銀座コリドー街と聞けば、首都圏在住の人はピンと来るはず。そう、言わずと知れたナンパスポット……もとい出会いの街です。噂に聞いたことがあるとは言え、実際に足を運んだことがある人もいるのでは?
この記事は、銀座コリドー街デビューを目論む(もくろむ)人向けのガイダンスです。ご参考にどうぞ。
銀座という響きだけで、「ひぇー、敷居が高い」と怖じ気づく人も多いでしょう。確かに銀座は、敷居も高けりゃ価格帯も高いです。ですが、コリドー街は話が別。リーズナブルなお店が連なる、お財布に優しいストリートなんです。なんてったってガード下ですからね。
そう、コリドー街はガード下に存在します。初めて訪れる人にとっては、「ここはホンマに銀座かいな?」と、首を傾げたくなるかもしれません。ですが、住所はちゃんと「中央区銀座」です。
位置的には、有楽町駅から新橋駅へのガード下。「ひとくちに銀座と言っても色々だなぁ」と、社会勉強になりますよ。
ガード下でリーズナブルで銀座っぽくないと書きましたが、それでも銀座は銀座です! 筆者の目線では、やはりそれなりに小綺麗な恰好の男女が多いように見受けられます。
「小綺麗な恰好」の定義ですが、これは決してブランド物を纏って(まとって)いるという意味ではなく! ヨレヨレのジーパンや、毛玉がついているようなニットを着ている人はいませんよ……というニュアンス。
おろしたての服であれば、ファストファッションでも充分でしょう。着古したブランド物よりも、おろしたてのファストファッションのほうが小綺麗に見えます。小綺麗な恰好をしていることで、自信を持ってナンパ……もとい出会いに臨むことができるでしょう。
出会いの街とはいえ、24時間いつでも出会えるとは限りません。「コリドー街へ行ったのに出会いがなかった」「自分は可愛くないからだ」と落ち込む女性もいるようですが、可愛くないから出会いがないわけではなく! 行く時間帯を間違えているだけです。
ものすごく大げさな例を挙げると、日曜のランチ帯にコリドー街をうろついても、そりゃ出会いはないでしょう。コリドー街へ行くなら、仕事帰りのサラリーマンが集う平日! 時間帯は22時前後がベストです。
女性のおひとりさま飲みが流行っている昨今ですが、コリドー街は、誰か女友達と行くことをオススメします。と言っても、大人数の団体サマはダメですよ。女性の集団は、男性にとってはぶっちゃけ怖い存在。声なんぞかける気にはならないでしょう。
ベストは二人組です。パートナーの選び方ですが、これはいちいち言うまでもなく、あなた自身と目的が同じ女友達をセレクトしましょう。「彼氏と絶賛ラブラブ中」だとか「オトコなんて皆ケダモノよっ!」などのご友人を誘っても意味がありませんから。
今回の記事では、東京都中央区銀座の出会いスポットに的を絞りましたが、実はどんな街にもコリドー街は存在するんです。筆者に言わせりゃ、豊島区大塚にも、板橋区下赤塚にも、埼玉県和光市にも、それぞれのコリドー街が存在します。
そこに出会いが生まれるか否か……それは、自分自身が心の底から出会いを求めているかという一言に尽きるのだと思います。「出会いが欲しい」という強い思いがあれば、どんな街を歩いていても、不思議と声をかけられるものですよ。
Written by 菊池美佳子