恋人との付き合いでは、幸せな気持ちを継続させて行きたいでしょう。本記事では、マンネリだと感じる瞬間10選、マンネリ化してしまうカップルの特徴や解決法について紹介していきます。
最近恋人との関係がマンネリだと感じている方は参考にしてみてください。
「マンネリ」とは、英語のmannerism(マンネリズム)が語源の言葉で、このマンネリズムを略してマンネリと言います。
「マンネリズム」とは、芸術や演劇の部門で多く使われている言葉で、作者による作風や癖を指します。
例えば、日本でも同じ脚本家が書いたドラマや、同じ監督が作った映画などにはその人の作風が現れます。小説などでも「この作家の作品が好き」という場合、そのパターン化した書き方などに惹かれていることが多いですが、それが本来のマンネリの意味です。
伝統として受け継ぐ必要のあるものに対して使われる言葉でもあるので、マンネリの語源は決してネガティブな意味ではないということが分かるでしょう。
ここからは、マンネリだと感じる瞬間について紹介します。マンネリだと感じる瞬間を察知して、倦怠期に陥る原因に気づきましょう。
今回は、「自分の優先順位が低くなる」をはじめとする10項目をピックアップしていきます。以下で、それぞれの瞬間について詳しく見て行きましょう。
付き合いたての頃は、お互いの時間を何よりも大切にするでしょう。
しかし、付き合いが長くなるにつれ、彼が自分の用事を優先させたり、友達との予定を入れようとしたりすることが多くなった、ということはないでしょうか。
毎日でも会いたいと思っていた気持ちはそこにはなく、彼女としての自分の優先順位が低くなったと感じる人もいるでしょう。
もちろん、付き合いが続いて来れば関係は落ち着き、一緒にいることが当たり前になる部分もあるでしょう。
それでも、明らかに自分の優先度が低いことに気づいた時は、「マンネリ」を感じる瞬間と言えます。
付き合い初めの頃は毎回のデートにも違った楽しみがあり、次回以降のデートについても「今度はドライブデートにしよう」「冬になったらスノーボードしよう」など、予定を立てるでしょう。
しかし、二人であれば何でも新鮮にできたことが、毎回同じデートプランになってくれば、出かける楽しみも薄れていきます。
最近のデートがワンパターンに感じ、だんだんと面倒になってきたら、それはマンネリと言えるでしょう。
相手に対する恥じらいがなくなるのも、マンネリ化している特徴です。
初めは食事をする時にも「自分は変な顔をしていないか」などと緊張した相手でも、気を許すと細かいことが気にならなくなってきます。
そして、ふとした瞬間におならやげっぷが出てしまっても、「まあいいか」と思って流してしまうことも増えてくるでしょう。
「恥じらいがないほど親しくなった」と良い受け止め方もできますが、場合によっては、異性として意識されなくなってしまう可能性もあります。
ときめきが少なくなるとは、ドキドキする胸の高鳴りがなくなってくるということです。交際が長くなり、お互いの性格をある程度知ってくると新鮮さが減り、ときめきが少なくなります。
例えば、付き合いたての頃は、少し連絡が取れないだけで落ち着かなかったことも、交際が3カ月ほど過ぎた頃には、連絡がなくても「今忙しいのかな」程度で、不安になることも少なくなるでしょう。
恋が燃え上がっている時は、お互いに自分のことを知ってほしい、相手のことを知りたいという気持ちが強いため、話題も豊富です。
しかし、お互いを知りすぎてくると会話は少なくなってくるでしょう。
特に同棲しているカップルの場合、一緒にいる時間が長く、普段の生活まで知り尽してしまうので話すことが減りやすい傾向にあります。
「同棲」というと二人の距離が近づきラブラブな印象がありますが、新鮮な話題がなくなるというデメリットを抱えていると言えます。
マンネリの特徴として、コミュニケーションが希薄になることが挙げられます。
付き合いたてはこまめに連絡をとっていたのが、連絡が来たかどうか気にならなくなるため、LINE(ライン)や着信履歴を確認しなくなり、返事も遅くなります。
また、連絡の回数と共に会う頻度も減るでしょう。以前は週末を恋人のために空けていたのに、会う約束をせず一人でのんびり過ごす日も増えてきます。
デートをしてもお互いに携帯を見ている、という付き合い方はマンネリだと感じる瞬間です。二人でいるのに二人でいる時間を楽しまず、各自一人でできることに夢中になっています。
携帯ばかり触っていると、会話をしても会話の内容が頭に入ってきません。
例えば何か話そうとしても、携帯を触りながら話を聞かれているのでテンションも下がります。
