価値観が同じ人と結婚したい――そう考える人は多いのではないでしょうか。
とはいえ、自分とまったく同じ価値観を持つ人を探すというのは至難の業。
ここでは、できる限り価値観の近い人と結婚するために、最低限チェックしておくべきポイントについてご紹介していきます。
結婚生活を考える上で、絶対に無視できないのがお金に対する価値観の違い。
お金をかけるポイントが違うといった程度なら、「まあ、お互いさまだし」と考えることができますが、どちらかが家族の未来のために一生懸命節約を心がけていても、もう片方がどんどん浪費してしまう――これでは、いずれ結婚生活そのものが破綻してしまうことでしょう。
そんな事態は避けたいと思うのならば、彼のお金の使い方について普段からそれとなく目を光らせておくことです。
①彼のお金の使い方について、「理解できない」と感じることはありませんか?
②彼の収入と支出のバランスはとれていますか?
③彼と一緒にいて、極端に“無駄遣い”や“ケチ”と感じることはありませんか?
上記すべてYESであれば、あなたと彼のお金に対する価値観は近いといって良さそうです。
――彼は代々続く財閥の御曹司。一方、あなたの家庭は生活苦で食べるものもままならず……
そんな極端なことはないにしても、お互いの家庭環境に大きな格差があるというのは珍しいことではありません。
金銭面以外にも、教育や躾、愛情など、百の家庭があれば百の環境があり、人はみなそれぞれが生まれ育った家庭の持つ価値観を基準として育ってゆくものです。
よく、離婚の理由として“価値観の違い”というものがあげられますが、これもそうした小さい頃からの習慣やものの見方によるものが大きいと言えるでしょう。
心から愛し合うふたりの、生涯をともにしようという誓いすら打ち砕いてしまうほど、お互いの家庭環境の違いがもたらす影響というのは大きなものなのです。
彼の家庭環境をチェックする方法としてベストなのは、彼の両親に会ってみることです。彼の両親のあなたに対する対応、会話の中で感じる共感や違和感を見逃さないようにしてください。
多かれ少なかれ、それらはすべて愛する彼を作り上げている基盤の一部と考えて間違いないのですから。
結婚生活を長く続けていくと、ふたりでいることが“日常”になります。
恋人時代のようなドキドキワクワクを感じることが少なくなって、彼に対する思いも、“燃え上がる恋心”というよりは“穏やかな愛情”へと変化してゆくことでしょう。
そうなってから重要なのが、お互いの“笑いのツボ”です。
“笑いのツボ”というと、お笑い番組を見て同じ場面で大笑いするといった場面を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、それだけではありません。
日常のちょっとした失敗や言葉、ふるまいの中で、笑顔になれるポイントが近いかどうか――それが“笑いのツボが近い”ということです。
この笑いに対する価値観のズレが大きいと、お互いが日常生活の中で絶え間なくストレスを感じ続けることになってしまいます。
この“笑いのツボ”はお金や生活習慣と違い、直そうと思っても直せないぶん、一番慎重に見極めておくべきポイントかもしれません。
いかがでしたか?
長い結婚生活。価値観の違いというのは良くも悪くも大きな影響を与えるものです。
ぜひ今回の記事を人生の苦楽をともに歩んでいける伴侶を探し出すためのひとつの参考にしてみてくださいね。
Written by 安藤うめ