自分では心当たりがないのに、なぜ人が離れていってしまうんだろう…そんな風に感じたことはありませんか? 人が離れていってしまうということは、必ず何か理由があります。たとえ自分は悪くないと思っていても、まずは受け止めなければなりません。
そこで今回は、人が離れていってしまう人の特徴や、周囲の人から一緒にいたいと思われるためにできることをご紹介します。
子どもの時は、間違った時や不快に感じた時、「それは違うでしょ」「ひどい!」などと誰かに指摘されることが何かと多いもの。でも、大人になるといつまでもそうとは限りません。
「注意されたことないし」「いつもそうじゃん」などと自分は大丈夫と過信してしまう人は、実は周囲の人が離れていってしまう原因を作っているかもしれないのです。例えば、こんなことはありませんか?
自己中の人は、大抵自分のことが一番正しいと思っています。もし、周囲で自分と違う意見の人がいると、「あなたは間違っている」と否定的な態度を取ります。
何が正しいか、何が正義かという基準は、その人によって違います。100%正しいということは存在しないことがほとんどです。自分の意見を正当化ばかりしていると、周囲に「面倒な人」と煙たがられてしまいますよ。
相手の立場を考えて行動することは、良い人間関係を築く上でとても大切なことです。
でも、気遣いが感じられなければ、自分のことを大切に思ってくれていないということと同じです。もし同じことを自分がされたら…… ということを考えて行動できなければ、当然人は離れていってしまうでしょう。
何かと人と人を比べたがったり、誰かのポジティブな話を聞いてマウントを取ってしまったりする人も、周囲に悪い印象を与えてしまいます。常にライバル意識を出されたら、望んでいなくても険悪な雰囲気になってしまいますよね。
自分の周りにいる人の情報は、逐一聞きたいって人いますよね。友達、知人、会社の人など、自分が親しいと思っている人の情報は、何が何でも知っておきたいと思っている人は、周りから敬遠されます。
どんなに親しい間柄でも、プライベートな部分にはあまり首を突っ込まないで欲しいと思っている人は多いものです。
1つでも該当していれば、実は周囲の人はあなたに迷惑しているかもしれません。自分が正しいと過信しないこと、周りを気遣うことなく、自分の立場を優先してしまうことがあると、周囲の人は徐々に離れていってしまうでしょう。
では、人が集まる人になるには、どうすれば良いのでしょうか? まずは、なぜ人が離れてしまうのが、原因を探りましょう。原因を自分で理解しなければ、何度も同じことを繰り返してしまうからです。同じ失敗を繰り返さないようにするには、以下のポイントを抑えましょう。
否定的な言葉から会話に入ると、ただ感情がぶつかり合うだけになってしまいます。敵意をむき出しにすることと同じなので、相手の気持ちを考えて発言しましょう。
上記とも似ていますが、相手を尊重して会話することはとても大切です。たとえ自分とは違う意見を持っていても、相手の立場を考えれば「そうなんだ」と受け止められるようになるはずです。自分が聞いて嬉しいと感じる言葉は、相手にだって同じ感情を与えます。
噂話や陰口は、気になっても言わないようにしましょう。誰かの噂話や陰口は、言えば自分にも返ってくる可能性が高いです。
つまり、こうした話題を、自分も誰かにされている可能性があるのです。単なる噂と捉えても、そんな噂や陰口が人間関係を壊す原因になるケースもたくさんあります。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉があるように、どんなに親しい間柄でも、適度な礼儀を忘れてはなりません。礼儀をわきまえて人と接するだけで、気持ちよくコミュニケーションを取ることができるようになります。
自分の性格をよく知っている人は、実は意外と少ないものです。自分がどんな人間なのか、どんな性格なのか、周りからはどのようにみられているのか、それを意識するだけでも、人は変わっていきます。
好きなもの・嫌いなものを理解することで、自分が取る行動の意味が理解できます。自分自身で自分理解することで、それが成長へとつながっていくのです。
周囲の人が離れていってしまうことは、辛く悲しいものですよね。でも、人が離れていくのは必ず何か理由があります。自分には人が集まって来ないどころか、いつの間にか離れていってしまう…… と感じる人は、自分が取った行動を振り返ってみてください。
まずは、何が原因だったのかを理解することが大切です。自分の内面を磨き、魅力を高めていけるよう心がけましょう。
Written by 早紀