「出会いを増やしたい」「そろそろ結婚を意識したい」と考えた時、多くの人が選択肢に入れるのが“婚活パーティー”です。手軽に参加でき、効率よく異性と出会える場として人気を集めていますが、実際に参加してみると「想像と違った」「疲れるだけだった」という声も少なくありません。
この記事では、婚活パーティーをおすすめしない理由や現実を10個ご紹介します。また、婚活パーティーに向いている人の特徴や実際の体験談もご紹介しているので、これから婚活を始める方や、婚活パーティーに興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
婚活パーティーは、気軽に出会いの場へ参加できるメリットがある一方で、実際に体験した人の中には「思っていたよりも厳しい現実だった」と感じるケースも多くあります。
理想と現実のギャップに悩む人も少なくなく、婚活がかえって遠回りになってしまう可能性もあります。ここでは、婚活パーティーをおすすめしない理由や、参加して見えてくるリアルな現実について、具体的にご紹介していきます。
婚活パーティーでは、自己申告制でプロフィールカードを記入することが一般的です。そのため、年収や職業、年齢などを偽ることも比較的簡単で、実際に嘘の情報を記載している人も一定数存在します。
後から真実が判明し、信頼を失ってしまうケースもあるため、慎重に見極める力が必要です。
せっかく勇気を出して参加しても、カップリングが成立しないまま終わってしまうことは珍しくありません。たとえ気になる相手がいたとしても、相手に選ばれなければ進展は望めず、虚しさを感じる人もいます。参加を重ねるごとにモチベーションが下がってしまうこともあります。
多くの婚活パーティーでは、参加者同士が1対1で話す時間が数分程度しか用意されていません。第一印象や会話の雰囲気だけで判断されてしまうことが多く、じっくり相手を知ることが難しいです。短時間で自分をアピールし、相手を見極めなければならないため、プレッシャーを感じやすい人にとっては不向きです。
自分のスタイルに無頓着な人も見受けられます。
最低限のマナーが守られていないと感じてしまうと、せっかくの出会いのチャンスも台無しになってしまいます。
婚活パーティーは短時間で多くの人と会話する必要があるため、コミュニケーションが得意な人に有利です。一方、口下手な人や緊張しやすい性格の人にとっては、非常に疲れる場となってしまいます。話題づくりや自己紹介が苦手な人は、婚活パーティーに参加することでストレスを感じやすい傾向にあるでしょう。
本気で結婚を考えている人だけが参加しているとは限りません。中には出会いの場を求めているだけの人や、単なる暇つぶし、恋人探し感覚で参加している人もいます。
真剣な婚活をしている人ほど、温度差に戸惑ってしまうことがあるため注意が必要です。
婚活パーティーには、まれに結婚詐欺を目的とした悪質な参加者が紛れ込んでいることもあります。最初は好印象でも、徐々にお金の話を持ち出してきたり、不自然な言動が見られたりすることがあります。素性を十分に確認しないまま信用してしまうと、トラブルに巻き込まれるリスクも高まるでしょう。
婚活パーティーは1回の参加費が2,000円~5,000円程度と、比較的手軽に見えますが、何度も参加するうちに大きな出費となることがあります。
また、身だしなみを整えるための衣服や美容費も含めると、意外とお金がかかるものです。
結果が出ないまま支出だけが増えると、経済的な負担を感じやすくなります。
複数の異性と出会える機会があるとはいえ、自分の希望条件にぴったり合う相手と巡り会うことは簡単ではありません。
「妥協すべきか」「もっと理想の人が現れるかも」と迷いが生じ、結果として時間ばかりが過ぎてしまうこともあります。
年齢層が上がるにつれて、過去の婚歴や性格に問題を抱えている人など、いわゆる「地雷」と言われるような相手と出会う可能性も高くなります。
もちろんすべての人がそうではありませんが、選別が難しくなる分、慎重な対応が求められます。
実際に婚活パーティーに参加した方の中には、「思ったような出会いがなかった」「もう二度と行かない」と感じた人も少なくありません。
ここでは、婚活パーティーに対して否定的な印象を持った方々のリアルな声を紹介します。
これから参加を検討している方は、こうした口コミから現実を知っておくことも大切です。
「プロフィールの内容が嘘ばかりでがっかりしました」(30代女性)
最初に気になった男性が、年収も職業も理想に近かったので期待していたのですが、会話を重ねるうちに「その仕事、本当にやってるの?」という違和感が出てきました。
後日、SNSなどを調べてみたら、まったく違う職業だったことが発覚。婚活に嘘はNGだと思い、がっかりしました。
信頼関係が築けない場では真剣な出会いは難しいと感じました。
「誰ともカップリングできず、ひとり帰るのがつらかったです」(40代男性)
初めての婚活パーティーで緊張しながら参加しましたが、あまり会話が盛り上がらず、誰からも指名されませんでした。
周囲がカップリングしていく中、ひとりで会場を後にするのはとても虚しかったです。
何度もこういう経験をすると、自信がなくなっていきます。向いていない人にはかなりキツイ場だと思いました。
「遊び目的の男性に引っかかってしまいました」(30代女性)
カップリングした男性と後日会った時、最初は誠実な印象だったのですが、だんだん連絡の内容が軽くなり、最終的には体目的だったことがわかりました。
婚活パーティー=真剣な出会いと信じていた自分が甘かったと反省しました。
見極め力が必要な場だと思います。
婚活パーティーには向き・不向きがあります。「婚活パーティーは合わなかった」という人がいる一方で、楽しみながら出会いを増やし、実際に交際や結婚につなげている人も多くいます。
では、どのような人が婚活パーティーに向いているのでしょうか?ここでは、婚活パーティーがおすすめな人の特徴を紹介します。
婚活パーティーでは、初対面の相手と短時間で会話を重ねていく必要があります。そのため、緊張せずに人と話せる方や、自分の魅力を短時間で伝えられる方は有利です。
明るくハキハキと話すことができ、会話のキャッチボールが得意な人は、異性からの印象も良くなりやすいです。また、限られた時間内で「この人ともっと話したい」と思わせるには、相手の話をよく聞き、的確なリアクションを取ることが重要です。
こうしたコミュニケーション能力を自然に発揮できる人は、婚活パーティーで成果を出しやすい傾向があります。
婚活パーティーは、出会いのチャンスが多く用意されている反面、自分から動かないと何も得られない場でもあります。そのため、「気になる人に自分から話しかけてみる」「迷ったらとにかく参加してみる」といった行動力がある人は、成果につながりやすい傾向にあります。
また、婚活パーティーに参加した後も、マッチングした相手に積極的に連絡を取り、自分からデートの予定を立てられる人は、その先の交際にも発展しやすくなります。逆に受け身のままだとせっかくの出会いがチャンスにならないことも多いため、自ら行動できるタイプの人は婚活パーティーに向いていると言えるでしょう。
婚活パーティーは、効率的に多くの異性と出会える場である一方で、期待と現実のギャップに悩む人も少なくありません。プロフィールの信ぴょう性や短時間での判断、遊び目的の参加者など、注意すべき点も多くあります。実際に参加した方の体験談からも、その厳しさが伝わってきます。
しかし、コミュニケーション力が高い方や行動力がある方、条件にこだわりすぎない柔軟な考え方を持つ方にとっては、大きなチャンスとなる場でもあります。大切なのは、自分の性格や目的に合った婚活方法を選ぶことです。婚活パーティーが合うかどうかを冷静に見極めた上で、自分らしく活動できる方法を見つけていきましょう。
Written by 早紀