告白されたけど、正直そこまで好きじゃない……。そんなとき「とりあえず付き合ってみる」のは”あり”? それとも”なし”? この記事では、あり派・なし派それぞれの本音と、後悔しない選択をするために考えたい3つのポイントを紹介します。
告白されたけど、正直そこまで好きじゃない。でも嫌いでもないし、いい人だとは思う……。そんなとき頭をよぎるのが「とりあえず付き合ってみようかな」という選択肢。でも同時に「相手に失礼かも」という不安も。「とりあえず付き合う」は実際のところどうなのでしょうか。あり派となし派、それぞれの視点から解説します。
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最初は何とも思っていなかった人が、一緒に過ごすうちにかけがえのない存在になるというのはよくある話。
友達から始まった恋愛が長続きするように、「とりあえず」がきっかけでも本物の恋に育つ可能性は十分にあります。
告白してくれた勇気や誠実さ、それ自体が相手の大きな魅力。付き合ってみることで、今まで気づかなかった相手の優しさや、あなたを大切にしてくれる姿勢が見えてくるかもしれません。
恋愛対象として意識していなかっただけで、実は相性が良かったというケースも。デートを重ねる中で「あれ、この人いいかも」と思える瞬間が訪れることだってあるはず。
相手をもともと嫌いだったり、強い苦手意識がある場合はもちろん別ですが、うっすらでも好感を持っているのなら、とりあえず付き合うのは”あり”かもしれません。
本気で好きになってくれている相手に「とりあえず」で応えることへの罪悪感。これはやっぱり無視できません。
相手は真剣な気持ちで告白してくれたのに、自分は「様子見」のような中途半端な状態。この温度差を感じながら付き合うのは、精神的にかなりしんどいもの。
デートのたびに「わたし、本当にこの人のこと好きになれるのかな」と自問自答するのは、決してラクなことではありません。場合によっては、後ろめたさが積み重なって、自分自身が疲れてしまうリスクも。
さらに怖いのが、好きになれないまま惰性で関係が続いてしまうパターン。別れを切り出すタイミングを逃して、ズルズルと数カ月、場合によっては数年、結果的にお互いの貴重な時間を無駄にしてしまうことも。
時間は取り戻すことができないだけに、とりあえず付き合うことに対して”なし”と考えるのも無理はないといえそうです。
“あり派”と”なし派”。どちらの意見にも納得できるものだけに、やはり迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。ここでは、自分にとってベストな答えを見つけるための3つのポイントを紹介します。
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「最近寂しいから」「周りが結婚し始めて焦っているから」「しばらく恋愛していないから」
とりあえず付き合おうと考える理由がこうしたものならば要注意。世間体を優先した決断は、後悔のもとです。
恋愛もひとつの人間関係。付き合うことを考えるなら、相手の人柄や自分の素直な気持ちとしっかり向き合うことが大切。
一人の時間を作って、冷静に考えてみてください。相手のことを思い浮かべたとき、ドキドキはなくても温かい気持ちになれるか。将来を一緒に想像できるか。
自分の本音に耳を傾けることで、見えてくる答えがあるはずです。
軽い気持ちでの告白なのか、それとも真剣な交際を望んでいるのか。
相手の温度感によっても、「とりあえず」という選択が妥当かどうかは変わってきます。
もし相手も「まずは友達の延長から」くらいの感覚なら、かえって気負わずにスタートできるかもしれません。
逆に、相手がかなり本気モードで、結婚も視野に入れているような雰囲気なら慎重さが必要。お互いのスタンスのギャップが大きいと、あとでトラブルになる可能性が高まります。
告白のときの言葉や態度、普段のやりとりから、相手がどのくらいの覚悟で想いを伝えてきたのかを見極めてみましょう。
いきなり「付き合う」「付き合わない」を決めるのが難しいのなら、自分なりのルールを設定してみるのもひとつの選択肢。
たとえば「3カ月付き合ってみて、気持ちが変わらなければ正直に伝える」といった期限を心に決めておくという方法です。
これなら相手にも「少し時間がほしい」と正直に伝えられますし、自分自身も焦らず向き合えます。
ただし、期限を決めたなら、その間は真剣に相手と向き合うこと。中途半端な気持ちでダラダラ過ごすのではなく、本当に好きになれるか見極める期間として大切にしましょう。
お互いに納得できる形を模索する誠実さを忘れずに。
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とりあえず付き合うのは”あり”か”なし”か。結局のところ、正解は人それぞれ。「とりあえず」という選択が素敵な恋のスタートになる人もいれば、最初から好きな人を待つ選択をする人もいます。
絶対の正解がない以上、大切なのは自分が後悔しない道を選ぶこと。
周りの意見や常識に流されず、自分の心に正直になりましょう。もし少しでも「試してみたい」という気持ちがあるなら、それは一歩を踏み出すサイン。逆に、どうしても後ろめたさが消えないなら、それもひとつの答えです。
どんな選択をしても、それがあなたにとってのベストなら、きっと明るい未来が開けていくはずです。
Written by やまだうめ