「目は口ほどにものを言う」ということわざがありますよね。たとえ口数が少ない男性でも目を見れば、相手が本当にデートを楽しんでいるのか。はたまたイライラしているのか。態度に加えて、その感情がありありとわかるなんてことは多いものです。
時折、男性の考えていることがわからない。男女は結局、脳みそが違うんだからすれ違って当たり前という声を耳にしますが、彼がちょっとした隙に見せる視線に着目してみると、意外とシグナルを発信していることは多いもの。
今回は、そんな相手の視線からわかる彼の本音についてご紹介します。
アメリカのリチャード・バンドラー、ジョン・グリンダー両博士によって開発された「神経言語プログラミング」という研究によれば、人間の目の動きと思考には深い関係があることがわかっているのだそう。
具体的にどんな視線をしたときに、どんなことがわかるのか。以下にそれらのポイントをいくつか挙げてみましたので、さっそく覗いていきましょう。
目が左上を向いている(あなたから見て右上)
過去に体験したことを思い出しているとき。たとえば1週間前になにを食べたのか思い出すときは、この目の動きをするようです。
目が右上を向いている
こちらは反対に、未来の出来事を想像しているとき。記憶をつかさどるのが左脳なら、想像や思考をつかさどるのは右脳という関係なのかも。実際、ウソをついているときも、同様の動きをするのだとか。
目が真上に向いている
会話の途中、自分の考えをまとめているときに、視線を上向きにする人っていますよね。ですが、必ずしも相手と話し合っていることについて、考えているとは限らないようです。
上目遣いに見てくる
自信がなく戸惑っている状態で、相手を頼りたいと思っているよう。ただし、視線が強いときは、相手に反感や怒りを感じている場合も。
上記は目の向きでしたが、なかには視線を合わせようとしなかったり、わざと視線をそらすなんて人もいますよね。そういったときは、相手はどんな心情なのでしょうか? 引き続き、見ていきましょう。
視線を合わせてくる
これは自分に対して感心が強い証しのようです。相手の話に興味があれば、おのずと視線を合わせるのは当然ですもんね。
わざと視線をそらす
目が合いそうになると視線をそらされてしまうのは、早く会話が終わって欲しいと思っているのだとか。
視線を合わしてくれない
見るからに相手を嫌っているように感じられますが、まさにビンゴ。ほかにも誰にでも視線を合わせない人は、人から批判されることを恐れている表れでもあるそう。
まばたきを頻繁にする
緊張や不安を抱えている状態。ウソをついている可能性が高い、という見方も考えられるようです。
あくまでも参考程度ではありますが、彼の仕草や癖を見逃さないように心がけることは、結果的に男性の気持ちを理解することにも繋がりそうです。彼のウソを見抜くための手段として、はたまた男性の本音に悩まされている女性は、この機会に彼の目線に注目してみてはいかがでしょうか。もしかしたら今までは気づかなかった、彼の新たな一面を垣間見られるかもしれませんよ。
【参考】
必ず誰かに話したくなる心理学99題(渋谷昌三監修、岡崎博之編著、宝島社)