彼氏からの別れたい理由に納得できなかったという経験をした人はいませんか? そんなとき、あなたはどうしていますか?
同じような経験をした人のエピソードとともに、もし自分が遭遇してしまったらどうしたらいいかご紹介していきたいと思います。
付き合い始めてから1年半、加奈子さんは突然彼氏から別れ話を切り出されました。年齢的にも結婚を視野に入れたお付き合いだと感じていたため加奈子さんはかなりのショックを受けたそうです。
何の前触れもなく訪れた別れ話。いつものデートだと思って待ち合わせ場所であるカフェに行ったら、真剣な顔で彼氏が話し始めたのです。
まったく問題なく順調に続いていると思っていた加奈子さんは、その真剣な面持ちに「もしかしてプロポーズ?」なんて思ってしまったのだとか……。
あとから自分のバカさ加減に呆れたそうですが、彼氏に理由を聞いてさらに唖然とすることに。彼氏の口から出た別れたい理由はなんと「転勤」だったのです。
付き合いの長い恋人同士にとって、転勤は結婚へステップアップするきっかけになることも多いのですが、加奈子さんの彼氏は一方的に別れを切り出してきたとのこと。
驚いた加奈子さんが問い詰めると「遠距離恋愛をする自信がないから」と一言。遠距離恋愛が無理なら、自分が仕事を辞めてついていってもいいと申し出ても、そんな勝手なことはできないと突っぱねられてしまったのだそう。
加奈子さんの勤務地は東京。彼氏の新しい勤務地は大阪。
「新幹線に乗ればたいした距離じゃない」「遠距離恋愛に自信がないのであれば、自分が頻繁に会いに行く」「会えないときもテレビ電話などがある」「今すぐに別れる選択をするのではなく、チャレンジしてみて無理ならその時に考えるのはどうか?」
様々な提案をするも却下されてしまったのでした。
納得できないまま別れることになってしまった加奈子さん。考える時間さえ与えてくれない彼氏に不信感を抱きつつ、もやもやしたまま彼氏の転勤を迎えた数か月後。同じ会社の女子社員が結婚するという噂を聞き、その相手を探ってみるとなんと元彼だったのです!
二股ではなかったようですが、知らない間に元彼は新しい人を好きになっていたことを知り、付き合いが長かった自分との結婚ではなく新しい彼女を選んで一緒に大阪で暮らしているかと思うと、今でも納得がいかないそうです。
友達として大学時代から仲良くしていた彼氏と付き合い始めて半年が経った頃。彼氏の態度が今までと違うと気が付いたのが始まりでした。
由美さんは彼氏の変化の理由を突き止めようといろいろ探りを入れたそうです。もともと仲の良い友達だったので、彼氏の交友関係はほとんどといっていいほど把握していました。
その友達にも協力してもらいながら数週間探偵のように過ごした結果、彼氏が取引先の人と親密にしていることがわかりました。ちょっとした遊びのつもりならまた自分のところへ戻ってくるだろうと思い、問い詰めずに信じて待つことにしたそうです。
ところが1か月経っても全く元に戻る気配がないどころか、不審な外出が増えていったそう。由美さんはついに彼氏に話があると切り出し、最近の態度の変化や取引先の人との関係について問いただしたところ、彼氏は「別れたい」と繰り返すばかり。
理由を聞くと、「友達としてはいいけど、恋人としては一緒にいても楽しくなかった」と言うのです。始めは由美さんを傷つけたくないからと理由を話すつもりはなかったようですが、由美さんが強気に攻めたところぽつりぽつりと話し始めたそうです。
「恋人として過ごしていてもドキドキしない」「新鮮さがない」
仲の良い友達から始まった恋人関係は気楽だから良いと由美さんは思っていたら、彼氏は全く反対のことを考えていたのです。それなら影でコソコソ浮気するのではなく率直に言ってほしかった……とショックを受けた由美さんでしたが、この彼氏とはいまだに友達として付き合いがあるそうです。
どんなに仲が良くても、友達ならうまくいっても恋人だとうまくいかないこともあるんだなと由美さんは言っていました。
真剣に付き合っていればいるほど、別れの理由をきちんと聞きたいというのが女性たちの本音ではないでしょうか。もし彼氏に別れの理由を聞いても納得ができないときは、怒りに任せて問い詰めるのではなく、冷静に落ち着いて話を聞くようにしましょう。
取り乱してすがっても、その場では別れを回避できるかもしれませんが彼氏の心は離れていく一方です。別れの理由を話してくれないときは無理して聞き出すのではなく、そのまま受け入れるというのも一つの方法かもしれません。
特に社内恋愛の場合は、その後も顔を合わせなければならないこともあるので別れ方はきれいな方がよいですね。
Written by miichikin