女子トイレでメイクを直す際は十分なスペースがなかったり、できるだけ早く元の場所へ戻らなければならなかったりなど、意外と制約が多いもの。
ポーチの容量も限られるため、何を持ち歩くべきか迷ってしまう方も多いでしょう。この記事では、女子トイレでさっとメイクを直すために持っておきたいコスメについてお伝えします。
メイク直しで一番に着手したいのが、ベースメイクの崩れの修正です。夏は汗や皮脂で顔全体がグズグズになりますし、冬は乾燥で目元や口元などを中心とした部分が粉をふいたような状態に。
アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクにばかりに気を取られてしまいがちですが、崩れたベースメイクは清潔感を損ないます。
女子トイレでメイク直しのスペースを確保したら、まずベースメイクを直すようにしましょう。ベースメイクの修正に欠かせないのが、水分と油分の補給。
ティッシュやあぶらとり紙などでベースメイクの脂浮きを軽く押さえたら、ミストタイプの化粧水や乳液を使って肌の状態を整えましょう。
「基礎化粧品のボトルはそれなりに大きいので持ち歩かない」という方も多いかもしれませんが、これらは肌の印象を大きく左右する重要なアイテムです。
なるべく携帯しやすいサイズのものを用意しておくか、乳液やクリームなどは100均や無印などに売っている小さなボトルに詰め替え、ポーチに入れておくと安心です。
また、試供品などでもらえる小さなパウチのものを利用するのもおすすめです。
ベースメイクの次に気になるのは、よれてしまったポイントメイクです。
特に目元や肌荒れがある部分は乾燥などの影響を受けてメイクが崩れやすいので、乳液をつけた綿棒やティッシュの角などで、きれいにオフしておきましょう。
よれた部分をきれいに整えたら、上からコンシーラーをのせてカバーします。
くずれた箇所にはより念入りに厚くコンシーラーをのせたくなるところですが、厚塗りはメイクの崩れを悪化させます。ごく軽く、薄くのせていくことを意識しましょう。
ベースメイクやポイントメイクの崩れを修正したら、仕上げにフェイスパウダーをのせていきます。
保湿をし直して、コンシーラーでカバーもして、つい朝のメイクと同じようにファンデーションを重ねてしまいたくなるところですが、すでに皮脂とファンデーションが混ざり合ったものが肌の上にある状態でさらにファンデーションを重ねると、元々の状態よりもメイクは崩れやすい状態になってしまいます。
いつも使っているファンデーションよりも軽やかな質感のフェイスパウダーなどを使って仕上げるようにしましょう。
女子トイレでもさっとメイクを直すことができるコスメについてお伝えしてきましたが、みなさんはメイク直しで女子トイレを使うときの立ち振る舞いについて考えたことはありますか?
女性しかいない閉ざされた空間で自分の顔や手元にだけ集中していると周りが見えなくなり、自分が気付かないうちに周囲の人に迷惑をかけていることも……。
ここからは、女子トイレなどの公共の場所でメイクを直す際のNG行動についても合わせてお伝えします。
個室でメイクをする人がいると、「用を足す」という本来の目的でトイレを使いたい人にとても迷惑です。
「誰も見ていないところで、落ち着いてゆっくりメイクを直したい」という気持ちはわかりますが、絶対にやめましょう。
パウダールームがないトイレでメイクを直す際は手洗い場の鏡を使うことになりますが、鏡の真正面を陣取り続けてしまう女性もいるようです。
用を足した後に手を洗いたい人の邪魔になってしまうので、一歩横にずれてメイクを直すようにしましょう。
メイク直しをしているとティッシュや綿棒などのゴミが出ますが、そうしたものを散らかしたままその場を去る人も多いです。
女子トイレは公共の場所。来た時よりも美しく、ゴミはゴミ箱へ捨てるか・持ち帰るか、きちんと処理をしましょう。
Written by 六海うい