モテスパイラルを巻き起こそう！ コスパが悪い恋愛を卒業しましょう。その2（株式会社たかだまなみ）

「わかりました、まなみ社長の言う通り、きちんと好意ポイントが相手にも貯まるように努力をし、友達期間を経て恋愛に進もうとしているのになかなか辿りつけない。何が間違っているんでしょうか、それとも社長が間違っているんでしょうか。ギリッ……！」

おっと、落ち着いて。歯ぎしりをするのは禁物です。わたしや尊敬する柴田理恵さんのように前歯が前進します。

一口に好意といってもlikeとloveの間には日本海溝くらいの大きな差があります。しかも遠浅。そこでわたしがご提案するのは、吸引力の変わらない某掃除機をさらに凌ぐ、「排出力」も持ち合わせた唯一無二の女性になることです。

例えでご説明します。モテスパイラルだけでなく、極意というのはいつも気が抜けるほどシンプルなのです。
スパイラル、モテの渦は1日で終わっては意味がありません。スパイラルはじぶんで起こし、安定的にぐるぐるとパワーを保つ必要があるのです。台風を思う浮かべてください。暖かく湿った空気をぐんぐん引き寄せ、それを雨や風として排出していきます。
そうです、私たちは引き寄せると共に、排出もしていかなくてはならないのです。

具体的に“排出”が何に当たるのかと言うと、相手をだれかとつなげることです。例えば合コンで4人の殿方と出会いました。
正直タイプはいないし、ピンとこなかった。じゃあ今回の合コン3時間と3,500円の飲み代はおじゃん……。
ま！ さ！ か！ モテスパイラルを起こすあなたならそんなもったいないことはしません。

運命の人は友人関係の中から現れるかもしれません。人間関係は丁寧に、まめに。
じぶんのタイプではなくても、例えば他の友人に個人的に紹介する、その人が好きそうなオフ会に連れていく、自分のコミュニティに引き入れて友達を増やして頂く等。お世話になっている友人のためにも、自分の抱えているネットワークや情報をどんどん排出していき、良い関係を積み上げていきましょう。けっこう体力がいるんですけどね。

私の友達は私の排出によりつながった友達とBBQパーティを主催する人もいれば、東北の被災地にボランティア旅行に行く人もいれば、ナシ狩りツアーをする人もいるし、なかには虫を食べに行く会を主催する人もいます。
常に何かやりたい人って周りにたくさんいて、世の中には一人だとやるのがむずかしいことってけっこうあるんですよね。
それを助ける、「お互いさま」精神に則ったことが排出だと思うんです。

私は男女の友情を全く信じないタイプです。今は友人関係だろうと好意のポイントは集め続けます。10ポイントたまると良い飲み友に、20ポイント貯まると友達以上、恋人未満に。30ポイントで恋愛ジャックポット！ それまでは緊張し、額に汗を浮かべ、疲れるかもしれませんが、コミュニケーションはどんどん深めましょう。人間の成長はいつでも泥臭く、汗臭い作業によって加速します。
適度に消臭しつつ進めてください。

まず友達になる、と意識するだけで恋愛コスパ論に変化が現れます。
恋愛対象ではないからと早々に関係に終止符を打つ、消費型関係はストップです。
その彼の先にどんな素敵な人がいるかわかりません。
私は合コンでも、友人の紹介でも、出会った人が恋愛関係にならずとも、友人関係になり、私のいるコミュニティに入ってもらいます。そして気の合いそうな別の友人にドンドン紹介しています。
そうしている間に、感謝されることも多くなり、何でも話せる異性の友人、心の底から想い助けてくれる異性の友人、ファンとして応援してくれる異性の友人ができてくるのです。恋愛はコスパ悪い……。それはもったいない関係を続けているからなのではないでしょうか。

そういえばこんなことがありました。何人かの肉食女子に紹介したA男くん。
B子、C子、D子から「A男くんフリーでしょ？ 美味しく頂いておきました～。」と報告が同時に来た時はさすがにどうかと思いましたが、これがスパイラル。
A男くんからはビッグな感謝をされ、いろんな男友達を私に紹介してくれます。
私がA男くんと合コンで会ってそれっきりだったら、絶対に繋がることのなかった縁がどんどん盛り上がっていくのは面白いなと思っています。長くなりました、それではまた来週！

written by 株式会社たかだまなみ