「銭ゲバ」
――それは金銭への強い執着を持った人間を揶揄する言葉である。
じつは最近、会ってしまったんです。プチ銭ゲバ女子に。
散々世間から叩かれていたから、もう絶滅しかけていると思ったら……どうやらまだ生息していたようです。
「男なら、女より年収が絶対に高くないと嫌だ!」
と平然と言ってのけるその女性。
コラコラコラ!とは思うものの、世の中には「自分より年収は高くあってほしい」「共働きでもいいけど、私も絶対働かなきゃやっていけない収入状況なら嫌だ」などなど、言葉を変えて「男には経済力」を求める声はよく聞きます。
そりゃ安定のない収入状況の人との結婚は難しいものですが、やはり年収へのこだわりは程度を超えてしまうと、結婚から遠のく要素になってしまいます。
◆プチ銭ゲバ女子の特徴3つ
「プチ」ってつけると、どんな言葉も可愛くなる不思議。今回彼の年収額に異常なまでに終着する女子を「プチ銭ゲバ女子」なんて可愛く呼びながら、その特徴を考えていきます。
金ではなく自分の輝ける居場所を探しているだけ
そもそも「男には年収を!」と大声で叫ぶ女子の多くは、その高い年収の生活を想像できていません。つまり見たこともない世界を想像し、熱望しているだけです。
そんな女子の心の中には、「今とは違う“輝ける場所”に行きたい」という、おとぎ話的な心理があるのではないでしょうか。確かに行けるもんなら筆者ももっと輝ける場所にラクして行きたいものですが、年収が高いコミュニティにも、それなりの闇がある話も聞きます。
また、分不相応の場所に行ってしまうと、肩身の狭い思いをすることもあると思います。
自分の輝ける場所を探す前に、今の自分を磨く努力が先かもしれません。
自分の価値をお金に換算する悲しさがある
自分がもっとイイ暮らしにより輝きたいと熱望する女子の多くが、自分の価値を無意識にお金に換算しています。そして残念なことにその見積もりはちょっと甘めでもあります(笑)。
人間誰しも自分に甘くなりがちな生き物なので、それは仕方ないことなのですが、自分の価値をいつも計算して行動していると、いずれ価値が崩れる瞬間が訪れます。
それは30歳かもしれないし35歳かもしれません。人によってバラバラです。しかしその自分の価値が崩れた時、自分を好きでいられるのか……。「ありのまま」の自分だけを愛するのも問題ですが、今現在の価値の高い自分だけ受け入れるのもちょっと心配な面があるのです。
そもそも男=お金という女子ほど文句が多い
今回男は金だと豪語する女子について考えていますが、男は金だという女性ほど、結局男に対する注文が多い傾向があります。不思議ですね。
「あの人年収は高いけどさ、性格が上から目線で人として最低だと思う」
なんて評価を聞いたことがありませんか?筆者は何度もあります。
この発言を冷静に考えると、そんなに年収の高さにこだわっているのなら、性格上の問題は目をつむったら?と思えなくもありません。
結局年収を口にする女子ほど、男に対する要望が多すぎるという特徴も言えるのではないでしょうか。
◆親の年収を把握せよ!
「そんなこと言っても、お金って大事だし」と反論が返ってきそうな今日の話。「男は金」と豪語する女子におすすめな対処法は、ズバリ両親の世帯年収を把握することです。
なぜかというと、両親の世帯年収を把握すると、この収入だとこのくらいの生活ができるというのが、手に取るようにわかるから。
彼に高い年収を求めるよりも、実は今の親クラスの暮らしで満足だったという場合も多々あります。
人間上を向いて努力することも大切ですが、自分の幸せの価値観を把握することも大切かもしれませんね。
Written by 東京独女スタイル