結婚前の同棲について賛否両論ありますが、現在6割近いカップルが同棲を経験して結婚に踏み切っているのだそうです。
「仲が悪くなりそう」「同棲すると婚期が遅れそう」などマイナスなイメージも多い同棲。
今回は、結婚前に同棲するメリットとデメリットをまとめてみました。
また、同棲が上手くいくために事前に相談すべきこともまとめたので、結婚を視野に入れているカップルはぜひ一読してみてください。
結婚前に同棲する最大のメリットは、生活における価値観をお互いに共有できることです。
趣味や考え方はデートで分かりあえても、家事のスキルや金銭感覚、生活リズムは一緒に住んでみないと分かりません。
結婚前なら、お互いの価値観が許容範囲かどうか確認できます。
自分にとって一緒にいて苦にならないかを見極めたい方は、結婚前の同棲が必須です。
お互い仕事が忙しいカップルは、デートの時間を取るのも一苦労ですよね。
一方、結婚前でも同棲していれば、帰る家が同じなので必然的に一緒に過ごす時間が増えます。
毎日ほんの少しの時間でも顔を合わせることができれば、要らない不安やすれ違いは減っていくでしょう。
お互いに寄り添うことができれば、カップルの絆は深まっていきます。
生活費の節約や貯金がしやすくなるのも、結婚前に同棲するメリットの1つです。
各々一人暮らしよりも、一緒に住んだ方が光熱費や食費がかなり節約になります。
また、一緒に目標に向かって貯金できるのもポイント。
結婚には何かとお金がかかるので、将来を見据えているなら同棲したほうが経済的だと考える人は多いです。
同棲すれば、家に帰ると好きな人がいるという安心感が得られます。
特に女性の場合、防犯面の観点からもパートナーが心強い存在となるでしょう。
また、仕事が辛いときや病気のとき、同棲していればお互いにそばで支え合えます。
いくら仲のいいカップルでも、元々は別々の環境で育ってきた他人です。
同棲を通してお互いの生活面を知っていくと、必ずと言っていいほど価値観の違いが生まれてくるでしょう。
同棲は、結婚するよりも別れるのが簡単な分大きな喧嘩やすれ違いに発展しやすいです。
最悪の場合、埋まらない深い溝ができて別れに発展するケースもあります。
結婚前の同棲のデメリットといえば、婚期を逃しやすいことです。
結婚と変わらない共同生活に慣れてくると、わざわざ結婚することに面倒臭さを覚えてきてしまいます。
特に男性の場合、責任を負いたくないという想いが強くなってくる人も多いでしょう。
目標のない同棲は、ただズルズル長続きするだけなのでやめておいた方が無難です。
独身の醍醐味といえば、悠々自適に1人時間を満喫できること。
結婚前に同棲してしまえば、たとえ独身だったとしてもプライベートな時間はグッと減ってしまいます。
趣味が多い人なら、休日の過ごし方で喧嘩に発展することもあるでしょう。
恋人との時間より優先したいものが多い方は、適度な距離感を持ち続けた方が上手くいきやすいです。
同棲のデメリットでも少し触れましたが、結婚の目標なくズルズルと一緒に過ごすのはNG。
同棲は、結婚前の一時的なお試し期間として捉え、具体的にどのくらい時間を使うか事前に相談しておきましょう。
一般的に、結婚したカップルは、半年~1年程度を目安にしていることが多いです。
2年を超えると一気に破局するカップルが増えるので要注意ですよ。
よく「気づいた方がやる」という人がいますが、家事分担を曖昧にしていると結局片方だけに負担が重くのしかかりやすいです。
同棲前は、洗濯や料理、買い物など具体的な項目で家事分担を話し合っておくとスムーズに生活しやすくなります。
生活していく中で増えてきた家事は、遠慮せずお互い話し合って分担できると、さらに毎日が快適になるでしょう。
金銭面も同棲中喧嘩に発展しやすいポイントの1つです。
引っ越し代や生活費、家具・家電にかかる費用などは、お互い負担にならないよう納得いくまで話し合いましょう。
結婚前に、普段どんなことにお金をかけているか、金銭感覚についても共有しておくとより安心です。
同棲するなら、事前におおまかなルールを決めておくことも大切です。
例えば、趣味の時間が欲しい、1人でぼーっとする時間が必要など、どんなに仲が良くても、お互いに口出しされたくない領域はきっとあります。
結婚前にお互いの地雷を知れるきっかけにもなるので、しっかりと話し合っておきましょう。
結婚前の同棲は、お互いの絆が深まる場合もあれば、許せない価値観を知り別れに発展してしまうケースもあります。
大切なことは、ズルズルとただ一緒に住むのではなく、きちんと結婚を見据えて同棲期間を設けることです。
準備期間として、デートだけではわからない生活面や価値観をお互いに共有していきましょう。
Written by sumire