そろそろ結婚したいけれど、彼女のお金の使い方に不安があるという男性も多いでしょう。
貯金なしの彼女と結婚しても大丈夫なのかについて、できる派とできない派のどちらの意見も参考にしながらみていきましょう。また、正しい貯金方法もご紹介します。
結婚するとなると結婚式や新生活のためのお金が必要となり、お金の話は避けては通れません。そうなると、気になるのは彼女側の貯金額です。結婚する相手がいくら貯金があるかで金銭感覚がわかり、今後の生活費の管理方法も変わってきます。
一生を共にすることになるため、貯金がない彼女との結婚はどうしても足踏みしてしまうでしょう。不安を解消するためにも、貯金額はきちんと確認しておきましょう。
貯金なしの彼女と結婚できるか、できないかは、経済観念やお金に対する価値観によって大きく異なります。そこで、できる派とできない派にわけて9つの本音を見ていきます。それぞれの意見を通して、自分はどちらに当てはまるかを考えていきましょう。
ここでは、彼女に貯金がなくても結婚できる派の意見を6つ紹介します。貯金がないことに関してポジティブな考え方と、彼女の人生を経済的に支える度量が必要になります。自分の意見と照らし合わせてみて、考えをまとめてみましょう。
貯金なしの理由が正当で明白な場合、さほど問題ないと考える男性も多くいます。例えば、ひとり暮らしでやりくりしながら奨学金を返済していたり、資格取得のために自己投資していて貯金がないなどです。
過剰な浪費癖やお金のかかる趣味がある場合は、今後の生活に響きますが、自己投資の場合はキャリアアップや収入増にもつながるため、問題ないと言えるでしょう。
結婚してから二人の収入を合わせて管理し、一緒に貯めていくという考え方もあります。この場合、安定した収入があることが大前提となりますが、貯金するという目標を持って生活することで、二人の共同生活に対する責任感が生まれる良いきっかけにもなるでしょう。
ただ、彼女側が専業主婦になるのか、共働きをするのかで貯蓄額も大きく変わるため、事前に確認しておく必要があります。
少しドライな考え方になりますが、結婚後のお金の管理を別にすれば自分に影響は出ないという考え方もあります。生活費については二人で相談する必要がありますが、貯金に関しては関与しない夫婦も増えてきています。
共働きが当たり前になってきている今、相手の貯金や収入に細かく関与しないことも珍しくありません。男性側も自由を求める場合は、このケースが多いでしょう。
結婚後の生活費をすべて自分が持ち、彼女を養ってあげるといった、少し前の日本では当たり前とされていた考えを持つ人もいます。
女性からみて、経済力のある男性は魅力的と感じる人もいるでしょう。しかし、この場合は安定した職と安定した収入が必須になるため、男性側がそれ相応の覚悟を持たなければなりません。
このご時世、どの職種でも安全だという確実な保証はないため、男性側にある程度の貯金があることが必須となります。
二人の新生活を始める前に、それぞれの収入や貯金額、今後のライフスタイルについてきちんと話し合い、お互いが納得しているのであれば、貯金なしの状態でも関係ないと考える場合もあります。
どのような家に住み、家族を増やすのかなどのライフプランが合致していて、お互いが納得しているのであれば、貯蓄額など関係なく暮らすことはできるでしょう。また、多少のずれがあったとしても、話し合ったりお互いに歩み寄ることで解決する場合もあります。
彼女側のお金の管理に不安がある場合、男性側が管理したりサポートしたりすることで問題なく生活できると考える人もいます。
お金の管理は得意な人と不得意な人がいます。そのため、彼女が不得意だった場合は、無理に彼女に任せる必要はありません。
お小遣い制にしたり、家計の一部だけ管理をお願いするなど、細かなことは二人で話し合って決めましょう。
