好きな人とのデート。できたら「奢ってもらいたい」と思う女性が圧倒的に多いのではないでしょうか。なかには、好きな人の気持ちを見極めるポイントとして、「奢ってくれるかどうか」を考慮する女性もいるかもしれませんね。
今回は、そんなカップルのデート代事情にスポットを当ててみました。世の中のカップルはデート代をどうしているのか、気になるカップルのみなさんも多いでしょう。ぜひ自分たちの関係を客観視するきっかけとして、ふたりの付き合いに役立ててみてはいかがでしょうか。
まず、世の中のカップルは、デート代をどうしているのでしょうか。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2018年、20~29歳の男女1000人に「20台の金銭感覚についての意識調査」を行ったそうです。
そのうち、未婚者で、現在恋人がいる人281人に「デート代は割り勘にすることが多い?」と聞いたところ、「そう思う」と答えた男女は54.4%。「そう思わない」と答えた男女45.6%を上回る結果になりました。
3年前のデータですが、すでに割り勘派が半数以上いることがわかりますね。
付き合う前は奢ってくれていた彼も、付き合った後は割り勘をお願いしてくるようになった、というカップルも多いのではないでしょうか。
ほかにも、セキララゼクシィが20~30代男性に「本当に口説きたいときに使うお金、連れていくお店の実情」を調査したそうです。
そのなかで、「意中の女性と付き合えることになった後のデートや食事、飲み代はおごりますか?」という問いかけに、最も高かったのは「多めに払う」で48%。
続いて「おごる」で35%、次に「きっちり割り勘」が10%。「相手の年齢が年下ならおごる」が7%でした。
おそらく多めに払う男性が半数近くいることから、女性も少なからずお金を支払っていることがわかります。
なかにはデート代をきっちり払ってくれる太っ腹な男性もいるかもしれません。しかし、男女で経済格差がなくなりつつある昨今と、経済状況を考えると――。いまやカップルのデート代は、割り勘に近い支払いが定着しつつあると、言えるのではないでしょうか。
筆者の知人や身の回りにいるカップルからも、割り勘派が多い意見をよく耳にします。その一部を抜粋してみました。
奢ってくれたほうが尽くしてくれている感じが味わえて、女性としては充実感がありますよね。
しかし、恋人関係にもなれば距離も近くなることから、財布事情を知る機会も出てくるでしょう。相手に無理をさせたくない思いから、割り勘を選ぶ女性が多いようです。
ちなみに男性側はどう思っているのか、聞いてみたところ、以下のような意見が集まりました。
割り勘にすることに、申し訳なさを感じている男性が多いようです。また、彼女の財布事情を加味しながら、ムリのない範囲内で割り勘にする男性も。
基本的には奢ってあげたい気持ちはあるようですが、経済状況を考えるとなかなか難しいようですね……。
デート代はお金に関わるので、現実的に割り勘派を取るカップルが多いことがわかりましたね。しかし、大事なのは割り勘にせよ、奢ってもらうにせよ、相手への思いやりではないでしょうか。
相手が奢ってくれる、相手が少なからずお金を出してくれる――。そのことに対して、男女問わずお互いに感謝をし、お礼を言えるといいですね。
それがきちんとできるカップルなら、割り勘の事情はさておき、ふたりの関係はきっとうまくいくはずです。お金事情に悩んでいる女性がいたら、ぜひ考え方の参考にしてみてくださいね。
【参考サイト】
・男性が本命女性にかけるお金はいくら?デート代事情も(セキララゼクシィ)
・20 代の金銭感覚についての意識調査 2018(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)
Written by 柚木深つばさ