世の中には男女にまつわる恋愛セオリーがたくさん溢れています。「自分と同じタイプの人を好きになる」、「恋愛は好きになった方が負け」といった話、あなたもどことなく耳にしたことがありませんか?
ですが恋愛経験が少ないと、そういった話を周囲から聞かせられたところで、「そういうものなのかな?」「どうなんだろうね」と、正直首を傾げてしまう人も多いのでは?
かくいう筆者も恋愛経験がそれほど豊富なわけではないので、この手の恋愛論を聞かせられると「そんな気もするし、そうじゃない気もするし……」と、なんとも歯切れの悪い回答をしてしまいます。
実際のところどうなのでしょうか? 今回はそんな恋愛初心者のために、恋をする前にチェックしておきたい恋愛セオリーについて、検証を含めてご紹介します。
「男性は母親のような人を、女性は父親のような人を結婚相手にするといい」と聞いたことはありませんか? 過去の記事で“子ども時代の親子関係が恋愛に与える影響”について触れましたが、男女は無意識のうちに結婚相手に「親の面影」を求めているのだとか。
それこそ男の子は父親のように、女の子は母親のようになりたい(もしくは、ならなきゃいけない)と思って成長する男女は多いもの。反対にご両親と仲が良くなかった場合や、「私は父親のような人とは絶対結婚しない!」という反発の気持ちもまた、親の存在を強く意識していると言えますよね。
すなわち理想的な家庭像をいくら描いたところで、現実は親の影響からは逃れられないのだそう。それだけ親の存在は大きく、むしろ親と似たタイプの人と結婚した方が両親の夫婦仲を見ている分、関係も続きやすいのかもしれません。
「『好き』と告白されると相手のことが好きになる」とよく言いますよね。筆者も経験がありますが、初対面のうちは「うーん、苦手なタイプかも……」といった相手も、「◯◯のそういうところ好きだな〜」なんて言われると、たとえお世辞であっても急に相手に好感を持つなんてことは、誰しも心当たりがあるはず。
それと同じように、何度も口説かれると女性はそのうち情にほだされるのだそう。さらに「◯◯がいないと俺はダメだ」「(強引に)付き合ってくれ」と迫られると、女性は母性本能とMっ気を刺激されて相手を好きになってしまうようですよ。
これもよく言われることですよね。ところが心理学者によると、ウソの付き方に個人差があるだけで、特に男女差は見られないのだとか。ではどうして男性のウソはバレやすいと言われるのでしょうか?
それは男性が論理的な思考で物事を把握する癖と関係があるよう。というのも論理にはほころびが出るので、判断を誤るケースが少なくないのだとか。比べて女性は「女の第六感」といわれる直観的な判断を重視するため、相手の目の動きや言葉の抑揚から、直観で「この人、ウソついてるな……」と見抜くケースが多いそうです。
ちなみに筆者の母親にこれについて意見を聞いてみると、「男性の方が態度に表れるから分かりやすいと思う」と、やはり「女性の方が鋭い」に1票とのこと。これを見ているみなさんはどう思いますか?
いかがでしたか。人は恋をすると周りが見えなくなりがちなので、これら恋愛論を通じて少しでも“恋をする自分”について知ることが、これから起こり得る恋にも追々役立ってくるのではないでしょうか。
【参考文献】
『相手の「心の奥」が見えてくる そんなときの心理学』(大創産業・刊)