体調は悪くないのに、職場で「なんだか疲れてる?」と声をかけられて、少し複雑な気持ちになったことがある人は意外と多いのではないでしょうか?今回は、実年齢より老けて見られる人の特徴と、印象を変えるためにできることを紹介します。
老けて見られる人に多いのが、気を抜いたときの口元です。パソコンに向かっているときや電車で座っているとき、口角が下がって「への字」の形になっています。
口角が下がると、ほうれい線やフェイスラインのたるみが強調され、不機嫌そうにも見えてしまいます。本人は普通にしているつもりでも、周りからは疲れた表情として映るのです。
老けて見られる人の後ろ姿によく見られるのが、丸まった背中です。スマホを胸の高さで持ち、首を前に突き出すようにして画面をのぞき込む姿勢が、すっかり習慣になっています。
背中が丸まると、首にシワが寄り、あごの下にもたるみが出やすくなります。顔立ちが若々しくても、姿勢ひとつで5歳以上年上に見られることも珍しくありません。
実年齢より老けて見られる人は、髪型を長いあいだ変えていないことが少なくありません。「これが一番落ち着くから」と、同じ長さ、同じ分け目を何年も続けています。
年齢とともに髪のボリュームやツヤは変わっていくため、以前は似合っていた髪型が、今の顔立ちには合わなくなっていることがあります。とくに分け目が固定されていると、その部分の地肌が目立ちやすく、髪が薄く見える原因にもなるのです。
老けて見られる人のクローゼットには、着心地を優先して選んだ服が多く並んでいます。首元が伸びたTシャツや、毛玉の目立つカーディガン、グレーやベージュなどのくすんだ色の服を、何年も着回しているのです。
顔のすぐ下にくる服の色や質感は、肌の見え方に直結します。くすんだ色は顔色を暗く見せ、よれた襟元は全体の印象を疲れたものにしてしまうでしょう。
老けて見られる人の特徴は、見た目だけでなく口ぐせにも表れます。椅子から立つとき、床の荷物を持ち上げるとき、つい「よっこいしょ」と声が出てしまうのです。
実は私自身、職場の後輩に「今日3回目のよっこいしょですね」と笑いながら言われたことがあります。自分では一度も言ったつもりがなかったので、無意識に出ていたことに驚きました。かけ声ひとつで、周りが受け取る年齢のイメージは大きく変わってしまうのです。
老けて見られる人は、メイクの方法を若いころから変えていないことがあります。細く描いた眉や、目のまわりをぐるりと囲む濃いアイライン、パール感の強いアイシャドウなど、当時流行していたメイクをそのまま続けているのです。
肌の質感や目元の形は年齢とともに変化するため、同じメイクでも仕上がりの印象は変わります。メイクの流行が止まったままだと、顔全体が「ひと昔前」の雰囲気に見えてしまいます。
姿勢や表情は、意識していない時間にこそ崩れていきます。そこで、信号待ちやエレベーターを待つ時間を「リセットの合図」にするのがおすすめです。
肩を一度すくめてからストンと落とし、あごを軽く引きます。そのまま口角を少しだけ上げて、2〜3秒キープします。1日に何度も繰り返すうちに、整った姿勢と口元が自然に身についていきます。
髪型やメイクを自分だけで見直すのは、なかなか難しいものです。次に美容院へ行くときは、「最近の自分に似合う長さや分け目を提案してほしい」と、プロに率直に相談してみてください。
分け目を数センチずらすだけでも、根元がふんわり立ち上がり、髪のボリュームが出て見えます。メイクについては、デパートのコスメカウンターで眉の形だけを整えてもらうのも手軽な方法です。
服を全部買い替えなくても、顔のすぐ近くに明るい色を取り入れるだけで、印象は変わります。白やアイボリーのブラウス、淡いピンクのストール、パールのイヤリングなど、光を集めるアイテムを1つ選んでみましょう。
明るい色は顔に光を反射させ、肌のくすみを目立ちにくくしてくれます。襟元の伸びた服は部屋着に回し、外出用は首元がきちんとしたものに絞ると、全体がすっきりまとまります。
自分の姿を客観的に見る機会は、意外と少ないものです。月に一度、家族や友人に頼んで、立っている姿や座っている姿を全身で撮ってもらいましょう。
鏡で見る自分は、無意識に表情や姿勢を整えているため、普段の姿とは違います。写真で見ると、背中の丸まりや服のサイズ感など、鏡では気づかなかった点がはっきりとわかるのです。
実年齢より老けて見られる原因は、年齢そのものよりも、口元や姿勢、髪型といった毎日のクセにあることがほとんどです。どれも、気づいた日から少しずつ変えていけるものばかりです。
まずは次の信号待ちで、背すじを伸ばして口角を上げるところから始めてみるとよいでしょう。
Written by 佐和