本命の彼女になってほしいときの男の言動を見たければ、お水の世界が勉強になります。
たとえばキャバクラは、いまや「ナイト産業でしか働けない」女子の仕事場ではなくなり、有名女子大の学生も、有名企業の受付のお姉さんも、いろいろな女子がそこでアルバイトをしています。
そこでは毎晩「究極の世界」が繰り広げられています。つまり意を決して「今夜こそ口説こう」と思っている男と、ニコニコしながら「そんな気持ち、知らん!」とてへぺろってしている女子の攻防戦が繰り広げられているわけです。
そういう「いろんな席の男女」を、遠目でしれっと見てきた経験から言えば、「本命の彼女になってほしいときの男子の言動」は、わりとワンパターンなんです!
1:まず目が泳ぎ
2:やおら「おもしろいこと」を言う
これです。「おもしろいこと」のなかには、唐突に男が「好き」とか「付き合ってよ」と女子に言うことも含まれます。
基本、男はマザコンだから、男は潜在的にであれ、女性のことを「オレよりちょっと偉い人」と思っています。だから、「付き合って『いただく』」わけです。
偉い人の前に出ると、誰だって緊張します。緊張したら手が震え、声が震えます。そんなブザマなかっこうを大好きな女子の前で見せたくないから、自分の緊張を解きほぐすべく男は「おもろいこと」を言います。
それでスベれば残念。ウケれば1面クリア。で、次のギャグ……と重ねて「外堀をちょっとずつ埋めて」、うまくいけば付き合えると、こうなります。
実は男の愛情表現は、合コンでも街コンでも同じです。キャバクラにやってくる男性は極めて特殊な男性ではないので(むしろ普通の人)、同じことが合コンに参加している男子にも言えます。
おもしろいことが言えない男性は自慢話をすることもあるし、女子のなんでもないところをあげつらって、バカにしたような口をきく者もいます。
要するに、男は異性に関しては小学生のときから進歩していないのです(嗚呼、スカートめくり!)。モテまくりたいとか、本命の彼女になりたいと思っている女性は「小学校のとき、どうやって男子を口説き落としたのか」を思い出してみるといいと思います。そういう経験がない女子のことまではわかりかねますがね(苦笑)。