続いては、貯金がない彼女と結婚できない派の意見を見ていきます。生きていくためにはお金は必要不可欠です。お金のせいで少しでも結婚に対して不安がある場合、それを取り除きたいという気持ちが生まれることもあります。それらの意見を3つ紹介していきましょう。
将来を共にする相手が貯金を一切してこなかった場合、結婚しても独身の時の感覚が抜けきれずお金を使ってしまう心配があると考える人もいるでしょう。
さらに子どもが増えた場合、彼女側が仕事を継続できるかといった問題が出てきたり、莫大な教育費も考えたりしなくてはなりません。いつまでも独身気分が抜けないのでは、結婚生活自体が成り立たなくなる可能性も考えられるため、慎重になる場合があります。
金銭感覚が合わない場合、結婚して生活自体は問題ないとしても、お互いのフラストレーションが溜まる危険性があります。浪費癖がある彼女だと、買い物する度にイライラする可能性もあり、彼女側から見た場合、男性側がケチだと思われかねません。
結婚生活は、何事も二人で決めることが多々あります。金銭感覚が違いすぎるとお互いに我慢することが増え、二人の仲に亀裂が入ってしまう可能性もあるでしょう。
結婚式や新居への引っ越しなど、お祝い事に関しては、ご祝儀や親の援助でまかなおうと考える女性もいるようです。しかし、男性側には援助を受けることに抵抗がある人も多く見受けられます。
そのため、それをまかなうだけの貯金がないのであれば、結婚を延期せざるを得ないと考える可能性もあるでしょう。
ここまで、貯金なしでも結婚できる派とできない派の意見を見てきましたが、ここではどうすれば貯金なし生活を脱却できるか、その方法を4つ紹介していきます。
貯金がなくても結婚したい、これから貯めていきたい人はこれらを実践することで、貯められるようになる可能性があります。是非参考にしてみてください。
お金を確実に貯めるには、自分の収入と支出を把握し、お金の流れを整理する必要があります。まずはひと月ごとに、手取りでいくら収入があったのか、支出は固定費と変動費をわけて書き出すとわかりやすくなるでしょう。
収入と支出を知ることで正しく予算管理できるため、自分の生活を見直すきっかけになります。
生活費の口座と貯蓄用の口座が一緒になっていると、ついATMでおろしてしまい、いつの間にか残高がなくなっていることがあります。そのような状況にならないためにも、一度預けたらなかなかおろせない「貯める口座」を作り、「使う口座」とわけて管理する方法がおすすめです。
「貯める口座」は、引き落としもしないように心がけると確実にお金が貯まり、いくら貯まっているのかを数字で認識できるため、モチベーションアップにもつながるでしょう。
確実にお金を貯めたい場合、余ったお金を貯金するのではなく、給与天引きなどの方法で「先取り貯金」をするのが有効です。先に貯蓄分を取り除いておけば、残ったお金でやりくりしなければならないため、自然にお金が貯まっていくでしょう。
先取り貯金は、勤務先の社内預金や財形貯蓄制度を利用する方法や、自分で「貯める口座」に移す方法などがあるため、自分に合った方法を選びましょう。
「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。貯金があれば冠婚葬祭や病気などの急な出費にも対応でき、貯金する癖がついていれば、教育費や住宅費、介護費用や老後費用などの大きな出費にも予め準備しておくことが可能になります。
貯金の必要性が理解できれば、貯めたいと思う気持ちも生まれてくるでしょう。また、貯金があることで生活する上での大きな安心感も得られます。今一度ライフプランを作成し、将来についてよく考えてみましょう。
結婚には大きなお金が動きます。結婚は決してゴールではないため、そこからの新生活をどのように過ごしていくか話し合うことが大切です。
貯金なしで結婚することのリスクも踏まえながら、相手とどうしていきたいのかを慎重に見極めましょう。また、結婚後のライフプランも含め、相手の金銭感覚や価値観をしっかり把握していきましょう。
Written by KOIGAKU