キスは、男女の恋愛をより円滑にするために欠かせないコミュニケーションです。ただ、これは男性の立場から主張するのですが、男性は割とキスにうるさい奴が多いんですよね。
そこまで細かい注文を付けることは稀ですが、それでも細かい部分で妙にこだわりを見せている男性というのは少なくないんです。
そこで今回は、男性がキスをする際に、相手の“リップ”に対して密かに抱いている不満点について、いくつか紹介したいと思います。
男性という生き物は、とにかくしょうもない部分でワガママなものです。
女性には「すっぴんじゃなくて、化粧をしていてほしい」と思う一方で、たとえば彼女が唇にリップなんかを乗せたりして、その状態でキスをせがまれると、ちょっと本音では「ああ、後で唇を拭かないとなぁ」というような身勝手な思いを抱いてしまいます。
もちろん、全員ではないのですが、そういう男性は多いです。もともと男性は化粧文化を持ちませんから、唇に何も付着していない状態がニュートラル。そのため、唇に何かが付着しているのが、どちらかと言えば違和感をおぼえますし、なんなら不快だったりするわけですね。
フランクフルトなんかを食べててケチャップが唇に着くと拭いたくなりますが、まさにあんな感じのことを、男性はリップに対して思ってしまうということです。
ここでみなさんにもちょっと説明しておきたいことがあります。
男性って、前述のように少なくない数が「リップつけた子とキスすると、なんか唇に残ったあの感じが嫌なんだよなぁ」と考えているものですが、恐らく今、このコラムをご覧の多くの方々が「そんなことないでしょ(笑)」とお思いのことだと思います。
そりゃあ、そう思うのも当然です。だってどこの世界に、キスという重要なコミュニケーションをした直後に、唇を拭う無礼な人間がいるんだって話ですからね。
でも、これは誓って真実ですが、リップ跡が付着したままの男性がその辺をうろうろしているかといえば、していないんですよ。
ということは、彼らはリップをした女性とキスをしたあと、どこかしらのタイミングで、隙を突いて拭っていると言えるのではないでしょうか。なにせ筆者自身もキスの後、隙を見て唇に付着したリップを拭っていますからね。そして同じような男性は周りに大勢いるところです。
やっぱり男性の多くはリップスティックを持っていませんし、化粧もしません。だから唇にリップが付着すると、例えるなら唐揚げのジューシーな油が着いたままのような感覚に陥ってしまうものなのです。
ああいうのは拭ってさっぱりしたい。それが男性の習性ということですね。無粋なんですよ、男性って。
みなさんも恐らく「ああ、リップクリームぐらい着ければいいのに」と思うほど唇が荒れている男性を見かけることがあると思います。これだってやっぱり、唇の違和感がどうしても嫌で、ケアをしたくないという男性の習性の一環と言えるでしょう。
唇が荒れていようと、リップクリームをしていようと、どっちも違和感をおぼえるわけだから、だったらケアをしなさいよ、ということなんですが、男性はそこまで合理的ではない生き物ということなんでしょうね。
かと言ってキスを全くしたくないと考えているわけでもないのが男性です。リップの感触は苦手だけど、彼女とはキスがしたいというのが男性。
めんどくさいものですよね(笑)。
Written by 松本 ミゾレ