付き合う前は、朝の「おはよう」に始まり、夜の「おやすみ」までマメにLINE(ライン)をくれた彼も、付き合い始めたとたんに連絡してこなくなる……。
よく聞く話ですが、なぜ男性は彼氏という肩書を得るとLINEしなくなるんでしょう? 本音を探ります!
男性の多くは『狩人』のスタンスで恋をします。好きな女性が自分のものになるまでは必死で追いかけますし、全力で口説きにかかるものです。
けれど、狙った女性が自分の彼女になれば、それまで一生懸命だった分、ホッとしますし気も抜けるのでしょう。
「もう、そんなに頑張らなくてもいい」
「必死になって追いかけなくても、彼女は俺のもの」
そんな心の余裕ができて、一気にリラックスモードに切り替わります。男性にとって彼女は癒やしと安心の存在ですから、片思い中のドキドキ感や興奮は要らなくなるのです。
そして彼女に愛されているという自信から、「マメに連絡しなくてもいいだろう」とつい思ってしまうようですね。
LINEを送らなくなる男性心理には2パターンあって、「彼女に飽きたから面倒くさい。距離を置きたい」というネガティブなものと、「彼女を信頼しているからそれほど送らなくても大丈夫だろう」というポジティブなものがあります。
交際がスタートし始めた頃は後者がほとんどで、男性は良い意味でLINEがマメじゃなくなるんです。
女性は、付き合っているにもかかわらず「私のこと好き? 本当に好き?」と、彼氏の気持ちを確認したがるものですが、男性にはそうした不安がほとんどありません。
恋人同士になったなら、愛し合っているのが当たり前。なぜ今さらチェックしなければならないの? と疑問に思うでしょう。
そのため、男性は交際前に必死で「俺のことを好きになってほしい!」とLINEを送りますが、お付き合いが始まれば安心して、やたらとLINEを送ることはしなくなるんです。
彼女から愛されているという信頼がそうさせるようです。
男性は、付き合うまでにテンションを高めて必死になりますが、女性は交際がスタートしてから愛情が高まっていきます。
男性のテンションが付き合い始め時点でピークを迎えるのに対して、女性は交際が始まってから右肩上がりに愛情もテンションも高まっていくんです。
そのため女性の多くは、恋人同士になってからのほうが付き合う前に比べてLINEの頻度が上がっているはず。
男性心理としては、「わざわざ俺が送らなくても、彼女がいっぱい送ってきてくれるし……」というわけ。
女性は交際前にマメなLINEをもらっていた分、「彼氏が素っ気ない」という印象を受けるのでしょうが、そういう状況の一端を作っているのは、実は自分だったりするんですね。
男女関係はバランスが取れているかどうかが大事です。どちらもテンションが高すぎて愛が暴走していても困りますし、二人とも消極的で素っ気なくても関係がフェードアウトしてしまいます。
付き合う前は「男性が必死で追いかけて、女性は受け身」であっても、交際が始まれば「女性のテンションが上がって、男性は一段落着く」と、愛のパワーバランスが入れ替わるならOKとしては?
愛されるだけが幸せではありません。そして、愛されたいと思うなら、まず自分から愛することが大事です。あなたが気持ちのこもったLINEを送れば、彼氏だって心がほっこりする返事をくれるはず。
彼氏とは、どちらが一方的に与える側になるわけでもなく、ちょうど良く愛をキャッチボールするのがベストでしょう。
Written by 沙木貴咲