「好き」の一種である恋愛感情。誰もが自然に持つものかと思いきや、いまいちピンとこず「恋愛感情がわからない」という人もいます。一体、なぜわからないのでしょうか。この記事では、恋愛感情がわからない理由をご紹介します。
好きにはいろいろな種類があり、家族愛、友達愛、恋愛、動物や無機物への愛など、さまざまなものが対象になります。それぞれの「好き」が別物だということはある程度の人はわかっていると思います。
恋愛感情がわからない人は、この「好き」の基準や境目があいまいなことがあります。
友達として好きなのか、恋愛感情として好きなのか、区別がついていません。そのため、多くの人が対象になる「友達としての好き」に分類してしまい、その結果「恋愛感情がわからない!」なんてことに。
自分の「好き」がどういう好きなのか、もう少し掘り下げて考えてみれば、意外とすんなりわかるかもしれませんよ。
本当は恋愛感情がわかるのに、あえてわからないつもりでいるのがこのタイプです。これは両親が不仲だったり、周囲に起こったよくない恋愛を見聞きしたりすると、無意識に「恋愛はよくない」というイメージが刷り込まれてしまうからです。
「自分はああなりたくない」「恋なんてしたら大変だ」と思ううちに、例え恋をしそうな出来事が起きたとしても、その気持ちを抑えてなかったことに……。だから、恋愛感情がわからないと思ってしまいます。
”幸せな恋愛”のイメージがつかめない人は、不幸な恋の話には耳を傾けず、恋をして幸せになった人の話をたくさん聞くといいですよ。「恋をしてもいい」と思えれば、だんだん恋愛感情がわかるようになってくると思います。
恋愛感情がわからないし、わかれば便利だなと思うけれど、でも別にそこまで知りたいわけでもない。そういう考え方を持っていると、恋愛感情についてなかなか理解ができません。
最初から「わからない」と思っている人が、何の興味も示さないままわかるようになるのは、かなり難しいこと。わかろうとするから、わかるようになるのです。
もしも恋愛感情がわからないと思うなら、本当に知りたいと思っているのかどうか、自分に問うてみてください。そこでもし「あ、別にそこまで知りたいわけでもないかも」と思うなら、理解する気がないということです。
いつも自分のことばかりで、他人には興味なし。恋愛は他人がいなければできないことですから、他人に興味を持てない人は恋愛感情がわからないことも多いです。
このタイプは、まず興味の対象を自分自身から他人に向ける必要があります。今まで自分しか見ていなかったのなら、なかなかできることではありませんが、少しずつ他人を意識してみてはどうでしょうか。
人と積極的に会うようにしたり、過去の人間関係を振り返って「あの人はどうしているだろう」と考えてみたりするといいですよ。
周囲に恋愛対象となる人がいなければ、恋愛感情を持つ機会がなかなかありません。また、交流している人たちの中で、恋をしてときめいている人がいないときも、恋愛に対する具体的なイメージがわかないままです。
恋愛をよくする友達を持てば、興味を持つひとつのきっかけになります。恋愛に触れる環境がない人は、友達を増やしてみるといいですよ。付き合う人が変わってくるだけで、自然に理解していくことがあります。
また、映画やマンガなどで素敵な恋愛ストーリーを楽しむだけでも効果が期待できます。
恋愛感情がわからないからといって、人間としてなにかが劣っているというわけではありません。感情というものを理解するのは難しいですから、わからなくてもあまり気にしないようにしましょう。
わかるようになりたいと思うのなら、自分なりのペースでゆっくり理解していけばいいのです。焦らず、マイペースにいってくださいね。
Written by 神之 れい