使う言葉は表情と同じ。ほんの少し言葉選びを工夫するだけで180度印象が変わるというのは本当です!
みんなから「素敵な人だね」と言われるような好感度の高い人は、言葉選びが上手です。
そこでここでは、言い換えるだけで180度印象の変わる言葉をご紹介します。
「無理、無理ー!」とはよく言いますが、これって結構きつい表現で、言われた方は自分を全否定されているようで傷ついてしまいます。
そこで、どうしてもできないことを断りたい時には、「難しい」という言葉を使ってみてください。無理だと断るよりも印象が柔らかく、きちんと自分の意思を主張することもできます。
謙遜の気持ちを表すものとして「すみませんが」と言う言葉を使っている人は多いと思います。
しかし「すみません」には、謝罪の意味があり、悪いことをしてもいないのに謝っていることになってしまいます。
これでは、必要以上に自分を卑下してしまうことになり、相手にとっても
「私が何か叱ったかな。謝らせるような威圧的なことを言ったのかな。」
といらぬ気を遣わせることにもなります。
そこでここでは、「恐れ入りますが」を使いましょう。
実は、「恐れ入ります」にも謝罪の意味は含まれていますが、「すみません」ほど強くなく、どちらかというと感謝や謙遜の意味合いの方が大きいので、好感度が高いでしょう。
「疲れてない?」と聞かれると、「もしかして、疲れているように見えるのかな」と変なプレッシャーを感じさせてしまいます。
特に女性にこのような声かけをすると「老けたって言いたいのかな」とか「メイクが薄いってこと?」などと変な憶測を生むのでやめましょう。
相手の体調を気遣う声掛けをするのであれば、「最近どう?」と笑顔で聞くのがベスト。「元気?」でもOKです。
相手がポジティブな返答をすることができる質問をすることがポイントです。
「できればやってほしい」とは、相手を気遣っているようで、実はプレッシャーをかけています。
言われた方は自分試されているような気がするし、もしできなかったときは相手をがっかりさせてしまうのではないかと思うからです。
「やってもやらなくてもいい」というニュアンスで頼まれた方は目標が定まらず、もしやり遂げたとしても達成感がありません。
しかも頼んだ方も、「やらなくてもいい」と言いつつ相手に期待をしてしまうので、どちらも気持ちが曖昧なままでしょう。
人にお願いごとをするのなら、「ここまでやっておいてほしい」と目標を提示することです。その方が相手にとってわかりやすく、自分にとっても楽です。
数人で何かを決める時、気を遣って「私のことは気にしないで決めてください」と言ってしまいがちですが、これはNG。
まとめ役の人にとって、メンバーのことを無視して決めることは心苦しいことですよね。
それに、もし「私のことを気にしないで」と言った人の予定が合わずに欠席になったら、まとめ役の人に責任を感じさせてしまいます。
特に自分に意見がない時には、「皆さんの意向に合わせます」というといいですよ。
相手に自分の発言を誤解されてしまった時、「そんなこと言ってません!」と口を衝いて出てしまうものですよね。
事実と違うことを言われて責められるのですから、頭に血が上ってしまうのも当然です。
しかしそういう時こそ、冷静になることが大切。「私は、そのような認識でした」と、発言の意図と事実について淡々と説明しましょう。
その上で相違があったのなら謝罪すべきだし、相手から謝られるパターンもあると思います。いずれにしてもお互いの心のわだかまりを解消することが大切です。
私たちはどうしても日常で不平や不満を多く口にしてしまいがちですよね。
ストレス発散のためにある程度しょうがないことなのかもしれませんが、ネガティブな発言ばかりでは周りをうんざりさせるし、自分の心も疲弊させてしまいます。
ほんの少しいつも使っている言葉を言い換えるだけで、周りから見える印象も、自分の気持ちも明るく変わるものです。
「言霊(ことだま)」といわれるように、言葉には魂や心が宿ります。
「なんだか最近うまくいかない」とか「落ち込みやすくなっているな」という人は、いつも自分が使っている言葉を見直してみるといいかもしれません。
ご紹介した言い換えをぜひ実践してみてくださいね。
Written by さあや