かれこれ8年ほど前にモーニング娘。が「なんちゃって恋愛」というタイトルのシングルを出しました。
恋愛をしてもなんとなく淋しいし、かといってどうすれば充実した恋愛ができるのかわからない、という女子の気持ちをそのままストレートに歌っている曲です。
さて、今回はこの歌の歌詞の「充実した恋愛をする方法」について見ていきたいと思います。
歌詞の中に、「自分が明日なにをすべきなのか、自分でもよくわからない」というニュアンスの表現が出てきます。だけど輝きたい、本物になりたい、と、歌詞はこう続きます。
そして「こんなわたしでも、本物になれるかな」というところで歌は終わります。本物というのは、ひとかどの人になる、ということです。
ひとかどの人という言葉を聞いたことがない人もいるでしょうから、解説を加えておくと、あることに長けた人物、つまりなんらかの分野で優秀な成績を収めたことのある人、というニュアンスの言葉です。
つまりこの「なんちゃって恋愛」という歌は、なんらかの分野を極めたら、自然と自分に自信が持てるようになり、ひいては生活が充実し、恋愛も充実する、ということを暗に教えてくれている自己啓発的な歌です。
自分に自信を持てない若い女子が多いのはなぜなのか、という問いの答えに、胸を張って人に誇れるものがなにもないからだ、というものがあります。
というものがあります、というか、まさにそれが自信を持てない最大にして唯一の原因です。胸を張って人に誇れるものがないから、自分に自信が持てず、ゆえになにをやっても毎日がつまらなく、面白くもなんともない。
では自分に自信を持つために、つまりひとかどの人になるためにはどうすればいいのか?
これはもう努力をするしかない、という答え以外に答えはありません。いつの時代も、努力をしないと人に誇れるものなんて手に入るはずがない。
ではどういう努力をすればいいのか?
この答えが一定でなく、人によってマチマチなので、きっと多くの人は生き惑っているのでしょう。こういう努力をすれば自信が持てます、という明確な答えがあれば、誰だってそこに向かうでしょう。自信を持ったほうが、毎日が充実して楽しいことにまちがいはないわけだから。
まず、なにか得意なことがある人や、好きなことがある人は、それを突き詰めるといいです。音楽が得意とかスポーツが得意ということでなくとも、なんでもいんです。
たとえば接客が好きな人は、自分が好きな分野における接客を極めるといいでしょう。たとえばエステ店における接客を極めたらどうなるのか?
「あなたを店長として、あなたのお店をつくってあげるので、一緒にお仕事をしませんか?」と投資家から声がかかった女子もいます。
投資家って頑張っている人を嗅覚で嗅ぎ分ける不思議な能力があるので、わりとこういう話は聞きます。運よく投資してくれたら次はどうするのか?
1,000日間休まずお店に出るのです。いわゆる「1,000日修行」です。ほぼ3年、休まずひとつのことをやり続けると、たいてい、ひとかどの人になれます。あるいは、ひとかどの人になる入り口に立てます。自信とは、こうやって持つのです。
1,000日おなじことを続けるのって、かなり大変です。「そういうの、したくない」と思う人だっていて当然でしょう。
なのでまずは、自分がなんちゃって恋愛を本当に抜け出したいのか、大変な努力をするくらいなら今のままでいいのか、考え抜いて、どちらかを自分で選択する必要があります。
そこまでできれば、あとは自動的にどうにかなるのが人生です。得意なことや好きなことがない人は、まずはいろんな人に会って、いろんな経験をするべきです。
こちらもそれなりにストレスを伴うことですから、それをするのかしないのか、考え抜いて自分で決める必要があります。決めてしまうと、あとのことは「ひとかどの人」に向かって自動的に流れてゆきます。
《参考元・引用元》
J-Lyric.net「モーニング娘。/なんちゃって恋愛」 http://j-lyric.net/artist/a000626/l01a633.html
Written by ひとみしょう