次第に、お互い「二人でいても意味があるのかな」と思うようになるでしょう。
喧嘩が増えてしまうのもマンネリ化したカップルの特徴でしょう。
付き合った当初は、些細なことでは腹を立てず、冷静になる思いやりもありましたが、付き合いが続いたことで遠慮がなくなり、すぐに喧嘩に発展します。
些細なことで腹が立った時は、「お互いの立場になって考える思いやりが消えたから」ということに気づきましょう。自分本位になり、相手に対して優しさを持てなくなっています。
趣味やプライベート、好きなことなど、相手のことがわからないとどんどん興味が湧きます。しかし、相手のことを知っていれば質問する必要もなくなるため、興味自体が薄れるのは当然のことです。
そのため、マンネリだと感じる瞬間も、相手に対して関心が少なくなっている時でしょう。
知っていることは改めて聞く必要もありませんし、自分と趣味が違う部分であれば、入っていけない世界だと敬遠するでしょう。
相手を尊重している姿勢でもありますが、関心が薄れていることとも言えます。
交際当初こそラブラブで、手を繋いだりハグしたり、頻繁なスキンシップも多かったでしょう。しかし、今ではそういうこともめっきり減った、ということはないでしょうか。
時が流れ、お互いに慣れ親しんでくると、会っても友達のようなさっぱりとした付き合いになっていることがあります。
長く付き合うことによって「今更くっついたりしなくても」という気恥ずかしさが生まれ、スキンシップが減り、付き合い自体がマンネリ化している場合もあるでしょう。
ここからは、マンネリ化してしまうカップルの特徴について紹介します。誰もが「マンネリ化してしまうカップルにはなりたくない」と考えるでしょう。
今回は、「一緒にいる時間や回数が多い」をはじめとした9項目をピックアップしていきます。それぞれの特徴を把握して、マンネリ化しないカップルの参考にしてください。
一緒にいたい気持ちが強いことには、付き合っている者同士が幸せで、愛も深まりやすいイメージがあるでしょう。
しかし、毎日のように会っていたり、同棲していたりなど、あまりにも一緒にいる時間や回数が多い付き合い方をしていると、飽きたり慣れたりしやすい傾向があります。
適度な距離や時間を空けるのも、マンネリ化を防ぐ一つの方法と言えるでしょう。
「お互い会話がなくても空気のような存在で、一緒にいて楽」という表現をすることがありますが、必ずしもそれが良いこととは限りません。
会話がなければ、その分お互いの気持ちを伝え合う機会が減るため、愛情も薄まっている場合があります。
他にも、「一緒にいてつまらないから話さない」や「会話がないから携帯を見てしまう」と片方が思っているケースもあるでしょう。
本当に話すことがない場合は、恋人同士として冷え切った関係です。
付き合ってから、キスをしたりお泊りをしたりなど、関係が進んでいくスピードがあまりにも早い場合は、マンネリ化しやすい傾向があります。
二人の関係をじっくり進めていくほうが、ドキドキ感を長く味わえます。あまりにもあっさりと一通りのことを体験してしまうと、簡単にできてしまったために「面白みがない」と感じてしまうため、マンネリになるスピードも速くなります。
恋人ができた嬉しさから恋にのめり込みすぎていると、「熱しやすく冷めやすい」という言葉のように、マンネリ化しやすいでしょう。
例えば、SNSで大々的にツーショット写真をあげて「○○くん大好き」「今日も幸せだよ」とラブラブなアピールをしている人は、恋の情熱が早々に燃え尽きてしまう傾向があります。
熱が冷めればときめくことも少なくなるため、「気付いたらマンネリ化していた」というケースが多いでしょう。
連絡頻度が極端に少ない恋人関係も、そのまま相手がいなくても良い状態に慣れてしまい、マンネリ化してしまうカップルの特徴でしょう。
連絡しない期間が長い場合、「この人のこと好きだったっけ」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
会う頻度が多すぎても良くありませんが、少なすぎても、お互いのコミュニケーション不足につながり、相手の必要性を感じなくなります。
キスやハグは相手の愛情を確かめ合うコミュニケーションであり、はっきりと好きだと感じる瞬間です。
こうしたスキンシップが少ないと友達のような付き合いになり、恋愛対象として見られなくなっていく傾向があるでしょう。
元々スキンシップが少なすぎると、いざスキンシップを取ろうとしても、それ自体が面倒で、マンネリ化したカップルになっていることがあります。
