射手座は人によってイメージがだいぶ違うかもしれません。また、自分の意外な一面を見つけて、「私って本当はどんな人なんだろう?」と考えてしまう人も少なくないでしょう。
射手座の性質を深掘りした時に“あなたも知らないあなた”が見えてくるかも……?
射手座には、楽観的な性格と緻密な性格が共存して、生まれながらに二面性を持っています。楽天的で明るい人が多いかもしれませんが、普段の生活でどっちがどのくらい強く出るかで、印象はだいぶ変わってくるでしょう。
朗らかで人気者タイプの射手座もいれば、おとなしく細やかなタイプの射手座もいて、キャラに幅があるんです。
また、どちらか一方が色濃く出ている人は、挫折や挑戦、困難などをきっかけに「もう一人の自分」を発見することになるはず。
いつも元気で無鉄砲だったのに急に神経質になったり、何事も丁寧に進めていたはずがいきなり適当になったりする、というのも射手座には珍しくない話。
とはいえ柔和なサバサバ系であることは間違いなく、つかみどころがないと言われがちですが、人間関係もソフトで軽やか。
繊細さや緻密な面は自分自身にしか示されず、他人に対して口うるさく言うこともないため、「付き合いにくい」と嫌われるようなタイプではありません。
射手座は束縛が苦手で、常に自由であろうとします。厳しいルールや制約の元ではストレスが溜まり、「自分がやりたいことをやりたい」「好きにやらせてほしい」という不満が爆発しやすいでしょう。
特に、何の楽しさもない仕事を続けたり、面白みのない日常を継続したりすることには、耐えられません。高給でもあっさり転職をするとか、突然遠方へ引っ越すなど、周囲が驚くような行動をいきなり取る場合も。
また、人と群れることは得意ではなく、居心地の良い人がいなければ一人を好みます。単独行動を気楽と捉えるので、あまり寂しいとは思いません。
無理をして人に合わせる方が、射手座にとっては苦しいことなのです。
恋愛でも仕事でも趣味でも面白いと思ったらすぐ飛びつくものの、飽きるのも早くて、粘り強く続けることは厳選されます。
フットワークは軽いのですが、周りを振り回す場面が多いかもしれません。ただ、そうした自分の性格を隠そうとはしないため、「無邪気」「子どもみたい」と思われるケースが少なくないでしょう。
射手座は好きな人ができると、とてもわかりやすい態度を見せます。「好きのサイン」が単純で行動に出やすく、恋心はすぐに周りへ知れてしまうでしょう。
しかも、自分からアプローチしたり、告白したりと、受け身で待つことができないタイプ。恋の展開は早ければ早いほど良く、気持ちも盛り上がるようです。
ただし、好きになっても「やっぱり違った」と心が変わりやすいところが、射手座の難点。男性は特に浮気者が多く、結婚するまでは複数の人と噂になる可能性もあります。
独身時代はフラフラしがちな射手座ですが、いったん結婚すると家族第一になります。
その傾向は女性よりも男性によく見られ、たとえば市川海老蔵さん、小室哲哉さん、ロンブーの田村淳さん、古田新太さんなどが、例としてはわかりやすいでしょうか。
射手座には無邪気で子煩悩な面もあり、結婚前は「自分が親になるなんて想像もつかない」と思っていても、赤ちゃんが生まれれば良き母、良き父になれるはずです。
ただし飽きやすい射手座は、いつ結婚を決めるかが難しいかもしれません。仕事や趣味など、夢中になれるものを追いかけているうちは、なかなか身を固める気になれず、結婚は後回しになりがちだといえます。
射手座の人生の軸となるのは、「自分の限界に一人で挑み続けること」
好きなことや人生を捧げてもいいと思った分野に対しては、とことんこだわるのです。そして、誰にも邪魔をされたくありません。
熱しやすいものの冷めやすく、つかみどころがないと言われても「自由に生きたい」という根っこの部分は生涯変わらないのです。
それを自分も周りも大切にできたら、射手座は有意義で価値ある人生を送れるでしょう。
Written by 沙木貴咲