“20代男子の4割以上が女子とのお付き合い経験なし”なんて数字が出ていますよね。
「コンパに行っても女子と何を話していいか分かりません。意気投合なんて夢のまた夢、そう考えただけで萎えるっていうか……。」なんていう悲しくなるようなご相談を受けることもあります。
女子が「彼の考えてることって全然わかんない! 」と思うのと同じように、いえそれ以上に、男子は女子に対してさまざまな疑問を抱いています。疑問というより謎でしょうか。
男女は脳からして違いますから仕方ないとしても、異性というだけで上手く話せない、だから関係も発展しようがないとなると問題です。
そこで今回は『どうでもいいけど、ほんとはどうでもよくない』と思っている男子のために、“女子と盛り上がれて、その後の発展も期待できる会話のポイント”をお話しましょう。
これだけ覚えておけば盛り上がりますよ、という話題が存在すれば簡単なのですがそうはいきません。
一般的に女子は美容やグルメ、血液型や占い関係の話題を好むといわれますが万人に当てはまるわけじゃないですし、どんな話題が好きかは相手やシチュエーションによっても変わってきます。
フィッシングを思い浮かべてみてください。釣り糸をいくつもたらして“食いつき”を確認しますよね。
棚(深度)を変えてみたりして、さまざま試行錯誤するものです。
会話も同じで、女子によって、年齢や気分によって、場所によって、盛り上がるネタは違ってきます。
よって、女子と話す時は“当たり”(食いつき)を探りながら進めることが重要です。
まずは何か話題を切り出しつつ、彼女の顔をよく見ること。その話題に多少とも興味や関心があるのか、ないのか……!?
ある場合は必ず表情に表れます。輝いたり、目を見開いたり、少しでも嬉しそうにノってくればその話題は“当たり”です。
もし相手が「ふぅん」とか「へぇ」という気のない相づちを打ってきたら、その話題はハズレですから、違うのに切り替えてください。
つまり……何が言いたいかというと、話すときに自分中心にならないってこと。
反応に関係なく自分の話したいことを喋っていたら相手は退屈ですし盛り上がりようがありません。
自分では上手くアピールしたつもりでも、女子からすれば、『自分のことばっかり』『相手が誰でもいいみたい』という印象を持たれてしまいます。
ですからポイントの1つめは“当たり”を探りながら話す。注意を向けるのは自分ではなく相手の反応です。
女子に何か聞かれたらとにかく流さないこと。
答えにくいことであっても、何かしら“誠実な”答え方をするように心がけましょう。一番ダメなのは、「たぶん言ってもわかんないから」という返事。
本当にそう思って言ったとしても、聞いた方は少なからず傷つきます。
シチュエーションにもよるけれど、女子が何か質問をしてくるということはあなたに興味があるということ。
お相手が近づきたい女子であるなら、きちんと答えてあげることでグンとお互いの距離を縮めることが出来ます。
「彼女と別れてどれくらい? 」とか「結婚してもバリバリ働く女子をどう思う? 」など込み入った質問に関しても、「忘れた」「わかんない」と逃げるような返事をするのでなく、自分なりに言える本音で対処した方がいいです。
そういった深い質問をしてくること自体、あなたと近づきたい思いが少なからずあるのでしょうから、真面目に向き合わなければ相手は『はぐらかされた』『何か隠してる』と冷めてしまいます。
ポイントの2つめは、質問には“誠実に”答えること。変なごまかしやウソを女子はすぐ見破ります。
女子との会話に慣れていない方の中には、おしゃべり中、一度も相手の目を見ないなんてことがあるんじゃないでしょうか。
シャイな男子が素敵なんて言ってる女子も、実際目の前の男子がずっとどこか違う所を見ているとイライラしてきます。
「独り言かい! 」とツッコミをいれたくなっちゃう。自分に置き換えてみてください。
会話の相手が一切目を合わせてくれなかったら……不快でしょう?
彼女の話を聞こう、反応を知ろうという思いがあれば、自然に見てしまうはず。
どこか自分に注意が向いているから目を逸らしてしまうんです。恥ずかしいのは分かります。でもそれだって「慣れ」。
そもそも最初の2つのポイント、相手の表情を探る、誠実に答える、を実行するには目を逸らしていては出来ないですから。
3つめのポイントは“目を見て話す”。好きな人の顔は見てたいでしょう。隠さなくていいんです。
もちろんずっと見つめていなくても構いませんけど、要所要所では必ず目を見て話すようにしましょう。
いかがですか。
“当たり”の会話を探っていくといってもそれだけ話題がないと続きませんから、話題は豊富に持っているに越したことはありません。
ある程度は話術も影響するでしょう。話術のある方は、政治や経済など女子的興味の薄い話題でも面白く話せますよね。
なんていうと、どんどんハードルが上がっていくようですが、実際には難しいことなんてないんですよ。
3つのポイントをざっくりまとめると、
“女子との会話は自分本位にならずに相手の様子を見ながら進めていく”ってこと。
相手だってあなたの様子を探っているんです。緊張しているのは自分だけじゃないってこと、覚えておいてくださいね。
参考文献
「恋テク」 内藤誼人 河出書房
Written by mami