相手に大切にされていると気づければ、自分ももっと相手を大切にしようと思うでしょう。良い関係を続けていくためには、お互いを尊重し思いやることが大切です。
しかし、強すぎる束縛や自分の希望や我儘ばかり言うなど、お互いを尊重できない付き合いをすれば、「こんなに性格が悪いのか」と相手を冷めさせていくでしょう。
負の感情をぶつけられたくないため、距離を保って付き合おうということになり、気付いたらマンネリ化していたというケースも少なくありません。
恋人に会えないと「寂しい、会いたい」という気持ちが出てきますが、マンネリ化しやすいカップルは、会えない時間に慣れ過ぎてしまい、寂しいと思うことがありません。
久しぶりに会っても、それまで寂しかった気持ちを打ち消すような気持ちにはならず、「当分会わなくても平気そう」という気持ちにもなるでしょう。
このように、会えない時間に慣れてしまうのもマンネリ化してしまうカップルの代表的な特徴です。
最初に恋の炎が燃え上がると、キスや手つなぎデートをしたり、遊園地や旅行に行ったり、沢山やりたいことを経験したり、やり尽くしてしまうこともあるでしょう。
「楽しかったね、また行こうね」という気持ちが続けば良いですが、やりたいことをやり尽くしたカップルは、その先の付き合いのイメージが持てず、マンネリ化しやすい可能性があります。
ここでは、マンネリだと感じた時の解決法について紹介します。マンネリによって恋人の冷たい態度や別れを感じさせるサインが気になる人は参考にしてみてください。
今回は、「新しい場所や旅行へ行く」をはじめとした10項目をピックアップしていきます。以下で、それぞれについて詳しく見て行きましょう。
毎回デートコースが一緒だと、飽きてしまうのは当然です。この状態を打破するためには、新しい試みが必要になるでしょう。
行ったことがない場所に行けば、新鮮な気分になり、いつもとは違った雰囲気を味わえます。おすすめのデートスポットなどネットで検索したり、旅行の計画を立てたりしてみましょう。
ある程度の刺激として、会いたくても会えないもどかしさも、二人の関係を新鮮なものにするためには必要になるでしょう。そこで、一定の期間を決めて恋人と距離を置きます。
相手には、期間を置く理由を「マンネリ化させないため」とは言わないで行いましょう。
理由を伝えてしまうと、相手がマンネリ化していたことに気づき、「好きではないのかもしれない」という方向に気持ちが傾いてしまうこともあります。
交際期間が長くなったことによって、自分自身を磨くことに手を抜いているケースもあるでしょう。マンネリを解決するには、自分が変わることも大切です。
おしゃれに気をつかったり、メイクや髪型を変えてみたり、いつも綺麗にいようとしていると、改めて魅力を感じてもらえるでしょう。
態度が煮え切らない相手を責めても状況は変わりません。マンネリ化していると気づいたら初心を思い出しましょう。
付き合いはじめは気遣っていたものの、今は遠慮なく、きつい言葉を相手に向けてしまっているようなことはないでしょうか。
普段の態度から見直すことを始め、付き合いたての頃の服装をしてみたり、デートプランも当時の内容を再現してみたりするのも良いでしょう。
マンネリを解消するために、二人で出来る趣味を始めましょう。趣味がこれまで一致しなかったカップルには特におすすめです。共通の話題も増えて楽しみを共有できるでしょう。
運動不足を感じるのであれば一緒にジム通いをしたり、テニスを習ったり、ボランティア活動をしてみたりするのも新鮮でしょう。
積極的にお互いが楽しめることを探していけば、自然に会話も増えていきます。
何もなく平凡な日々を過ごしていると、刺激が足りないことがあります。そんな時は思い切ってサプライズをすると喜ばれるでしょう。
ちょっと高いレストランを予約してご馳走したり、記念日にプレゼントを用意してみたり、自分のために企画してくれたことが伝われば相手も嬉しく思い、仲も深まるでしょう。
他の異性と出かけてみると、今の恋人の良さを改めて感じることもあります。他の人に目を向けてみるのもマンネリ化を解決する方法の一つです。
また、他の異性と出かけることで恋人が自分をどう思うかを確かめることが可能です。「何時に帰ってくるのか」など、出かける日を気にしている素振りがあれば、まだまだ仲は冷めていないため、マンネリ化を防げるでしょう。
ただし、他の異性と出かけることによって喧嘩になる場合があります。関係が悪化しないように注意が必要です。
