何となくの流れで男性とデートした時、あるいは彼氏とケンカをした時……ふと自問自答することはないでしょうか?「私、本当に彼が好きなのかな? 」と。
自分の心に問いかけるまでもなく、全身で「彼が好き! 」と訴えている時は、そんな問いかけはしません。恋の情熱はぐんぐん増して、相手の心にしか関心は向かないのです。
ただ、熱烈な想いを抱かなくても恋は成立しますし、穏やかな恋心だからこそ、良い関係が長く続く場合だってあります。
嫌いなわけじゃない、でも本気で好きなのかどうかわからない時、何をどう判断すればいいんでしょうか?
普段は指摘することもないし、見て見ぬふりをしている彼の欠点に、まず注目してみてください。(ケンカの直後で怒り心頭なら、気持ちがある程度まで鎮まってからにしましょう)
そうした時、「あの人、足短いなー」「彼ってば、ホントにおっちょこちょいなんだから」と、クスッと笑えたなら、やっぱり好きなんだと思います。カッコ悪い部分を許せて、受け入れることは、愛がなければできません。
大切なのは、クスッと笑えるところで、少しでも眉間に皺が寄って軽蔑してしまうのは、生理的に相手を受け付けられない証拠。
恋人関係は継続するべきではないでしょう。付き合うかどうか決めかねているなら、上手にフェイドアウトしたほうが賢明です。
付き合い始めにせよ、倦怠期を迎えるにせよ、「好きかどうかわからない」と思ったら、アレコレ考えるのではなく、彼と顔を合わせてみましょう。
一人で家の中で熟考するのが悪いわけではないのですが、しばらく考えて答えが出ないなら、彼と会うことでしか答えは出ないのです。
彼の表情、声、手を繋いだ時の感触、匂い、振る舞い……すべてを細かく観察していけば、自然と「好き」か「好きじゃない」かは判断できるはずです。
特に、匂いは重要な判断材料になるでしょう。視覚は騙されても、嗅覚は騙されません。
本能が「この人、気に食わない」と感じれば、やっぱり本気で愛してはいないのです。
好きな人とは四六時中一緒にいたいですし、そばにいるからこそ精神的に安心できるものです。
ずっと会えない状態が続けば、つらいに違いありません。必ず「会いたい」「連絡を取りたい」と思うはずです。
そのため、しばらく会わないというのも、好きかどうかを正しく見極める判断材料になるでしょう。
倦怠期を迎えたカップルには、離れることが刺激になるケースが多々あります。
まったく顔を合わせない状態になって、無意識のうちにスマホで彼に連絡を取ろうとしていたり、彼のSNSやツイッターを見たくて仕方なくなったりすれば、やっぱり好きなんだと思います。
付き合い始めの場合、「このままいけば、自然消滅してしまう」「ヤバい」という焦りが湧き上がってくるなら、本気で好きだと判断して良いでしょう。離れることでハッキリと見えてくるものがあるはずです。
なかには、「好きかどうかわからないけど、何となく付き合ってる」という人がいるかもしれません。
けれど、自分の心も把握できないまま恋をするのは、決して良い状態だとはいえないでしょう。
モヤモヤとしっくりしない感覚があれば、その理由が何か、明確になるまで追求することはやっぱり大切です。
「本気で好き? どうなの、私? 」と自問自答することで、充実した恋愛ができるようになるはずです。
Written by 岡崎咲