身体の不調が気になるときは、改善策として「足つぼ」に注目してみませんか?
足には、あらゆる症状の改善が期待できるつぼが存在します。状態に合わせた足つぼマッサージを試して、心身の健康を手に入れて。
一見難しそうですが、ツボの場所が分かれば簡単に行えますよ。
足つぼマッサージは、足裏のツボを刺激して溜まった老廃物を促します。心臓から最も遠い部分である足裏は、血行が悪くなりやすく老廃物が溜まりやすいです。
この老廃物を放置しておくと、足裏にしこりができる原因に。痛みがあるつぼは、押したつぼと関連した体の部分に不調があることも考えられます。そのため、簡単に体の不調が分かりやすいでしょう。
足つぼマッサージは、健康にいいと言われています。しかし、実際に足つぼを刺激すると痛みが生じますよね。
痛みがあるのに刺激をして、大丈夫なのかと不安に感じませんか?
痛みが生じるメカニズムを知ることで、正しい足つぼマッサージを取り入れることができるでしょう。
そこで、足つぼが痛い理由を4つ紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
足つぼが痛む理由の1つに、体の臓器や器官などの不調が挙げられます。足つぼは体の臓器と器官に繋がっているので、そこを刺激することで痛みが生じる仕組みです。
不調がない場合は、刺激を与えても痛みは生じませんが、不調がある場合は強い痛みが生じるでしょう。足つぼを刺激して痛みが生じたら、体の不調を疑ってみては?
足裏は体全体の重みをいつも支えているため、筋肉が疲れやすくなります。筋肉が疲れると、刺激した時に強い痛みが生じることがあるでしょう。
足つぼが多い足の裏は、地面と体重に押しつぶされています。また、血行不良になりやすい箇所なので、なおさら疲れやすいでしょう。
足つぼを軽く押して強い痛みが生じた場合、筋肉の疲労により炎症を起こしている可能性があります。この場合、寝て起きた頃に痛みがなくなるでしょう。
見た目は何も変わらず自覚症状がない場合でも、足裏が怪我をしている可能性があります。足裏に過度な負荷や負担が加わると、炎症を起こしたり目に見えない傷が生じることも。
この状態で足つぼを刺激してしまっては、怪我で痛いのか足つぼが痛いのか判断ができません。アスファルトや硬い道でジョギングなどを行う人に、多く見られる症状です。
また、運動をほとんどしない中高年にも現れやすい症状だと言われています。
足裏は血行不良になりやすく、老廃物が溜まりやすい部分です。この老廃物を放置しておくと、しこりができてしまう可能性があります。
しこりになってしまうと、足裏を刺激しなくとも痛みが生じることも。しこりが足裏を刺激してしまうので、就寝前にもみほぐしてください。老廃物が溜まらないよう、普段からマッサージを行ってみてはいかがでしょう?
足つぼを刺激することで、体のどこに不調があるのか見当がつくでしょう。
また、足つぼに刺激を与えることで、該当する臓器や器官に働きかけます。
弱った臓器や器官が正常に動けるようになるよう、足つぼを把握しておきたいですね。
そこで、痛みを感じる部分と身体の関係性について学んでいきましょう。
5つのつぼとその関係性を紹介するので、足つぼを刺激しながら読み進めてみてはいかがでしょうか?
足の親指に痛みが生じた場合、頭に不調があると考えられます。ここを押して痛みがあるあなたは、頭痛に悩まされていませんか?