マンネリを感じたときは、相手を好きだと思う気持ちが見えなくなってしまっている可能性があります。彼の良いところや思い出を振り返ってみましょう。
優しいところ、悪いところを叱ってくれるところ、前向きなところ、仕事への姿勢など、自分が好きになった彼の様子を思い出せれば、もう一度ときめきを取り戻せることがあります。
マンネリだと感じた時は、「別れた時」について考えてみましょう。
相手を失ったとき自分はどうするのか、後悔するのかなど、恋人と別れた時に何を思うか考えてみましょう。
いざ、自分の前からいなくなることを思うと、相手の大切さに気付くことがあります。
恋人との間に、「約束事」を決めている人も多いのではないでしょうか。中には「そこまで決めなくてもいいのでは」という事柄もあるでしょう。
自分は良くても、相手が約束事の部分で付き合い自体を面倒に感じている場合もあります。
例えば、「毎日必ず連絡しなければならない」「他の異性とはやりとりをしない、するときは相談する」など、細々と決めすぎていると、管理されているようで辛くなってしまいます。
最後に、マンネリにならない為に日頃からできることについて紹介していきます。マンネリにならないために、日々努力できること、改善できることを実行していきましょう。
今回は、「好きな気持ちを伝える」をはじめとした7項目をピックアップしていきます。以下で、それぞれについて詳しく見て行きましょう。
頻繁に「好き」「愛してる」と言うと安っぽく、特別感が消えてしまいますが、相手に幸福感を与えるためにも、適度に好きな気持ちを伝えるようにしましょう。
恥ずかしがらず会話の途中で「好きだよ」と言ったり、誕生日やクリスマス、付き合った記念日などには「これからもよろしくね」と、ずっと一緒にいたい気持ちを言葉にしたりしましょう。
付き合いに慣れてしまうと、「想われていることが当たり前」だと感じ、服装や髪形にも気を配らなくなってしまうことがあります。
恋人と会う時は、身だしなみは整えるように心がけましょう。一緒にいる恋人が素敵だと、誇らしく嬉しい気持ちになります。
いつも行く場所でも、何回目のデートでも、綺麗にいる努力を惜しまないことがマンネリ化を防ぐポイントです。
「ありがとう」「いつも助かっているよ」など、感謝を伝えることも、お互いに思いやりを持ち良い付き合いを続けていく秘訣です。
「自分と付き合ってくれてありがとう」という日々の幸せや、「恋人として出会えたこと」にも感謝の気持ちを伝えてみましょう。
誕生日や付き合った記念日は二人でお祝いをしましょう。誕生日は相手がこの世に生まれてきた日、記念日は二人が思いを通じ合わせて恋人になった記念の日です。
サプライズのプレゼントを用意するなど、普段とは違うことをして特別感を持たせ、マンネリ化しないように心がけましょう。
普段、あまり「好き」と言えない人も、記念日には恥ずかしさに負けず気持ちを伝えてみましょう。
常に互いに尊重できる関係でいようとすることも、マンネリ化しないためにできることです。お互いを尊重できないと、遅かれ早かれ相手を嫌いになってしまう結末が訪れます。
「約束は守る」「嘘はつかない」「付き合いが長くなっても誠意を持って対応する」など、相手を尊重することを心がけましょう。
どれも人として当たり前のことですが、付き合いが長くなって相手に遠慮がなくなると怠ってしまう部分でもあります。
適度な距離感であれば相手の貴重さを感じられますが、あまりにもいないことに慣れてしまうと、好きな気持ちが薄れてしまいます。
LINEや電話などでマメに連絡を取り、お互いの気持ちを確かめ合いましょう。
恋人を身近に感じていられるように、ある程度のコミュニケーションは大切です。
「自分も相手も満足させすぎない」というと難しく感じられますが、適度な距離感もマンネリ化しない関係の秘訣です。
好きだからといって、あまりにも熱しすぎて一緒に居すぎれば、冷めるのも早いというデメリットがあります。
「もっと一緒にいたい」と少し寂しく思うくらいが丁度良いでしょう。適度な距離感を保ち、次に会える日を楽しみに待ちましょう。
本記事では、「マンネリだと感じる瞬間10選」をはじめ、「マンネリ化してしまうカップルの特徴や解決法」について紹介しました。
どんなに素敵なカップルでも、マンネリ化してしまうことはあります。マンネリだと感じてしまう状態には必ず原因があるため、解決法を取り入れてうまく対処していきましょう。
記念日を祝ったり、感謝を伝えたりして、お互いを尊重できる関係に気を付けるなど、マンネリ化しないようにお互いを思いやりましょう。
Written by miichikin