今回は、男性が大好きな女性の匂いについてご紹介したいと思います。
匂いって、かなり主観的なものなので、ご紹介する証言に、ご納得いただけるかどうか……さっそく見ていきましょう!
「彼女の部屋に遊びに行ったら、最初、なにに軽く驚くって、部屋の匂いなんです。彼女の部屋の匂いは、おばあちゃんのおうちのような匂いでした。落ち着くので、僕は好きな匂いです。元カノのおうちの匂いは、どことなく『土』の匂いがしていました」(24歳・通信)
おばあちゃんのおうちに匂いって、お線香の匂いもあれば、うす暗いところでなにかが繁殖しているような匂いもあったり、高齢者特有の匂いがあったり……いろんな匂いがありますよね。
匂いって、好き好きですが、「おばあちゃんのおうちのような匂い=落ち着く」と思う男性も、きっといるのでしょう。
どんなに洒落たインテリアにしても、その人特有の(そのおうち特有の)匂いって、大事にしたほうがいいです。それこそ、そういうのを「その人らしさ」と呼ぶのではないでしょうか。
「彼女の洋服には、彼女が飼っているネコの匂いがします。あれ、僕、好きなんですよねえ」(26歳・飲食)
ネコの匂いって、持ち物すべてに染みついたりしますもんね。
いかつい顔の男性とか、荒っぽい仕事をしている男性の中にも、このネコの匂いが大好きな人って、たくさんいます。
だから「あたし、洋服にネコの匂いがついているから、今日は彼に抱かれたくないな」なんてことを思わなくてもOKです。
意外な男性がネコの匂いを愛でているものです。
「僕の彼女はデートのときいつも、香りのいい香水をつけています。かわいい女性だなあと思いますが、そのことを、彼女に言ったことはありません」(24歳・商社)
男性って、よほどのことがない限り、女性の香りを褒めない傾向にあるように思います。
もちろん、鼻が悪い男性でない限り、彼女の香水の匂いくらい気づいています。
でも「いい香りだね」と言うのが恥ずかしいのか、そもそも香りを褒めるという発想がないのか、あまり褒めません。
いい香りの香水をつけているのに、彼が褒めてくれない……こんな悩みがあっても、彼女としてガッカリしないことです。ホントに悪気なく、男性は女性の香りを褒めないのです。
「彼女の洋服からは、いつも、柔軟剤のいい香りがします。女性らしいなあと思います」(27歳・広告)
男性のひとり暮らしで、洗濯するときに柔軟剤を使わない人……まあまあいるそうです。
ドラッグストアで、香りを吟味しながら柔軟剤を選んで買うのが恥ずかしいと思っているのかもしれません。だから、日常的に彼にプレゼントするものが「柔軟剤」でも、べつにかまわないのです。
女性は、男性が褒めてくれなくても、もっともっと自分の匂いに敏感になっておくといいでしょう。
あまりに自分の匂いに敏感になりすぎると「自臭症」になると言われています。つまり、ホントは臭くないのに、「わたしは臭い」と思い込む人になるそうです。
そこまでいくと、当然「行き過ぎ」なわけですが、それなりに自分の匂いに敏感であるといいでしょう。恋愛の思い出に限らず、どんな思い出も、匂いとセットに存在します。
夕餉(ゆうげ)の匂いが、実家暮らしのなつかしさを呼び覚まし、ふらっと列車に乗って実家に帰る……なんてことは、忙しい私たちはほぼできませんが、でも、匂いって、突拍子もない行動をさせることがあります。
だから、いい匂いの女性は、元カレに、なんの脈絡もなく復縁を求められたりするのです。
匂いを制するものが、恋愛を制する……おおげさに言えば、こう言えるでしょう。
Written by ひとみしょう