また、頭がすっきりしなかったり重く感じる場合も、痛みが生じるでしょう。足の親指には大脳・小脳・脳下垂体のつぼがあります。
頭痛や重みを感じたら、足つぼを優しく刺激しましょう。頭痛が緩和され、頭がすっきりする可能性がありますよ。
土踏まずの足つぼが痛む場合、胃の不調が考えられます。胃に不調を感じたら、土踏まずをマッサージすると良いでしょう。
また、土踏まずの少し上の部分を押して痛みが生じた場合は、肺と気管支の不調が考えられます。呼吸のしにくさや息苦しさや、呼吸が深く行えないという症状がある人は、この足つぼを刺激すると良いでしょう。
全ての足の指先は、副鼻腔に繋がっています。そのため、鼻水・蓄膿症・花粉症などの症状がある人に痛みが生じる足つぼです。
副鼻腔の不調を抱えている人は多く、足つぼを刺激することで緩和されるでしょう。花粉シーズンは副鼻腔のトラブルに悩まされる人が多いので、花粉症がある人は日ごろから足つぼを刺激してみてはいかがでしょうか?
かかとの足つぼを押して痛みが生じた場合、月経不順や月経痛があると考えられます。
かかとを押して痛みがある人は、日ごろから月経トラブルに悩んでいませんか?
月経トラブルを放置しておくと、重大な病気を引き起こしかねません。すでに病気が隠れているサインの可能性も高いでしょう。
月経トラブルに悩む人はかかとの足つぼを刺激すると緩和されますが、自己判断は禁物です。婦人科で受診をしましょう。
足の指の付け根を押して痛みが生じたら、自律神経の乱れが考えられます。自律神経とは、自身の意思でコントロールできません。
活動モードになる交感神経と、休息を取る副交感神経の2つで成り立っています。強いストレスが加わると交感神経が優位になってしまい、不眠の症状を引き起こします。
活動モードと休息モードにばらつきが出てきたら、自律神経のバランスが乱れている証拠。しっかりと足つぼを刺激して、休息しましょう。
足つぼマッサージは体の不調に効果が期待できる反面、マッサージを行うタイミングを間違えてしまうと不調を悪化させてしまうことも。
そのため、足つぼマッサージを行うのであればベストなタイミングで行いたいですよね。
しかし、どのタイミングがベストなのか判断が付かない人も多くいます。そこで、足つぼマッサージを行う上での注意点を紹介するので、詳しく見ていきましょう。
食後すぐの足つぼマッサージはおすすめできません。食後は食べたものを消化するために、消化器官に血液が集まります。
足つぼを刺激すると血行が良くなりますが、消化中は消化器官の血液の量が減少傾向に。そのため、消化不良を引き起こす原因になりかねません。
このことから、食後すぐは足つぼマッサージをするのではなく、消化が終わる食後30分以上を見計らうのがベスト。
足つぼを刺激すると、血行が促進されます。そのため、飲酒直後に足つぼマッサージを行ってしまうと、酔いが回りやすくなる原因に。
酔いが回りすぎてしまうと、気分の不調や身体の不調が現れてしまうでしょう。飲酒の予定がある場合は足つぼマッサージはお休みして、アルコールが抜けきった翌日以降に行うようにしましょう。
妊娠中や、妊娠の可能性がある人は足つぼマッサージは行わないでください。足つぼはさまざまな臓器と器官に働きかけるので、体調が変動しやすい妊娠中に行うことは危険。
さらに、妊娠中は体の機能も変わりやすい時期です。足つぼマッサージを行うことで、胎児に影響が出ることも懸念されます。健やかな妊娠生活を送るためにも、足つぼマッサージは行わないようにしましょう。
足に怪我をしている場合、足つぼマッサージを行わないようにしてください。足の怪我付近やその患部に刺激を与えてしまい、痛みを生じる原因になりかねません。
足つぼの刺激は血行を良くするので、怪我付近の血行が良くなると痛みを増やしてしまう可能性があります。このことから、足に怪我を負ってしまった場合は足つぼマッサージはお休みし、怪我の回復を待ちましょう。
足つぼマッサージを行うことで、体から出る不調のサインに気付けるようになるでしょう。
不調に素早く気付くことができれば、大きな病気につながるリスクも軽減されます。
また、日々の疲れからも不調は現れるので、こまめに足つぼマッサージを行うのも1つの手。
足つぼマッサージを行ったら休息を十分にとり、エネルギーをチャージしてくださいね。
Written by ちあり