峰不二子に学ぶ! ただの小悪魔女子で終わらないために

「ルパン三世」に登場する謎の美女、峰不二子はモテます。
抜群のスタイルと美貌が男性たちを魅了するのはもちろんですが、つかず離れずの距離を保ちながら、男性を翻弄するのが、彼女の最大の魅力でしょう。元祖小悪魔系、といっても過言ではありません。

けれど、セクシーな洋服を着てみたり、少しツンツンした態度を取ったりと、上辺だけ峰不二子を気取っても、エロくてからかい甲斐のある女性としか思われないはず。
下手をすれば、都合の良いセフレ扱いされてしまいます。男性の注目を集めることはできたとしても、本当の意味でモテることはないでしょう。大切な人として真面目に愛されることはないのです。

では、男性の注目を集めながらも、真剣に恋のお相手として求められるには、どうすればいいんでしょうか?

男性にも恋にも依存しない

峰不二子の周りには、いつもたくさんの男性たちが集まっていますが、彼女自身は「男性がいないと生きていけない」「恋をしていなければ退屈で仕方ない」なんて思ってもいません。
峰不二子はつねに自由で、自分のやりたいように動き、誰の指図も受けないのです。
1番の仲間であるルパンや次元、五ェ門すらも、煙に巻いたりもしますし、ルパンたちと一緒にいないと行動できないわけでもありません。

かといって、意地を張って自分の殻にこもり、強い女性として近寄りがたい雰囲気を漂わせるでもなく、必要に応じて上手に男性に甘えます。しなやかな女性らしさを見せるくせに、奔放で執着がなく、手に入り難い。
そんな猫のようなキャラクターこそ、峰不二子が男性を虜にする大きな要因なのです。

目的・信念がしっかりしている

峰不二子は、自分が「何を求めているのか」「どうしたいのか」を、つねにハッキリと自覚しています。周囲の意見に流されることはなく、基本的には自力で欲しいものを手に入れようとします。
お宝を自分のものにすることに貪欲で、欲求に対して素直に行動するのです。

つまり、峰不二子は、とてもわかりやすい女性だということ。
男性を巧みに翻弄するものの、思考回路はシンプルで、決して「面倒くさい女性」ではありません。
もし、彼女として付き合うとしても、小さなことにこだわってスネたり、過去の話を蒸し返していじけたり……といった言動は見せないでしょう。さっぱりとして、交際しやすいはずです。

甘え上手

峰不二子は、男性がどうすれば喜ぶかを、よく知っています。
また、自分一人ではできないことを、意地を張ってでも自力でどうにかしようとは考えません。
自身の弱い部分は潔く認めて、迷わず男性の手を借りるのです。

この、「意地を張らないところ」も、峰不二子がモテる大きな理由でしょう。
女性の中には、「男性に甘えて何とかしてもらおうなんて、プライドがないのか?」と憤慨する人がいるかもしれませんが、できないことはできないと正直に認めるのですから、プライドがないわけではありません。
短所や足りない部分を直視するというのは、そう簡単なことではないのです。

弱点もひっくるめて自分というものを客観的に捉えられる女性は、男性の目には可愛げのあるタイプに映るでしょう。
男勝りな女性が、「手伝ってあげようか?」と言われても、「結構です。自分でできますから」と躍起になるより、好印象を抱くはずです。

……自分の信念や意志がはっきりしていて、男性に依存はしないものの、自らの弱さを客観的に捉えて「できないことはできない」と認め、上手に甘えられる。これが、峰不二子に見習うべきモテ哲学だといえます。

Written by 岡崎咲

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