場合は感情豊かなタイプが多いように見受けられます。それは果たして、恋愛面ではプラスなのでしょうか? それとも……。
大前提として! 感情表現が豊かであろうと、理路整然としたロジカル思考であろうと、どっちでも良いんです。
どちらが正しくて、どちらが間違っているということはありません。ただ、場面ごとによってある程度の「使い分け」は必要になってきますよね。
たとえば仕事において。やる順序が決まっている業務があったとしましょう。A業務を片付けてから、B業務に取りかかるべきところ、豊かな感情に任せて「気分的にはB業務を先にやりたい」では、イチ社会人としてアウトです。
心の中で「A業務に関してはぶっちゃけ気分が乗らないけど、順序が決まっているから仕方ない」と、理性を働かせるべきでしょう。
逆パターンもありえます。たとえば「全米が泣いた!」的な、感動ストーリーの映画を観たとしましょう。
「所詮は作り物のフィクションでしょう」という理屈っぽい考えでは、せっかくの映画を楽しむことができないですよね。感情が豊かであるほうが、映画の素晴らしさを存分に味わうことができます。
そういえば一般的に、男性は理性的で、私たち女性は感情的な生き物であるとされています。その根拠はどこにあるのでしょうか?
キーワードは「男の子なんだからガマンしなさい、泣いちゃダメ!」です。
子どもの頃、兄弟や男の子の友達が、お母さんや保育士さんからそんなふうに言われているのを聞いたことがあるでしょう。また、「男が泣いていいのは親が死んだ時だけだ」という言葉もあります。
つまり男性は、子どもの頃から、涙を流すことを制御されてきました。涙を流すことは、感情を出すことです。感情を抑えて育ってきた彼らが、論理思考になるのはごく自然なことかもしれません。
一方で私たち女性は、泣くことを推奨されて育ったわけではないですが、それでもこんな言葉があります。
「涙は女の武器」、つまり感情を露わにすることは、メリットに繋がりますよ! という刷り込みをされているようなものです。そのため私たち女性は、無意識に感情優先になっているのでしょう。
恋学は恋を学ぶサイトですから、恋に絞って考えたいと思います。冒頭でも述べましたが、感情豊かであることは、恋愛面ではプラスなのでしょうか? それともマイナスなのでしょうか?
白黒ハッキリつけるのは非常に難しいですが、筆者の見解ではマイナスです。
賛否両論あるのは承知の上で、持論を述べますね。論理思考の男性にとって、感情優先の女性はズバリ、扱いにくいであろうと筆者は考えます。よくある例え話ですが、上司の愚痴をこぼしたところ、彼氏は「人事部に相談すべきだ」など具体的な解決策を提示してきたと。
彼女側は、単に愚痴を聞いてほしかった、共感してほしいだけだったと。女友達なら、このニュアンスを理解できるでしょうが、論理思考の男性にとってはちんぷんかんぷんなのです。
もちろん、感情のスイッチを一切オフにする必要はありません。
「喜怒哀楽」で言うならば「喜び」と「楽しい」の感情表現は、より豊かであるほうが、男性目線には好印象!
「喜び」と「楽しい」の感情表現を炸裂させる分、「怒り」「哀しい」の感情表現には、理性のブレーキをきかせておきましょう。
Written by 菊池美佳子