空気が乾燥する冬場。カサカサのお肌やちりめん皺(じわ)に悩んでいる女性は、意外と多いのではないでしょうか。
今回は、乾燥に負けない美肌を育むために、手作りボディミストの作り方とおすすめ冬レシピ3つをご紹介します。
自分でボディミストを作れば、お肌に優しい安全な成分だけを選ぶことができるので、安心して使うことができますよ。また、天然の精油をブレンドすれば、自分好みの香りを楽しむこともできます。乾燥が気になる人は、ぜひ試してみてください。
【材料(50mlボトル1本分)】
・精製水:50ml
・乳化剤(グリセリン):5滴
・精油:10滴以下(1滴あたり0.05mlとする)
※お肌への安全性を考慮し、精油の濃度は全体の1%以下の範囲内で調整してください。
【作り方】
1.品質の確かな精油を見つける
精油は、様々なメーカーから色々な種類が販売されていますが、なかには香料などが混ざっているものも存在します。
精油を選ぶ際は、精油の原材料となっている植物学名、その植物の生育地、精油の蒸留年月日、使用期限、成分分析表の有無を確認しましょう。
また、ボディミストはお肌に直接つけるものですので、残留農薬や酸化防止剤が含まれていないものを選ぶのもポイントです。
2.好みや目的に合った精油を選び、禁忌事項を確認する
精油の中には、アレルギーを引き起こす恐れのあるものや、妊娠中は控えた方がいいものもあります。
精油を選ぶ際には成分分析表を参考に、それらの禁忌事項を確認し、用法・用量を守って正しく使いましょう。自分で判断がつかない場合は、専門家への相談をおすすめします。
3.使用濃度を決める
1%を上限として、精油の濃度を決めます。初めて精油を使う場合など、使用に心配がある場合は、低めの濃度から試すのがおすすめです。
4.材料をブレンドする
精油は油性の成分ですので、そのままでは水に溶けません。そのため、乳化剤(グリセリン)などに混ぜてから精製水とブレンドします。
ビーカーに乳化剤(グリセリン)を入れたら精油を混ぜ、その後、精製水を入れてから、専用の撹拌(かくはん)棒でかき混ぜるのがおすすめです。
※禁忌事項のない精油であっても、原液がお肌に直接つくのは危険です。注意しながらよく混ぜましょう。
5.使用前にパッチテストを行う
ボディミストが完成したら、腕の内側に少し付けて48時間様子を見ます。多くの場合、アレルギー反応は20分以内に出ますが、48時間後、異常が出ないのを確認してから使用すると安心です。
1.ラベンダー・アングスティフォリア×ゼラニウム・エジプト
肌質を問わずに使えるブレンドです。
ゼラニウム・エジプトは、皮膚の抗感染作用が高く、乾燥でバリア機能の衰えたお肌を菌などの外的要因から守ります。ラベンダー・アングスティフォリアは、精神安定作用が高く、神経系の不調に効果的です。
2.ローズウッド×パルマローザ
バラに似た香りで、ラグジュアリーな雰囲気に浸れるブレンドです。
ローズウッドは、皮膚組織再生作用と収斂(しゅうれん)作用に優れており、スキンケアに最適。パルマローザは、皮膚弾力回復作用が高く、シワ予防に効果が期待できます。
3.ネロリ×プチグレン
柑橘系の香りが爽やかなブレンドです。
ネロリは、甘く優雅な香りが特徴で、心に安らぎを与えてくれます。プチグレンも、高ぶった神経を鎮静させる作用に優れており、憂鬱な気分を取り払うのに効果的です。
精油は単体で使うより、できれば2種類以上ブレンドし、変化を楽しむのがおすすめ。複数の作用が合わさることで、より健やかな美肌を育むことができます。
おすすめレシピを参考に、この冬の乾燥対策は、手作りボディミストを活用してみませんか。
Written by nana