40歳。それは、単なる年齢の節目ではありません。自分自身を見つめ直し、老けない美しさと健康を長く保つための新たな機会とも言えるでしょう。
この記事では、年齢を重ねても変わらずに輝き続けるためのシンプルながらも効果的な、暮らし方の秘訣を紹介します。自分らしさを大切にしながら、毎日をもっと豊かにするためのヒントをお届けします。
30代後半頃から、肌や健康面で不安なことが増えてきます。
そうした不安を解消するためには、バランスの良い食事が欠かせません。
脂っこいものや糖質は取りすぎず、野菜を意識的に摂取し、和食中心の食事を心がけましょう。
仕事や育児、家事などで忙しく、食事の用意をする余裕がないと感じる場合は、朝のうちに下ごしらえまで済ませておく方法がおすすめです。
体力も気力もあり、他の予定に左右されない朝のうちにある程度準備しておくと、夜は仕上げだけで済むので時短になります。
「ほとんど準備は終わっている」という安心感がストレス軽減にもなり、一日を心地よく過ごすことができるでしょう。
老けないためには、日常的に運動の習慣をつけることが大切です。
適度な運動は健康だけでなく体型維持にも役立ち、ストレス解消にもなります。
脳の老化防止にもつながると言われているため、ぜひ若いうちから運動の習慣をつけておきたいですね。
おすすめは、少し汗をかく程度の有酸素運動を週に3回ほどおこなうこと。ウォーキングやスロージョグ、ヨガ、縄跳び、スイミングなど、自分に合った運動をチョイスすることが継続のコツです。
運動習慣はつくまでが大変なので、あまり目標を高くしすぎず、自分のペースでゆっくり続けましょう。
「週3回」と意識しすぎてしまうと、週2回しかできなかった場合にやる気を失ってしまい、結局何もしなくなる……というパターンに陥りがちですが、これはいただけません。
たとえ週に2回、1回だけでも、0よりはずっと良い! ととらえることで、運動へのハードルがぐっと下がります。
続けていけば、少しずつ身体も運動に慣れていき、身体を動かすことが楽しくなってくるはず。
回数を増やすのは、それからでも遅くはありません。
加齢によって見た目が変化するのは、避けようがありません。中でも、肌や髪が乾燥してガサガサ、ボサボサだとより老け見えしてしまいます。
少しでも若く見せたいなら、スキンケアとヘアケアを重点的におこなうのがコツです。
まずは何よりも乾燥防止、保湿が重要。肌のうるおいを化粧水や美容液などでしっかりと補い、クリーム類でふたをして。
化粧水はしっかりと肌の奥まで染み込むように、ハンドプッシュで押し込みましょう。
意外と忘れがちなのがヘアケアです。美容院に行って、こまめにカットやカラーするのも良いですが、それだけでなく、日々のケアにも気を遣いましょう。
顔と同様、頭皮も乾燥します。シャンプーする際は熱いシャワーをかけるのはNGです。
指の腹で優しく洗った後、ぬるま湯をしっかりかけて流します。
時折、頭皮マッサージしてみるのも良いですね。市販のものでも、頭皮ケアに使えるオイルがあるので、それを使ってしっかりと凝り固まった頭皮をほぐしてあげましょう。
ストレスは、美容や健康の天敵です。できるだけ溜め込まない生活を心がけましょう。
そのためにできることを、いくつかピックアップします。
人間関係のしがらみの中で、言いたいことも言えない……なんてこともあるでしょう。
しかし、周りに気を遣ってばかりいたのでは、ストレスは溜まる一方です。
年齢を重ねるにつれ、自分とは合う・合わないがわかるようになってくるもの。
自分にとってストレスでしかないものは、思い切って断捨離するのも手です。
他の誰よりも自分が一番心地よくいられる、「自分ファースト」な環境を整えていきましょう。
それならばずっと一人でいれば良いのか、といえばそうではありません。
人とコミュニケーションを取ることで脳は活性化され、また気分も良くなる効果があるそうです。
他人とにぎやかに過ごすのが好きな人もいれば、そうでない人もいるでしょう。
そのため、その頻度は人によってまちまちで大丈夫。
でも完全に孤立することなく、程度にコミュニケーションを取ることも忘れずに。
好きなものに没頭し、熱中することは心にも良い影響を及ぼします。
「病は気から」「女性は恋をするときれいになる」なんて言われますが、心と身体は密接に関わっているもの。あながち迷信とも言い切れません。
推し活に夢中になれば、その分いきいきとして生活にハリが出ます。推し友と会えばコミュニケーションが生まれ、推しに会いに行くために美容に気を遣うこともあるでしょう。
推しは老けない暮らし方を考えるうえで、欠かせないトピックです。
ぜひ積極的に、推し活に励みましょう。
人が健康的に生きるために、不可欠なのが睡眠です。大人でも8時間は寝ることが推奨されている、とも言われます。
忙しい現代人にとって、8時間睡眠を確保するのは至難の業でしょう。どうしてもむずかしければ、最低でも6時間は睡眠の時間をとるのがおすすめです。
年齢は誰しも平等に重ねるものです。ですが、健康に、美しくこれからの人生を過ごしていくためには、そのぶん工夫や努力は欠かせません。
気づいた時、いつからだって遅くはありません。老けない暮らし方の一例を紹介したので、ぜひ、挑戦できるものから試してみてください。
継続が明日の自分、5年後の自分、10年後の自分をつくると信じて、がんばりましょう。
Written by 七尾なお