不倫された! 愛する人に不倫されたとき、誰もが呆然としてしまうでしょう。余りに大きなショックを受けて立ち直ることができなければ、仕事もプライベートもボロボロになってしまいます。では、不倫されたときに立ち直るためにはどうすればいいのでしょうか。不倫されたショックからいち早く立ち直るための方法についてご紹介します。
不倫されたとき、「自分が悪いのではないか」と、怒りや悲しみを我慢してしまう人がいますが、そのときは取り繕うことができても、これではいつまでも心の中のわだかまりが消えません。
「傷ついた!」「ショックだし、怒っている!」と、相手になんと思われようと、自分の正直な気持ちはしっかり伝えましょう。
「周りに心配をかけたくない」と悲しい感情にふたをする人がいますが、これも、立ち直るまでが長引きます。悲しい気持ちは、家族や友人など、周りにいる人にもぜひ吐き出しましょう。
悲しいときは、頭の中や気持ちが混乱しています。自分の気持ちを言葉にすることで、自分がどう思っているのか、どうやって考えているのかを冷静に認識することができるようになります。
周りに話すことに抵抗がある人は、紙やスマホのメモに気持ちを書き出してもいいでしょう。心の中が整理されると、思っている以上に気持ちがスッキリします。
不倫するような相手とは、きっぱりと別れてしまいましょう。「自分が許せば、前みたいに楽しく過ごせるようになるかも…」なんて、淡い期待は抱かないことです。
思い切って、連絡先は消し、SNSでの繋がりも断ち切ることがおすすめです。地元の友達だとか、仕事の同僚など、完全に連絡先を削除することが難しい場合は、非表示にしたり、スマホからデータを削除して紙に書き写しておいたり、普段目に触れないところに除けておくといいですよ。
泣くと、ストレスを軽減することができるといわれています。なぜなら、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールが、涙と一緒に体外に排出されるからです。
また泣くことで、ストレスによって活発になっていた交感神経の働きが、リラックスを感じさせる副交感神経にスイッチングされます。思う存分泣くことは、不倫されたことで傷ついた心を優しく癒やしてくれるものとなります。
悲しい気持ちを癒やすために、自分をとことん甘やかし、慰めてあげる日をつくってみましょう。
一人カラオケ、エステ、美味しいものを食べに行くなど、「贅沢をしてもいい日」と、自分が最高に心地いい日を過ごしてみてください。胸のもやもやがすっきりとして、気持ちが癒やされます。
悲しみに浸り、ものすごくだらしなく過ごすというのもアリです。ノーメイク、ボサボサヘアはもちろん、生活は不規則、食事はジャンキーなど、とことんひねくれた生活を、あえて実践してみてください。
普段きちんとしている人ほど、ありえないくらいだらしなく過ごしている自分に背徳感を覚え、リフレッシュすることができるはずです。
「忘れなきゃ」、「立ち直らなきゃ」と頑張れば頑張るほど、かえってドツボにハマってしまいます。悲しい気持ちは、前向きになろう! と頑張ったところで、簡単に切り替えることができるものではありません。
ですから、自分のお尻にむち打つようなことはせず、自分の心が「大丈夫」というまで放置しましょう。悲しみを癒やしてくれる一番の薬は、時間です。
不倫されたショックが大きすぎて、うつなど精神的な疾患を患ってしまう人もいます。
何もしていないのに涙が止まらなかったり、食べれない、眠れないなど、体調に異変があるようなら、心療内科などでカウンセリングを受けたほうがいいかもしれません。
クリニックでは、話を聞いてくれるだけでなく、専門的な見地からのアドバイスもあるので、一人で抱え込んでいるよりも早く立ち直ることができるでしょう。
不倫された当事者は、ショックから自暴自棄になりやすいものです。しかし、「もう、どうにでもなれ!」といってめちゃくちゃな行動をすると、自分自身がさらなるダメージを追うことになるでしょう。
特に、やけ酒、やけ食いは、精神的にも肉体的にも大きなダメージとなるのでやめましょう。
不倫された自分を責めて「自分に魅力がないせいだ」などと、嘆いてはいけません。不倫は、裏切り行為です。ですから、ほとんどの場合で、相手に非があります。
自分を責めると、後悔する気持ちばかりが大きくなり、いつまでたっても相手への未練が消えません。
「誰と不倫したの?」、「不倫相手とは、どこで出会ったの?」と、相手を追求したくなる気持ちはわかります。しかし、それを聞いたところで、なんの意味もありません。むしろ、不倫相手を知ってしまうことによって、ショックが大きくなるだけでしょう。
犯人探しに躍起になるよりも、新しい出会いに向けて、自分のために頑張ったほうが有意義です。
「後悔先に立たず」とはよくいいますが、いくら悔やんでも、不倫されたという事実は消えません。ですから、あの時こうしていればよかった…‥… なんて、思わないことです。
後悔は、相手にしがみつきたいという願望の現れです。後悔を捨てることで、徐々に相手への思いも断ち切ることができます。
不倫された悲しみは、たった数日で癒えるような簡単なものではありません。立ち直るためには、時間が必要です。
自分の気持ちに無理をせず、とことん悲しみにひたり、周りに吐き出し、自分の感情を認識して整理することが、立ち直るための近道かもしれません。
Written by さあや