男性に、どんな子がタイプ?と聞くと、「イイ子がいいなあ」「優しい子が好き」と答える人が多いような気がします。しかし、よく考えてみると「イイ子、優しい子」って、なんだか抽象的すぎる気もしますよね。
そんな、男性が考える「イイ子、優しい子」とは、具体的にはどんな女性のことなのでしょうか。世の中の男性に話を伺ってみました。
◆男性が考えるイイ子1:友達思い
「友達が悩んでいるときに、一緒に考えてあげられる女性ってイイ子だなぁと思っちゃいます」(28歳/製造)
落ち込んでいる友達がいたら励ましてあげる、間違ったことをしている友達がいたら、きちんと叱る。女性のそんな「友達思い」な一面を見ると、男性は「イイ子」と感じるようです。
男性は、女性よりも友情を大切にしている人が多いもの。なので「彼女よりも友達を優先する」ということも珍しくなく、彼女から「なんで友達を優先するの!?」などと文句を言われると、うんざりしてしまうのだとか。
そんな「友達よりも男優先」の女性が多い中、自分と同じように友達を大切にしている女性を「イイ子」と感じ、自然と評価も高くなるのかもしれません。
◆男性が考えるイイ子2:気遣いができる
「いつも他人のことを考えながら行動をしてくれるので、僕の彼女はすごくイイ子だし優しいと思います」(29歳/アパレル)
合コンなどでサラダなどの大皿料理を取り分けたがる「サラダとりわけ系女子」。そんな女性は「気遣いアピールがウザい」と、かえって男性から煙たがられていることはすでに周知の事実なのではないでしょうか。
ここでいう「気遣いができる」女性とは、「空気を読みながら、気遣いができる」女性のこと。例えば、仕事で疲れている同僚がいたら栄養ドリンクを差し入れしてくれる、合コンで一緒に盛り上がってくれる、など。
ただ自分が「気が遣える女」ということをアピールするのではなく、本当にしてほしい気遣いをしてくれる女性だけが、イイ子認定をされるのです。
◆男性が考えるイイ子3:ありがとうが言える
「『ありがとう』と言われると、無条件でイイ子だと感じてしまう。気分も良くなるし、一緒にいたいと思っちゃいますね」(32歳/税理士)
「ありがとう」と言えることは、人間として基本的なことではあります。しかし、そんな基本的なことでも、「ありがとう」という一言が言えるということは、男性から「イイ子だ……」と思われる大きな要素になるのです。
食事をおごってもらったりした際、その場でお礼を言うことはもちろんですが、家に帰った後にメールやLINEで改めてお礼を言うことも大切。
「ごめんなさい」などのネガティブなワードは、何回も繰り返されるとしつこいですし、うんざりされてしまいます。その点「ありがとう」ポジティブワードは何度使っても、人を不快にさせることはありません。
それどころか、きちんとお礼の言える「イイ子」という印象を与えられる、魔法のワードなのです。
◆男性が考えるイイ子4:いつも笑顔
「みんなが嫌いと思っている上司でも、笑顔で接することができる子って、根っからのイイ子ですよね」(26歳/営業)
いつも笑顔でいられる女性は、問答無用でイイ子だと思われます。男性は女性に比べて単純と言われているので、特定の男性にだけ笑顔を振り向くような女性でも「イイ子」と感じる男性もいるようです。
しかし、同性には無表情な女性、恋愛対象外の男性には愛想もふりまかないような女性の表情の変わる瞬間を、男性は意外と見ているもの。
今まで「笑顔が多く、イイ子だな」と思っていた女性の、ふとした怖い顔を見てしまうと一気に「今までの笑顔は愛想笑いだったのか」と思われてしまいます。
特定の相手にだけ笑顔でいても「イイ子」と認定されることもありますが、ボロが出てしまえばその印象は音を立てて崩れ去ることをお忘れなく。
◆男性が考えるイイ子5:悪口を言わない
「悪口を言っている女性を見ると、それだけで『性格悪っ』と思ってしまう。やはり『イイ子』というのは悪口を言わない子なのではないでしょうか」(34歳/IT)
女性は簡単に人の悪口を口にしてしまいます。それは悪意のこもったものもありますが、単なるうわさ話なときもあります。女性からしてみると、「別に悪口を言っているわけではない」と思うような簡単な世間話でも、男性からは「あいつらまた人の悪口言ってるよ」と思われかねないのです。
女性に対しそんな印象を持っている男性が多いからこそ、うわさ話や世間話を滅多にしない、控えめな女性のことを「イイ子」と感じやすいのかもしれません。
◆男性が考えるイイ子6:感情移入しやすい
「一緒に映画を観ているときなど、隣で泣いていると『イイ子なんだな』『優しい心を持ってるんだ』と感じます」(37歳/広告)
映画やドラマのストーリーに感動しやすい女性も、心の優しい「イイ子」と思われる可能性が高いそうです。
これは女性から男性にも感じられることなのではないでしょうか。例えば、彼氏が映画などに感情移入をして泣いていたら、「イイ人なんだな」「心がきれいなんだな」と思いませんか?それと同じことなのです。
逆に、ストーリーの最中にあくびをしていたり、感動的なシーンなのにつまらなそうな表情をしている女性は、「冷たい女性なのかな」と思われてしまうことも。
ストーリーの好き嫌いはありますが、「自分は涙もろい」という自覚がある人は、それを武器にして「イイ子」と思わせるのも、一つの手かもしれませんね。
男性が女性に対して感じる「イイ子」というのは、女性が男性に対して感じる「イイ人」という感覚と、案外似ているようです。
取ってつけたような「イイ子」を目指すのではなく、「自分だったらどんな女性と付き合いたいか?」とイメージすることで、男性から本当の意味で「イイ子」と思われるのではないでしょうか。